2017年9月30日

犬とドライブに行く際に役立つオススメ便利グッズ(犬用品)と注意点について

可愛い愛犬とお過ごしの皆さま、今度のおでかけにドライブはいかがでしょうか。

愛犬を連れてのドライブが初めての飼い主の方に、ドライブをする時にあると便利なグッズと、事前に準備すること、注意点も合わせてご紹介します。

【愛犬とのドライブ入門1】愛犬が「ドライブは楽しい!」と思える3STEP

車の窓で気持ちよさそうにしているゴールデンレトリーバー 愛犬とのドライブを楽しむための最初の壁として、車に乗ることに慣れてもらう必要があります。

個々の性格にもよりますが、突然音のうるさい乗り物で移動する事や、体が揺らされる事に対して恐怖を覚える愛犬もいます。

「怖い」「揺れが不快」こうした感情が強いままでは、ドライブは愛犬にとって楽しいとは言えないかもしれません。

まずは、ドライブ前の準備として以下の手順で犬に車に慣れてもらうことから始めてみましょう。

愛犬とのドライブSTEP.1「車に乗るといいことが起こる!」

女性に抱かれて幸せそうにしているフレンチブルドッグ 最初は、エンジンを止めた状態で犬を車に乗せます。

車に乗ることができたら、ご褒美をあげましょう。

好きなおやつや、お気に入りのおもちゃで遊んであげるのもいいでしょう。

「車に乗ると、良いことが起こる!車に乗ることは楽しい!」と覚えてもらいましょう。

愛犬とのドライブSTEP.2「動いている車に乗るのも楽しい!」

車に乗ることに慣れてきたら、今度はエンジンを入れて車を走らせてみます。

最初は短い距離、5分から10分程度で行ける公園や、ドッグランなど、愛犬が喜びそうな場所や、通っている公園などに連れて行ってあげましょう。

また、犬が懐いている、親戚や家族に会いに行くのもお勧めです。

「車で移動すると、楽しいことがたくさん起こる!車のお出かけ大好き!」と愛犬が学習するようにしましょう。

愛犬とのドライブSTEP.3「車に乗った先にはいつも楽しいことが起こる!」

愛犬が車で移動することに慣れてきたら、少しずつ移動の距離を伸ばしていきましょう。

車に乗った先で楽しいことが待っていると犬が学習したら、長いドライブでも一緒に楽しんでくれるようになります。

長い距離を運転し始めたら、愛犬が車酔いを起こしていないか定期的にチェックして下さい。

窓の向こうを目で追っていることで酔うこともありますが、飼い主さんの選んだコース(凹凸が多い、直線移動が極端に少ない)や運転の仕方(急に止まる、曲がる動作が多いなど)が原因の場合もあるので、意識してみて下さい。

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【愛犬とのドライブ入門2】愛犬も車も快適に!8つのおすすめグッズ


