2018年2月3日

春に犬が快適だと感じる湿度や温度とは?

日本は四季が明確ですから、季節それぞれの楽しみ方も様々ですよね。

しかしながら、それぞれの季節ならでは悩みや不快な一面、注意すべきことというものも存在します。

それは犬にとっても言えることですが、つい見落としがちで気づいてあげられない場面もありますよね。

今回は、四季の中の「春」を中心にして、犬にとって快適な温度や湿度、その対策に関して伝えていこうと思います。

犬にとって快適な湿度や温度とは?

布団からお尻だけ出ている犬 犬にとって最適な温度は一般的には22℃、湿度は60%程度いわれています。

しかし、犬の体格や年齢、体質によって多少の差があり、温度は22℃〜26℃、湿度は50~60%となります。

犬の平熱は37.5~39度で小さな体の犬は高め、老犬や大型犬は低めとされており、気温差1度でも個体による感じ方は様々です。

温度に関しては老犬や子犬は体力もないので大型犬よりも1度低く設定するだけで相当体は楽になります。

犬は暑すぎれば舌を出すなどして温度調節をしますが、犬は暑さに弱く、寒さには比較的強い動物です。

とはいうものの、小型犬や子犬、老犬は体力も少ない上に抵抗力も弱いので、少しの気温差でも風邪をこじらせ重症化する場合がありますので注意が必要となります。

春の季節の特徴について

遠くを見つめるアメリカンコッカー 特に春先は季節の変わり目によって体調も崩しやすく、感染症の心配も出てきます。

雪国では冬は雪に覆われていた路面が顔を出し、蓄積されていた目に見えない粉塵が舞っていますし、植物が芽を出し始めることによる花粉などの心配もあります。

人間にとっても一年の中で最も空気の質が変わる季節だと言っても過言ではありません。

また、人間からすると春は少しずつ暖かくなっていくように感じるものですが、犬にとっては暑さに体が慣れておらず、実はほんの少しの気温上昇でさえ、体には大きな負担がかかっています。


春の湿度や温度対策とは

走るダックスとチワワ 人間と犬の体感温度はやはり違いますから、人間が丁度良いと感じていても犬からしてみると寒い…暑い…と感じている場合があります。

特に春先は昼間は暖かいものの、冬はまだ冷え込みが感じられるということがありますよね。

住む地域によって更に気温差の度合いは変わります。

そこでつい見落としがちなのが、犬を留守番させている間の室内の気温差です。

冬の感覚のまま、暖房やエアコンの温度設定を変えず、飼い主が仕事や長時間の外出をしている間、昼間は特に気温が上昇しますよね。

冬の間は暖かく感じて快適に留守番をしていた犬も春はだんだんと「暑い」と感じるようになってきます。

飼い主の役目は、天気予報や体感温度、室内の温度計や湿度計を参考にして小まめに確認し、部屋の温度や湿度の調整が大切になります。

注意点

顔を撫でられる犬 やはり一番注意しなくてはいけないのは、体調の変化による風邪や病気です。

飼い主が冬の感覚のままで室内の温度や湿度設定を疎かにしていると、犬は体温調節がうまくできなくなります。

春のような大きな季節の変わり目には、ペット用の体温計を使うなどして体温をチェックしたり、実際に犬の体に触れるなどして確認することが大切です。

また、暖房器具の使用を停止すると室内も湿っぽくなりがちです。

湿気により、気づかない部分にカビが繁殖すると犬にとって良い影響はないので、暖かい日は、昼のあいだ部屋の換気をするなどして湿気にも注意が必要です。

まとめ

こうして見てみますと、やはり犬も人間と同じく季節の変わり目は体調を崩しやすい動物だということが良くわかります。

体調の変化や気温の変化をいち早く飼い主が感じ取り、愛犬が快適だと感じる環境づくりを是非行っていただきたいと思います。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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