2017年9月5日

【アンケート】子犬のしつけで一番苦労したのは?

犬はペットとして世界で最も人気のある動物です。日本でも犬の飼育数は増えており、「しつけ」などの問題で困ったという声も増加しています。

日本で実施された「子犬のしつけで一番苦労したのは?」というアンケートには、どんなシーンで困る事が多いのか、或いは飼い主がどういった気構えをすればいいのか、等のコメントが多数寄せられました。

これらは、「飼い主からこれから子犬をお迎えしたいと思っている方」への助言にもなるかと思いますので、是非ご参考ください。

■調査概要
実施会社:株式会社F.LIGHT(Qpet編集部)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2017年4月19日〜4月26日
調査対象:20歳以上の犬を飼っている男女
有効回答数:男性37名、女性63名 計100名

子犬のしつけで一番苦労したのは?



「【アンケート】子犬のしつけで一番苦労したのは?」の結果グラフ 順位は「トイレ」41%、「吠え癖」35%、「その他」24%でした。
人と犬が、共同生活する最初の問題は「トイレ」のしつけのようです。室内飼いの場合は特に影響が大きいようです。

トイレシートがあるのにそこで用を足さないから。何度教えても覚えず、いつもトイレでない床の上や散歩中に用を足すから。
(30代/女性/派遣社員)

トイレを覚えるまではあちこちでしてしまい、ただ怒ると排泄自体を悪い事と思うと聞いていたので苦労しました。上手く出来た時は褒めるを繰り返し躾をしました。
(40代/女性/専業主婦(主夫))

排泄は必ず家の外でするように練習していましたが、なぜか姉のベッドでおしっこをする癖がついてしまい、それを直すのに苦労しました。姉のベッドでしなくなるまで2か月くらいかかりました。
(40代/女性/専業主婦(主夫))
お迎えしたときに子犬がある程度月齢を経ていると、トイレのしつけに時間がかかる事が多いようです。2か月でトイレを覚えたというコメントもあれば、2歳ごろになってようやく覚えたというコメントもありました。

35%の人が子犬の「吠え癖」のしつけに困りました

吠えているパグル(ミックス)の子犬
先住犬がいる家庭では、先住犬が子犬を指導してくれる例もあるそうです。ただし、指導してくれるかは犬の性格によるので過度な期待は控えましょう。

小型犬で甲高い鳴き声が特徴だったので、夜間に吠えないようにしつけるのが大変だった。
(30代/女性/パート・アルバイト)

トイレは母犬がしつけてくれたので苦労しなかったが、無駄吠えのしつけ方はわからなかった。
(30代/女性/専業主婦(主夫))
犬を多頭飼いしている場合、お互いに刺激しあって無駄吠えが多くなるシーンもあります。小型犬はよく吠える犬種が多いので、特に夜の無駄吠えに神経を使うというコメントが寄せられています。


「その他」24%には「かじり癖」や「拾い食い」なども

長靴を噛んでいるローデシアン・リッジバックの子犬
甘噛みとかじり癖です。噛んだら痛い!と大げさに言って悪いことだと教え、壁紙やこたつの足をかじられては代わりに牛のひづめを与え…今は痛くないような噛み方をするようになりむやみにどこでもかじらなくなりました。
(30代/女性/パート・アルバイト)

床に落ちている物は何でも口にしてしまう子だったので、誤飲の不安があり苦労しました。実際に洋服についている小さめのボタンを飲み込んでしまいましたが、無事に排泄物と一緒に出てきました。
(40代/女性/専業主婦(主夫))

ゴミ箱を遊ぶ道具と思っていたのか、頻繁にひっくり返して中のごみを散らかしていました。ふたつきにかえたり、さらに重しを載せたり、ぬいぐるみをおいて怖がらせたりしてさわるものではないと根気よく教えました。
(40代/女性/個人事業主)
好奇心旺盛で食いしん坊な犬の場合、ごみ箱から生ごみを食べたり、散歩中に落ちているものを飲み込んでしまったりという可能性が指摘されています。実際に無機物を飲み込んでしまったという声も上がっており、愛犬のしつけに苦労された事が伺えるのではないでしょうか。

このように様々なしつけの苦労を乗り越えた方々からは、「やはり専門家の力を借りればよかった」と後悔する意見も出ています。

子犬のしつけで悩んだら専門家を頼るべき?

女性に抱かれているダックスの子犬
よく吠えることが多かったのでちょっと困ってブリーダーに相談しました。自分もよくわかっていなかったです。
(30代/男性/正社員)

トイレトレーニングです。なかなか覚えてくれませんでした。これだけでもトレーナーさんに頼めばよかったと後悔しています。
(40代/女性/専業主婦(主夫))
「愛犬」と「飼い主」の関係性を重視し、子犬のしつけを自力で乗り切ろうとする方が多いようです。

しかし、「専門家の意見を活用すればよかった」という後悔のコメントが寄せられている事から考えると、相性がいいブリーダーやトレーナーに学ぶことは前向きな努力といえるかもしれません。

特に、最初のお迎えでは愛犬をうまくしつける事は難しいです。

自分で教えてしつけをしてあげたい方も、「どうしても困ったときのために専門家がいる」と覚えておいてください。

この記事が気に入ったら
Qpetに「いいね!」しよう

文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


合わせて読みたい


  • もしもマガジン Qpet協力ドクターの紹介
  • PAGE TOP