2018年2月1日

犬のストレスサインと解消法について

犬にとって、飼い主との関係は非常に重要なものです。

犬は、飼い主に喜んでもらえるように一生懸命頑張るのですが、その頑張りが飼い主に伝わらない場合などにストレスを感じてしまいます。

今回は、ストレスを感じている犬がみせる行動や原因、その解消方法を探りながら紹介します。

この行動は要注意！

犬がストレスを感じたときに見せる行動をいくつか紹介します。

もし愛犬の行動に当てはまるものがあれば、ストレスが溜まっている可能性が高いので原因を探ってみてください。


愛犬がこのような行動を見せ始めた場合は、早目にストレスの原因を追求し、解決してあげる必要があります。

ストレスの原因は？

ストレスの原因は犬の性格に影響されるので、個体差がありますが、一般的に犬がストレスを感じていると考えられる状況を紹介します。

食事がストレスの原因となるケースとは？

犬は食欲旺盛にガツガツと食事をするイメージがありますが、実は意外と好き嫌いが激しいケースもあり、食事の量などにもうるさい美食家といえるでしょう。

好みでない食事が続くと、食欲が減退すると同時にストレスが溜まっていきます。

たとえば、肥満対策で栄養のバランスの取れたドッグフードを与える場合、カロリー計算をして量を減らすと食欲が満たされずにストレスの原因となります。

犬は肥満の問題よりも食欲を満たすことを優先しますので、愛犬のダイエットを行う場合は低カロリーなものを沢山与えてやるなどの工夫が必要になります。

住環境がストレスの原因となるケースとは？

犬は体温調節が上手くないため、暑さに弱い傾向に有ります。

人間は薄着になったり、エアコンを使用したりと快適に過ごす方法を選ぶことができますが、犬は舌を出して呼吸回数を増やすことで体温調節をしようとします。

人間よりも暑がりなので、人間が少し暑いと感じる気温は、犬にとっては非常に暑いと感じる温度だということを覚えておいてください。

また、聴覚が鋭いために人間の可聴範囲より広い範囲の音に反応します。

掃除機やドライヤーなどの機械音が苦手な犬が多いのも、人間の耳に聞こえる音とは違った音として犬の耳に届いているのが原因と考えられます。

夏場の雷や花火の音なども、犬にとってはストレスを感じさせる音だといえるでしょう。

飼い主との関係がストレスの原因に？

犬は飼い主との関係を重視しますから、たとえ飼い主が一緒に居たとしても愛犬を構うことをしなかった場合にはストレスを感じます。

また、強い社会性を持つ犬社会は群れの中での序列が明確に決まっています。

結婚や出産などで家族が増えることは喜ばしいことなのですが、犬にとってはストレスの原因になりかねません。

特に赤ちゃんが生まれた場合などは、飼い主を始め、周囲の関心が赤ちゃんに集中してしまうことからストレスを感じてしまいます。

犬のストレス解消に有効な方法とは？

犬のストレス対処法として、最も重要なことはストレスの原因を取り除くことです。

それと平行して行える、効果的な犬のストレス解消方法を紹介します。

新しいオモチャで好奇心を満たしてやる

飼い犬の場合は毎日決まった場所から、決まった景色を眺めて過ごす時間がどうしても多くなります。

犬は本来、好奇心旺盛な動物なので、新しいオモチャなどで刺激を与えてやると夢中になって、退屈やストレスを忘れてしまいます。

タオルやロープを固結びにしただけのものでも十分効果がでますので、新しいオモチャを与えてみてください。

散歩コースに変化をつけて好奇心を満たしてやる

活発な性格の犬の場合、散歩コースを変えることでストレスを解消することができる場合もあります。

消極的な性格の犬の場合はこれがストレスになる場合もあるので、愛犬の性格を見極めて試してください。

まとめ

犬のストレスサインと対処法を紹介しました。

犬のストレスの大きな要因として「飼い主のストレスが犬に伝わる」ということも有ります。

飼い主が感じるストレスを犬は敏感に察知して、飼い主と共にストレスを感じてしまいます。

できるだけ気持ちを平穏に保ち犬と接してあげることが、ストレス対策にも繋がります。

愛犬から癒しをもらう分、愛犬のことも癒してあげましょう。