2017年6月12日

犬の抜け毛対策!お掃除に役立つブラシやグッズは何がある?

犬を飼い始めたら、誰もが悩まされるのが抜け毛です。放っておくと家の中が毛だらけになってしまうので、放置するわけにはいきません。

犬の抜け毛について正しく理解して、被毛のケアや家の掃除を行いましょう。

犬の抜け毛が多い季節

ボールで遊ぶ犬 犬は、人間と違って一気に毛が生え変わる時期があります。この時期は換毛期と呼ばれ、抜け毛の量も多くなります。

犬の換毛期は抜け毛が多い

多くの犬には、1年に2回の換毛期があります。1回目は気温が上がり温かくなり始める春で、寒い冬を越すための冬毛が一気に抜けます。

そして、2回目は寒い冬に向けて準備を始める秋です。新しい冬毛が生えるときに、邪魔な毛が抜けていくのです。

犬の抜け毛のケアは年中必要

最近では、換毛期にかかわらず1年を通して多くの毛が抜ける犬もいます。この理由としては、室内飼いが主流になったことが挙げられます。

暖房や冷房の効いた室内で1日の大半を過ごすため、換毛期が曖昧になるという現象が起きるのです。抜け毛のケアは換毛期だけではなく、年中必要だといえるでしょう。

抜け毛の多い犬種・少ない犬種

こちらを見るシベリアンハスキー 抜け毛の量は、犬種によって大きく異なります。これから犬を飼うことを考えている人は、気になる犬種の抜け毛の量も把握しておくとよいでしょう。

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被毛はシングルコートとダブルコートの2種類

犬の被毛には、シングルコートとダブルコートの2種類があります。ふわふわとしたアンダーコートとしっかりとしたオーバーコートの2層構造になっている被毛がダブルコート、アンダーコートがほとんどないものがシングルコートです。

アンダーコートは防寒のために重要な役割を果たすので、寒い地域が原産の犬種はダブルコートになっています。

このうち、抜け毛が多いのはダブルコートの犬種です。被毛がシングルコートだと抜け毛が少ないため、抜け毛対策は比較的楽だといえるでしょう。

抜け毛の多い犬種の例

シベリアンハスキー

オオカミのような容姿のシベリアンハスキーは、一時期大ブームとなった犬種です。初めてシベリアンハスキーを飼うと、換毛期の抜け毛の多さに驚くことでしょう。

ゴールデンレトリバー

ゴールデンレトリバーは、小型犬が主流となりつつある現在でも根強い人気のある大型犬です。賢くフレンドリーですが、抜け毛の量はかなりあります。

ウェルシュ・コーギー

もちろん、抜け毛が多いのは大型犬だけではありません。可愛らしい見た目とは裏腹に気が強い性格をしているウェルシュ・コーギーも抜け毛が多い犬種で、毎日のケアは欠かせません。

抜け毛の少ない犬種の例

プードル

プードルは近年大人気で、飼っている人も多い犬種です。サイズや毛色にかかわらず抜け毛が少なく、抜け毛のケアには手がかかりません。たとえ抜けていても、巻き毛のため被毛の中に留まります。

