2017年12月11日

犬が散歩で突然歩かなくなる理由

犬にとって散歩はとても大切なものです。

もちろん歩けるならば歩いた方がいいのですが、歩かない理由にもよって答えも変わってきます。

この場合、まず必要なのがなぜ歩かなくなってしまったのか、その理由を見つけることが重要になります。

【理由①】犬の性格や気分によるもの

道端に座り込む少女と二匹のコーギー 犬にも「今日は散歩の気分ではない」という日があります。

これは散歩に行く頻度が毎日ではなく、隔日だったりする家庭の犬に多くみられる傾向です。

子犬の頃から散歩にいく日が不定期な場合には、今日は散歩に行かなくてもいいかと犬が勝手に判断してしまうという場合もあります。

また、内向的な性格により外界での刺激に敏感、というケースもあります。

【理由②】散歩で怖い体験をしたことがある

リードをつけたまま怯えた表情でこちらを見上げるミックス犬 散歩には飛び出すけれどとある場所にくると立ち止まってしまう、そこから先に歩こうとしないという場合はその先で怖い体験をしたのが原因である場合があります。

散歩コースにいつも吠えかかってくる犬がいる、その場所で虫や鳥に驚いた、理由は様々ですが、特定のコースだけ嫌がるという場合には何か理由があるのかもしれません。

その場合にはコースを変えてみるなど色々な場所を散歩させて散歩は楽しいものだということを思い出させてあげましょう。

怖い記憶を楽しい記憶で上書きして上げることでまた散歩で歩きだすようになるでしょう。


【理由③】飼い主のリアクションを求めている

地面に仰向けになってリラックスしているラブラドールレトリバー 犬が道端で座り込んで動かない姿を見て、笑ったことはありませんか?その反応が嬉しくて何度も繰り返している可能性もあります。

特に、立ち止まった時に犬のそばまで寄って行ったら突然立ち上がってまた歩き出す、というような様子をみせる場合は自分へ関心を向けることが目的でしょう。

他にも、自分が立ち止まればリードが緩むことを理解している犬もいます。

つまり、立ち止まれば進行方向を自分の好きな方向へ変えられる、と思っているのです。

【理由④】歩くことが好きでなく、抱っこしてほしい

女性に抱かれている子犬 前項と似ていますが、飼い主に抱っこをして欲しいという理由から歩くのをやめる犬もいます。

まだ散歩に慣れていない子犬の頃に、立ち止まる度に抱っこしていたのであればその可能性は非常に高いです。

この理由の場合は歩くこと自体へのモチベーションが低いということなので、なかなか改善は難しいかもしれませんね。

【理由⑤】加齢や体調不良の場合も

フローリングの床に伏せているシーズー 数日以上家から出ようともせず歩く頻度が一気に減ってしまったという場合は体調不良を疑ったほうがいいかもしれません。

ケガが理由の場合やシニア犬になってくると脚を動かすだけで痛みが出る関節痛などの症状も現れます。

こうなった場合にはまずは動物病院にいくなど専門家に診てもらうのが一番です。

診てもらった上で散歩はしてもいいのか、どれくらいの距離がいいのかという適切なアドバイスを貰いましょう。

「無理にでも歩かせるべき?」犬の散歩のメリット

適度な運動によるストレスの解消、飼い主との散歩によるコミュニケーション、他の犬とすれ違うだけでも犬の社会性の向上効果があるなど、散歩は犬にとって多くのメリットがあります。

体調に問題がある場合は無理に散歩させるのはいけませんが、それ以外が理由であるならば、できるだけ歩かせるようにしたほうが結果的にも犬のためになりますよ。

道端で立ち止まるパグ 散歩で犬が歩かない理由を紹介しました。

散歩の気分でない場合や体調不良である場合など散歩で歩きたがらない場合には何かしらの理由があります。

トレーナーや医者に相談するなどして、理由を突き止めて犬にとって楽しい散歩ができるようにしていきましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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