2018年5月22日

室内犬の安全確保に首輪が役立つ!?その理由とは

かつては皮製の物が中心で、実用性一点張りだった犬の首輪ですが、現在ではさまざまな素材やデザインのものが増えてきています。

散歩に出るときの必需品ではあるものの、犬の首に負担をかけないハーネスなど新しい形のものが開発されているのも事実です。

屋外で飼われている犬の場合は首輪は必要だと思っても、「家の中で1日の大半を過ごす室内犬には必要がないのではないか?」と感じる方も少なくないのではないでしょうか。

今回は、室内犬の首輪の必要性に注目してみます。

室内犬に付ける首輪の役割や付けることのメリットとは?

草むらに立つジャックラッセル 首輪を付ける目的は「安全の確保」に尽きるといえます。

散歩に出掛ける際には首輪とリードを繋げることで、愛犬の安全と周囲の人間の安全が確保できるといえるでしょう。

屋外に出かけると多くの刺激が溢れています。

車のクラクションや緊急車両のサイレンの音、鉄道の高架から発生する騒音や振動など私たち人間にとって些細な音や振動でも、犬にとっては衝撃的な刺激になってしまいます。

音に反応して道路に飛び出すなど思いがけない行動を取ったとしても、首輪を付けて飼い主とリードで繋がっていれば、愛犬の安全を確保することができます。

刺激で興奮してしまった時なども、周りの人間に噛み付くトラブルを未然に防ぐことができます。

うっかりリードが外れてしまっても首輪を掴むことで犬の暴走を抑えることができるので、首輪は散歩には欠かせないアイテムだといえます。

首輪を付けることを嫌がる犬には?

クッションでくつろぐ室内犬 人間社会と共存するために、首輪は非常に有効なアイテムではあるのですが慣れるまで、犬は首輪を付けることを嫌がります。

可愛い子犬が嫌がる姿を見ると、可愛そうになってつい外してあげたくなりますが、しつけの1つだと考え、慣れるまでは継続が必要と言えるでしょう。

飼い主が付け続けることに抵抗感を感じるのであれば、「首輪を付ける=散歩に出掛ける」というルールを徹底すれば、首輪を付けると遊んでもらえることを覚えるので比較的抵抗無く首輪を付けるようになります。


室内犬に首輪を付ける必要はあるか?

こちらを見つめるコーギー 室内犬と言っても散歩には出かけますね。

首輪に慣れていない犬に首輪を付けて散歩をしても、犬は首輪が気になって散歩に集中することができなくなってしまいます。

日頃から「首輪慣れ」させておけば、犬も散歩を十分楽しむことができるようになりますので、首輪を付ける習慣は必要だといえるでしょう。

また、室内だからと安心していてもドアやベランダのサッシを開けたときに飛び出した愛犬を捕まえるのに役に立ったり、地震や火事などの災害に巻き込まれたときの避難の際にも有効に機能します。

犬にとって負担の少ない首輪の素材や使い方は?

散歩する3匹のピンシャー 現在ではさまざまな素材の首輪が販売されています。

首輪慣れさせるトレーニングには、リボンやバンダナなどの負担の少ないものから始めると良いでしょう。

慣れてから首輪素材の主流であるナイロン製や革製のものに交換します。

ナイロン製は軽くて耐久性に優れますし、革製は付け続けると馴染みが出て来ます。

あまりきつく締めると苦しがりますし、緩いと抜けてしまうので指が2本入るくらいの締め加減で調節してください。

首輪にリードを着ける場合はリードを短めに持ってください。

リードを長くすると首を後ろから引くことになるので、犬の喉が絞められてしまいます。

まとめ

室内犬でもやはり首輪はつけるべきだといえるでしょう。

首輪を付けることは、愛犬の安全の確保のために非常に有効なことですので、子犬の頃から首輪慣れさせてやる工夫をしてあげてくださいね。

この記事が気に入ったら
Qpetに「いいね!」しよう

文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


合わせて読みたい

PAGE TOP