シュナウザー

シュナウザーにはミニチュア、スタンダード、ジャイアントの3サイズがあります。毛質は硬く、抜け毛の少ない犬種です。頭がよく、性格は落ち着きがあります。

シーズー

大人しく友好的な性格のシーズーは、犬の飼育が初めての人でも飼いやすい犬種です。美しい毛並みを保つためにはブラッシングは欠かせませんが、抜け毛は多くありません。

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犬の抜け毛のケア方法

ブラッシングされるゴールデン・レトリバー

ブラッシングをする

抜け毛対策で最も大切なのは、こまめなブラッシングです。特に換毛期は丁寧なブラッシングを行いましょう。愛犬とコミュニケーションを取る手段としても有効ですよ。

ここでは、よく家庭で使用される6種類のブラシをご紹介します。目的によって上手に使い分けるようにしましょう。

スリッカーブラシ

スリッカーブラシは、細い針金がびっしりとついたブラシです。犬種を問わずにつかえるので、愛用している飼い主も多いのではないでしょうか。

ソフトとハードがありますが、家庭用であればソフトで十分です。力が入りすぎると犬の皮膚を傷つけてしまうので、鉛筆を持つようににぎりましょう。

ピンブラシ

ゴムの土台の上に先端の丸まったピンが付いているのが、ピンブラシです。スリッカーブラシに次いでよく使用されるブラシで、初心者でも使いやすいのが特徴です。

それぞれのピンが太いので、犬の皮膚に傷がつくのを防いでくれます。

ラバーブラシ

非常に柔らかく皮膚を傷つけないラバーブラシは、短毛の犬のブラッシングに向いています。シャンプーをするときに使うこともでき、マッサージ効果も期待できます。

獣毛ブラシ

獣毛ブラシはその名のとおり動物の毛で作られたブラシで、豚毛、猪毛、馬毛、混合型など多くの種類があります。

特徴としては、静電気が起きにくいことが挙げられます。ブラッシングの仕上げに使用されるので、ピンブラシやラバーブラシと併用しましょう。

コーム

コームは主に長毛種を飼っている人が愛用しており、毛並みを整える目的で用いられます。つい人間用のものを使用したくなりますが、人間が使うコームはすぐに静電気が起きます。必ず愛犬用のコームを用意しましょう。

スクラッチャー

被毛に絡まってなかなか落ちてこない抜け毛を取り除くことができるのが、スクラッチャ―です。死毛だけをごっそりと集めることができる、画期的なブラシだといえるでしょう。

シャンプーをする

シャンプーをするのも、床に落ちる抜け毛を減らすひとつの方法です。ただし、毎日のように洗うのは皮膚病の原因にもなりよくありません。週に1回~2週に1回ほどのペースで洗うとよいでしょう。

服を着せる

洋服を着せることで、抜け毛が部屋に飛び散るのを防ぐことができます。全身の抜け毛を抑えるためには、上下つながっている服がおすすめですよ。

服を選ぶときには、デザインよりも着心地を重視してくださいね。

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犬の抜け毛を掃除するコツ

何かを見つめているゴールデン・レトリバー こまめにブラッシングをしても、抜け毛を完全になくすことは不可能です。家が毛だらけになる前に、掃除を行いましょう。

フローリング

いきなり掃除機をかけると、排気によって毛が舞い上がってしまいます。まずは、床に落ちている毛をモップで拭き取りましょう。一通りモップをしてから掃除機をかけると効率的に掃除ができます。

畳の場合も、いきなり掃除機をかけてはいけません。モップをかける代わりに、湿らせた新聞紙などを細かくちぎって畳の上に撒きましょう。これを行ってから掃除機をかけることで、毛が飛び散るのを防ぐことができます。

カーペット

カーペットは、犬の抜け毛が絡まってしまいがちです。ラバーブラシなどでしっかり掻き出して取り除くとよいでしょう。

犬の抜け毛掃除に重宝するグッズ

ここでは、掃除に便利なグッズをご紹介します。

コロコロ

コロコロは、抜け毛を掃除するときに重宝します。粘着力の弱いものであれば、犬の体をコロコロすることもできます。抜け落ちる前の毛を取り除くことができますよ。

滑り止めつきの軍手

軍手の滑り止め部分が、犬の毛を集めるときに役に立ちます。狭い部分を掃除したいときにおすすめです。

クイックルワイパー

モップが家にない人は、クイックルワイパーを使用するのがおすすめです。ウェットタイプのシートを使いましょう。

抜け毛を放置すると?

ブラッシングは、抜け毛対策のためだけに行うわけではありません。邪魔な抜け毛をそのままにしていると、被毛に絡まって不衛生になってしまいます。これは、皮膚病などの原因にもなります。

また、床の抜け毛を放置していると、服についたり食べ物の中に入ったりと大変なことになってしまいます。生活の質を保つためにも、抜け毛対策は必須だといえるでしょう。

まとめ

ブラッシングされる犬 犬を飼い始めたら、犬のためにも家族のためにも抜け毛のケアはしっかりと行わなければいけません。これは、飼い主の責任のひとつだといえるでしょう。

ぜひこちらの記事を参考にして、犬の抜け毛対策を行ってください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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