2018年1月6日

小型犬が嫌がったり、噛んだりしない正しい抱っこについて

小型犬の飼い主は、正しく抱っこをすることが出来ているでしょうか。

しつけ中で甘やかしてはいけないからと、小型犬の抱っこを控えている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、正しい抱っこを行うことで、スキンシップが取れるだけでなく愛犬との絆が深まります。

実はしつけにも重要な、小型犬の正しい抱っこの仕方までご紹介していきます。

犬が嫌がる抱っこの仕方や理由

飼い主が犬を抱っこしている様子 愛犬が嫌がる、抱っこの仕方や理由についてご紹介します。

抱っこが安定していない

犬は猫と違って、高いところから落ちることが得意ではありません。

小型犬の場合特に高いところや足元が安定していないところに恐怖を感じることがあるようです。

抱く時に足が宙に浮いていると、特に不安感が強くなります。

仰向けに抱っこする

飼い主がよくしてしまう間違った抱っことして、仰向け抱っこがあります。

赤ちゃんのように可愛い小型犬をこのように抱いてしまう気持ちもわかりますが、犬にとっては不安な抱っこです。

不安なだけではなく、内臓に負担を与えることにより、食後には嘔吐をさせてしまう可能性もあります。

前足の脇に手を入れる抱っこ

危険な抱っこの仕方 人間の赤ちゃんにするような抱っこは危険な抱き方です。

犬には鎖骨がなく、前足を横に開くことができません。

前足を引っ張って持ち上げようとすると、脱臼などの症状を引き起こしてしまいます。

痛がっているような素ぶりを見せるときは、早めに動物病院に連れて行ってあげましょう。

犬が抱っこすると噛んでくる理由と対策

犬が飼い主の手を見て怒っている様子 基本的に、犬というのは飼い主が大好きで忠実な動物です。

普段は噛むことなんてないのに、抱っこの時にだけ噛むというのは必ず原因があります。

原因の一つに、犬の中で抱っこと嫌な記憶が結びついている可能性があります。

例として、抱っこをした時に無理やり爪を切られ痛かった、抱っこをした後ゲージに入れて動物病院に連れて行かれた、抱っこされるとお風呂で体を洗われるなどになります。

このような思考回路になっている場合は、犬も嫌なことをされたくないので必死になって飼い主に噛み付いて逃げようとします。

心当たりがある場合は、無理やり何かをするための抱っこを控えましょう。

抱っこをするときにお菓子をあげる、抱っこをしながら撫でるなど、愛犬が好きな事と抱っこを結びつけることが大切です。


小型犬の正しい抱き方

男性が正しく小型犬を抱っこしている様子 小型犬の正しい抱き方についてご紹介します。

まず、利き手を脇の下に通して犬の上半身を包み込みようにして支えます。

そして反対の腕でお尻を支えて、犬と自分の体をぴったりと密着させます。

ここで犬の様子を観察して、落ち着いているようだったらそっと持ち上げてあげましょう。

抱っこに慣れていない愛犬には、抱きしめた後にお菓子をあげたり、飼い主が床に座った状態で膝の上で抱っこして慣れさせるようにします。

まとめ

飼い主が小型犬を抱っこしている様子 小型犬の抱っこの仕方についてご紹介しました。

犬は足が地面についていないと不安、高いところが苦手だということを理解してあげましょう。

また、犬の身体の構造を理解して抱っこすることや、愛犬に抱っこと好きな事を結びつけるように教えて上げることです。

抱っこは大事なスキンシップなので、今回ご紹介した内容をぜひ実践してみてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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