2017年12月31日

犬が唸る理由はなに?原因と注意点について

犬が唸るのには理由があり、理由に応じた適切なしつけが必要になります。

ひたすら叱るといった方法は逆効果になる場合もあり、犬の気持ちを理解する努力が必要になります。

唸ることが近隣トラブルなどにつながるケースは多く、トラブルを起こした場合は飼い主の責任が問われます。

犬を不幸にしないためにもしっかりと向き合う必要があるのです。

考えられる理由は様々

テーブルの下で怯える犬 犬が唸る理由は様々ですが、一番多いのはストレスから唸りが癖になってしまうことです。

慣れない環境や人、他の犬に対する恐怖心や、おびえが出ているケース、縄張りに侵入されたことによるストレスなどが代表的です。

飼い主がしつけのつもりで厳しくしすぎてしまい、信頼関係が壊れて唸られるケースもあります。

どんなタイミングで、どのように唸っているかがを確認し、理由を考えることが大切になります。

中には唸ることをコミュニケーションとして覚えてしまう犬や、興奮しやすく唸りが癖になってしまう犬もいます。

犬に感情を制御する方法を教えるのは、飼い主の責任です。

犬社会では先輩犬が安易に唸ることが駄目だと教えますが、飼い犬の場合は飼い主がしっかりと教える必要があるのです。

唸りが続くことで起きる問題と注意点

飼い主の陰に隠れるビーグル 唸りが続く場合は、それだけ犬にストレスがかかる環境ができていることが多くなります。

犬によって性格はことなり、家に他人が上がっただけで唸るなど敏感な犬もいます。

唸っていることは感情の制御や恐怖心の克服ができていないということであり、場合によっては人を噛んだり傷つけたりする可能性があるということです。

ストレスから病気になることもあるため、犬が置かれた環境を見直すことも大切になります。

特に注意したいのは、犬が好きな人と嫌いな人の感じ方の差です。

犬に唸られるだけで恐怖心を抱く人も存在し、場合によっては事故のもとになります。

犬に吠えられた人が驚いて転び、怪我や障害が残ったことで数百万、数千万円単位の賠償請求が成立した事例もあります。

また、賃貸などであれば住み続けることが難しくなる場合もあるため、トラブルにならないようにしっかりとしつけを行う必要があるのです。


主な対策方法は?

トレーナーと犬 唸るのが癖になっている場合は、まず唸ることがいけないことであることを教える必要があります。

ただし、自分流でしつけようとして失敗する人も多く、注意が必要です。

また、犬が他人や他の犬に唸ってしまう場合は、慣れさせることも大切になります。

飼い主以外に慣れない犬は、飼い主に何かあったときに他の誰かが飼うという選択肢自体を無くす可能性も出てくるからです。

唸りがひどい場合は、専門のトレーナーにアドバイスを受けるのが重要です。

散歩やドッグランなどで慣らそうとすると、他人や他の犬にケガをさせる恐れがあります。

自己流でしつけようとすると、試せる場がなく、試すこと自体にリスクが生じる場合が出てきます。

感情を制御する方法や、社会性を身につけさせることが犬のしつけなのです。

ある程度唸るのを制御できるようになったら、散歩などで人や犬と交流させることが重要になります。

運動不足のストレスなどで感情的になっている犬は、散歩自体が唸りの解消法につながる場合もあります。

まとめ

草むらを走る2頭の犬 犬が唸るのには理由があり、ストレスや他人や他の犬に対する恐怖心など様々な原因が考えられます。

原因を取り除くだけでなく、ストレスがかからないように慣らしていくことが大切になることもあります。

唸ることが癖になってしまうと社会性がなくなるため、様々な場所でトラブルを起こす可能性が高まるからです。

犬のしつけは飼い主の責任であり、義務でもあります。

トラブルに遭遇した際に犬の安全と、自分の財産を守れるのは自分になるため、しっかりと向き合う必要があるのです。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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