2017年12月26日

【愛犬の寒さ対策:事前チェック編】まずは「寒さのサイン」を見分けよう

冬の寒さが辛いのは、人だけでなく犬も同じです。

冬になって愛犬の様子に変化が現れてきたら、それは寒さを感じているサインかもしれません。

愛犬が体調を崩すのを防ぐためにも、寒さのサインを出していたらしっかり対策をしてあげることが大切です。

寒さを感じやすい犬とは?

犬が毛布の中にくるまっている様子 犬は猫とは違い寒さに強い動物だといわれていますが、寒さに弱い犬も少なくありません。ここでは寒さを感じやすい犬の特徴をみていきましょう。

小型犬

小型犬は中型犬や大型犬よりも地面に近い位置にいるので下からの冷えを直に感じやすいです。

寒さ対策では上から毛布を掛けるだけでなく、下からの冷気を防ぐことが大切です。

シングルコートの犬

ダブルコートの犬は皮膚を守るオーバーコートと体温調節をするアンダーコートの両方を持っていますが、シングルコートの犬はアンダーコートがありません。

そのため体温調節が苦手で、寒さにも弱いです。

病気の犬

当然ながら病気を患っている犬には寒さがこたえます。

闘病中はもちろんのこと、病み上がりにもしっかり防寒してあげることが大切です。

犬が寒がっているときのサイン

ソファの上でパグが伏せている様子 犬は人間のように「寒い」と言葉で伝えることはできませんが、寒さを感じているときには身体にいろいろな症状が出てきます。

愛犬を日頃からよく観察し、寒さのサインを見逃さないようにしてください。

行動

犬が寒さを感じているときには、人間と同じように身体をブルブルと震わせます。

これは、筋肉を震わせることによって体温を上げようとしています。また、身体を小さく縮めて丸まっているのも寒さのサインです。

こうすることによって、体温が逃げるのを防いでいます。

その他にも、暖かい場所に移動する、人のそばにいつもよりくっついてくるなどの行動が見られたら寒さを感じている可能性があります。

散歩

犬は基本的に散歩が大好きな生き物です。にもかかわらず散歩に行くのを嫌がるのであれば、それは寒いと感じている証拠かもしれません。

しかし散歩をしないと血行が滞って身体がより冷える原因となってしまうので、散歩を渋るときでもしっかり防寒をしたうえで外に連れ出した方がよいでしょう。ただし、あまりにも嫌がるようであれば様子を見てください。

水を飲む量

寒いときは快適な温度と比較すると水を飲む量が減っていることが多いです。

しかし、水を飲むのは泌尿器系の病気を防ぐために大切なことです。寒くて動きたがらないときでも軽く運動させ、きちんと水を飲むように促しましょう。

また、寒いと下痢をすることもあるので便もよく観察するようにしてください。異常だと思ったら動物病院で診てもらうことをおすすめします。

冷え性の可能性も

前述した寒さのサインに加えて肉球が冷たい、歯茎の色が白いなどの症状がみられたら、それは冷え性になっている可能性があります。

冷えが原因で全身の血行が悪くなると筋骨格系の病気につながる可能性があるので注意が必要です。

また、感染症や低体温症の原因にもなるのでより入念に寒さ対策をするようにしましょう。


犬の防寒で注意するべきこと

犬が毛布らしきものをかぶっている様子 犬の防寒をするときには、犬と人間では感覚が違うことに留意する必要があります。

犬は人間とは異なり全身に汗腺がないので、汗をかくことによって熱を発散するのが苦手です。そのため、人間と比べて低めの温度を好みます。

人間にとっては少し肌寒い18~22℃が犬にとって快適な温度であることを覚えておきましょう。

まとめ

服を着た犬が芝生の上でお座りをしている様子 犬は本来人間よりも寒さに強い動物ですが、人間と暮らしを共にしてきたことによって寒さに弱い犬も増えています。

病気になってしまってからでは遅いので、普段から寒さのサインを見逃さないようにしっかり愛犬を観察するようにしてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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