2018年6月18日

柴犬が病気になった時の平均治療費は?かかりやすい病気はなに?

日本で生まれた犬種のため環境とも相性が良く、かかりやすい病気リストも他犬種に比べると少ないと言われる柴犬。

しかし、柴犬にもかかりやすい病気はありますし、特に治療費が継続的にかかりやすい疾患なのです。

柴犬の年間平均治療費はどのくらい?

こちらをみつめている柴犬 まずは柴犬が病気になってしまった際の平均治療費を見ていきます。

このデータはアニコム損害保険株式会社が2015年4月1日から2016年3月31日までの間に契約した犬482,187頭、その中の柴犬を対象に集計したデータを引用しています。

こちらによると柴犬の年間平均治療費は67,240円となっています。これは全犬種をあわせた平均額とほぼ同じになっています。

かかる病気が少ないと言われている柴犬ですが、もし病気になってしまうと総合的に他の犬種と同じだけの治療費がかかるということですね。

実は皮膚トラブルが多い柴犬、花粉の季節が辛い子も?

屋外で目をつむっている柴犬 柴犬がかかりやすい病気、それはアレルギー性皮膚炎です。

ノミやダニに噛まれたり、アトピーを発症したりと、皮膚に関する病気が多いのが特徴です。

アニコム損害保険株式会社による調査データの請求割合を見てみると、アレルギー性皮膚炎による請求は全犬種平均だと3%前後。

しかし、柴犬だけで見てみると8%を超えるという結果になっています。

このアレルギーはどこから発症するかわからないので対策が難しいというのが実情です。

ハウスダストからアレルギーになる柴犬もいれば、花粉など外気に触れることでアレルギーを発症する柴犬もいます。

犬にも花粉症があり、涙鼻水ではなく皮膚症状がでやすいことが特徴です。

もし皮膚トラブルが見られた場合にはまずは動物病院に行き、何が原因なのかを診てもらいましょう。

先ほど触れたようにアレルゲンtなる物質は多いため、皮膚炎の原因特定は難しく、可能性をひとつずつ消していく「除外診断」が適用されます。

特にアトピーの場合は完全な治療が難しく薬を飲み続けなければならないため、治療費も蓄積すると高額になりやすいのです。

▼犬の花粉症についてはこちらで詳しくお話ししています。

【獣医師監修】犬も花粉症に注意!鼻ではなく皮膚に症状が出るの?




食事からアレルギーを発症することも

棚の上の食べ物を見つめる柴犬の子犬 もう一つ、柴犬を買う際に気をつけたいのが食物アレルギー性の皮膚炎です。

柴犬は今まで食べていたドッグフードであっても急にアレルギーになることもあり、ドッグフードを変えていないからといって食事が原因でないと決めつけるのは早計です。

食事の後に痒がったりする場合には食事アレルギーも頭に入れて、こちらも動物病院に早めに診てもらいましょう。

女性にブラッシングをしてもらっている柴犬 柴犬は元気で強い体を持っていますが、アレルギーなどなりやすい病気もあります。

もし何か異常があれば病気を疑い、まずは動物病院で診てもらってください。早めの受診が解決への第一歩です。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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