2017年12月2日

犬はストーブに近づきすぎる!飼い主が気を付けるべき3つのポイント

冬にストーブを付けると、犬がそのすぐ近くでずっと温まっていることがありますよね。

長時間ストーブの前にいると、飼い主としては危険なのではないのかと気になってしまうと思います。

今回は犬がストーブを好きな理由とストーブの危険性、対策についてまとめました。

犬がストーブを好きな理由とは?

ソファからこちらを見るチワワ 犬は寒さに強くて丈夫なイメージがありますが、家庭で飼われている愛玩犬は暖かい地域原産の犬種が多いため寒さに弱いといわれています。

例としてはプードルやチワワ、マルチーズ、パピヨン、ミニチュアダックスフンドなどが挙げられ、特にチワワは寒さに一番弱い犬ともいわれています。

また、シングルコートの犬は寒さに強くありません。

犬の被毛にはシングルコートとダブルコートの2種類があり、ダブルコートであれば皮膚を守るための長い毛(オーバーコート)と体温を調整するための柔らかい毛(アンダーコート)の両方があります。

しかし、シングルコートの犬はアンダーコートを持たないため寒さから身体を守ることが苦手なのです。

シングルコートの犬には、グレーハウンドやミニチュアピンシャー、ヨークシャーテリアなどがいます。

そして、もともとは寒さに弱い犬種ではなくても環境によって寒さが苦手になることがあります。

最近では外飼いよりも室内飼いが一般的になっていますが、室内は常に居心地の良い温度に調節されています。

そのため身体が暖かい状態に慣れ、寒さに対応できなくなってしまうのです。

その他に、子犬や老犬も自分で上手に体温調節を行うことができないので寒さが苦手です。

このように寒さに弱い犬は少なくなく、ストーブを付けると近寄って身体を温めるのです。

ストーブでやけどする可能性も

フローリングに伏せるシェパード ストーブで温まるのは良いのですが、あまりに近づきすぎると毛に火が燃え移るなど、事故につながる可能性があります。

また、ストーブの前で寝てしまったりすると低温火傷になってしまいかねません。

さらに、長時間ストーブにあたっていると皮膚が乾燥してしまいます。

これによってフケが多くなったり皮膚がかぶれてしまったりすることもあるので注意が必要です。

犬は身体全体が被毛で覆われているため人間よりも熱さを感じにくく、何も感じないままストーブのすぐ近くでずっと寝ていることもあります。

そのため自分自身では気が付かないうちに火傷していることもあるので、飼い主が十分に気を付けてあげる必要があります。


犬を守るための対策法

石油ストーブ 愛犬を危険な目に合わせないためには、十分な安全対策が必要です。

ここでは寒い季節にぜひ実践してほしい対策法を3つご紹介します。

パネルヒーターやオイルヒーターを使う

火がつくタイプの石油ストーブよりも、パネルヒーターやオイルヒーターのほうが安全です。

ヒーターにすれば、少なくとも毛に火が燃え移る心配はなくなります。

ストーブガードを付ける

ストーブを使用するときは、ストーブガードを付けるのがおすすめです。

これがあれば犬はストーブのすぐ近くに寄れないので、安全対策としては非常に有効です。

タイマーを使用する

長い時間、暖房器具を使用することによって、気付かないうちに低温火傷していることがあります。

タイマーを使って付けっぱなしを防ぎ、低温火傷しないようにしましょう。

まとめ

フローリングに伏せるゴールデンの子犬 愛犬がストーブの前で暖をとっている姿はなんだか微笑ましいですが、火傷を負うなどのリスクもあります。

愛犬を危険から守るためにも、暖房器具を使用するときにはきちんと安全対策を行ってください。

もちろん、万が一火傷してしまったらすぐに病院に連れて行ってくださいね。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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