2018年5月1日

犬にとって快適な温度・湿度について【夏編】

飼い主の皆さんは、犬が快適に過ごせる夏の温度や湿度についてご存知でしょうか。

なんとなくクーラーの温度設定をしている人もいるかもしれませんが、温度や湿度設定はとても大切です。

特に夏は暑く、熱中症の危険もあるので暑さ対策は必須になります。

今回は犬の体調管理にも役立つ、夏の温度や湿度設定のポイントや注意点についてご紹介します。

犬にとって快適な湿度や温度

犬がソファでくつろいでいる様子 犬にとって快適とされる温度は18℃~22℃とされています。

18℃くらいだと人間は少し肌寒く感じるくらいですが、犬は人間よりも体温が高いため、このくらいがちょうどよいとされています。

犬の体温を考慮すると、人間の感じる温度と同じように考えるのはよくありません。

人間がちょっと寒いと感じるくらいが犬にとってのベストな温度といえるでしょう。

次に快適な湿度ですが、大体40%~60%くらいが目安といわれています。

湿度が高いとうまく放熱できなくなってしまい、これが熱中症の一因になってしまうのです。

また、夏は皮膚トラブルがおきやすい季節でもあります。

雑菌が繁殖して感染症になったり、アレルギーになってしまったりとなかなか厄介です。

ジメジメしているのも乾燥しすぎているのもよくないので、温度だけでなく、湿度にも気をつけましょう。

夏の特徴

真夏の犬 夏は気温、湿度、ともに高くなる季節です。

犬は汗腺が少ないため、肉球や舌などでしか体温調節ができません。

人間のように体全体から熱を逃がすことができないので、熱中症になりやすいと言えます。

そのほかにも食欲低下や皮膚トラブルなど、なにかと問題がおこりやすい季節といえます。

犬は暑さには弱い生き物なので、夏の温度や湿度には十分配慮する必要があります。

犬が手足を伸ばして床に寝そべっている、はぁはぁと舌を出しているときは暑がっている状態です。

犬の様子を見ながら温度調節をしてあげるようにしましょう。


夏の湿度、温度対策

扇風機の前の犬 夏の湿度、温度対策としては、クーラーや扇風機を使って温度管理をしましょう。

犬は被毛があり、体温も高いので設定温度としては25℃くらいがちょうどよいです。

夜でも熱帯夜になるときがありますし、都心部では気温が下がらないので夜も冷房はつけておくようにしましょう。

一晩中つけていると電気代もかさむので、タイマー機能を活用してみることをおすすめします。

ホームセンターなどに行くと、冷却機能がついているバンダナやマット、スプレーなども販売されています。

このような専用のグッズを活用してみるのもいいでしょう。

注意点

犬が床に伏せている様子 日中、犬をお留守番させている飼い主も多いでしょう。

夏は、お留守番をさせるときもクーラーをつけて外出するようにしましょう。

外出時のクーラーの使い方の注意点として、クーラーに備わっている人感センサーに注意する必要があります。

このセンサーは人間には反応するようにできていても、犬には反応しないことがあります。

エコのための機能ですが、うまくクーラーが作動せず、熱中症になってしまう犬もいるため、センサーはオフにしておきましょう。

犬は暑いのが苦手だからといって、あまりにも寒すぎるのはよくありません。

設定温度を24℃以下にするのは逆効果になるおそれがあります。

寒いのも体調を崩す原因になるため、犬にとっての適温になるように設定することが大切です。

まとめ

飼い主と布団に入る犬 犬は人間が思っているよりもデリケートな生き物です。

少しの変化も敏感に感じ取っているので、温度や湿度の管理はかかせません。

夏はほかの季節にくらべると体調を崩しやすい季節ですが、飼い主さんの工夫次第で犬にとって快適な環境をつくることができます。

犬が健康に、そして快適にすごせるようにするためにもご参考ください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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