【愛犬とのドライブ入門2】愛犬も車も快適に!8つのおすすめグッズ

ドライブでは安全管理も必要です。愛犬も飼い主も、安全な運転環境を整えましょう。

車内で犬が怪我をしたり、飼い主の運転を妨害しないようにしましょう。

実際に安全面で重宝するものから、持っていると車内が快適になるものまで、様々なドライブグッズをご紹介します。

愛犬とのドライブグッズ①セーフティハーネス

車の中でセーフティハーネスをつけているボーダーコリー 主に中~大型犬用のシートベルトです。

事故や怪我の防止、車酔いの予防といった目的があります。

運転中は、犬が自由に歩き回れないように固定しておくことが好ましいです。

特に、人間と同じように愛犬もシートベルトをしておくと安全です。

シートに固定する胴輪なので、安心して助手席に座らせることができます。

ハーネスが細いと犬の関節などに負担がかかる可能性があるので、太めのものを選んであげるようにしましょう。

また、慣れないハーネスは愛犬にストレスを与え、脱ごうとしてしまう場合があります。

「車でつけるもの(嫌なもの)」と犬が認識しないようにしましょう。

家の中などで装着して、その度にご褒美をあげる事で慣れさせましょう。




愛犬とのドライブグッズ②ドライブボックス

主に小型犬用の、シートに取り付ける箱です。内側に緩衝材やクッションなどが付いています。

一般的に、犬の飛び出しを防ぐためにリードを装着する金具が付属しています。

これに入れることで、急ブレーキで愛犬の体が投げ出される事を防ぐことができます。

内側が防水のものは、犬が粗相をした時に、簡単に後処理をすることが出来ます。


愛犬とのドライブグッズ③ペットドライブシート

ペットドライブシートの上で寝ているフレンチブルドッグ 車のシートに取り付けることができる防水のシートです。

あらかじめ設置しておけば、犬の粗相や、車酔いで嘔吐をした時に、簡単に汚れを拭き取ることができます。

また、取り外して洗うことが出来るので、シートに付いた犬の毛を毎回取り除く必要も無くなります。

粗相をした時は、怒らないように注意しましょう。

車内は“犬にとってトイレが無い場所”で、「トイレに行きたい」と訴えるのも難しいです。

商品によっては、滑り止め加工がされた物や、前後のシートに引っ掛けて、ハンモックのように使用できるものもあります。

ハーネスやドライブボックスに比べて、犬の自由度が高くなりますが、その分運転に気をつける必要があります。



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愛犬とのドライブグッズ④ペット用消臭剤


愛犬とのドライブグッズ④ペット用消臭剤

犬が粗相を想定して、前述したペットシートやウェットシートと合わせて車に常備しておくことをお勧めします。

お家でのトイレトレーニングと同じで、粗相の臭いがのこっていると「ここはトイレの場所だ」と勘違いします。

しっかり消臭しておくことで再発防止になります。

人間の消臭剤は香りが強いものが多く、犬によっては不快は思いをする事があるので、ペット用の消臭剤を使用してあげてください。

犬の嗅覚はとても敏感なので、車に乗る前にも消臭スプレーを使って車の匂いを消すことを習慣にしましょう。

粗相をしなかった場合も、使用することで愛犬が車内に残した臭いを消しておく事が出来ます。


愛犬とのドライブグッズ⑤ケージ

キャリーバックの中で寝ているマルチーズ 臆病な子や、神経質な性格の犬の場合は、ケージに入れておくのも一つの方法です。

ケージに入れておけば犬も安心しやすく、お出掛け先で、ケージに入れたままお出かけもできるので飼い主にとっても便利です。

急ブレーキなどで転がり落ちてしまうのを防止するために、ケージは後部座席の足元に設置しましょう。キャスター付きのキャリーは出先で重宝しますが、車内では揺れやすく愛犬が酔う原因にもなるので、座席を少し前に出して挟むなどしっかりとした固定が必要です。

また、念のためにペットシーツを下に引いておくと安心です。


愛犬とのドライブグッズ⑥ミニ扇風機、冷却シートなど

夏のドライブは魅力的ですが、犬は人間以上に暑さを感じる動物です。

特に、犬を後部座席に座らせている時は注意が必要です。

クーラーだけだと角度によって後部座席が涼しくならない場合があります。

ミニ扇風機などを持ち込む事で、冷たい空気を循環させるようにしましょう。

クーラーの冷気を直接当てずに体感温度を下げることができるので飼い主にもお勧めです。

夏用のクールマットを敷いてあげるのもいいでしょう。

猛暑の時などは、熱射病になった時に備えて、保冷材などをもっていってあげてください。

春や秋であっても長時間、直射日光が当たる位置に犬を座らせないように注意しましょう。



愛犬とのドライブグッズ⑦携帯水入れ

犬もドライブ中は喉が乾きます。

しかし、犬に水をあげられる場所は意外と少なく、屋外の蛇口もペットの使用が禁止されているものがあります。

携帯水入れを用意しておく事で、人間の水を分けることが出来ます。

ペット禁止の水場であっても、携帯用水入れに汲むことは問題ありません。

同様の理由で、犬用の携帯トイレを持ち歩くのもお勧めです。


愛犬とのドライブグッズ⑧匂いが漏れないゴミ袋

お出掛け先で愛犬の糞は持ち帰るのはマナーですが、散歩中に手に持っている時は気にならない臭いが、ドライブ中の密室では気になってしまう可能性があります。

その場合、市販の臭いが漏れないゴミ袋が便利です。最近では車のボディ部分に設置できるタイプのグッズも増えてきているので、消臭効果のある袋と併用すれば長距離のドライブでも安心です。

万が一、愛犬が車内で粗相をしてしまった場合にも便利です。

また、パーキングエリアなどで出た、人間の食べ物を入れておくと、臭いが外に漏れず、愛犬がゴミを荒らしてしまう心配もなくなるので、普段から車に常備しておくと安心です。



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【愛犬とのドライブ入門3】飼い主が注意するべき4つのポイント



【愛犬とのドライブ入門3】飼い主が注意するべき4つのポイント

車の中から外を眺めているシェットランドシープドッグの後ろ姿
以下は愛犬とドライブする上での基本的な注意点です。

犬が怪我をしたり、犬が原因で事故を起こしてしまわないよう、最悪の状況を想定して準備しましょう。

愛犬とのドライブ注意点①安全運転

乱暴な運転による揺れによって車酔いする場合があります。

犬が車に対して恐怖心を持たないように、急ブレーキや急発進を避けて普段よりも丁寧に運転を心掛けましょう。

愛犬とのドライブ注意点②車内の温度

人間も犬も快適に過ごせる温度は20度前後だと言われています。

日光やクーラーが直接当たらないように注意して、前述したミニ扇風機などを利用しながら愛犬が快適に過ごせるようにしましょう。

また、熱中症などを予防するため、どれだけ短時間であっても夏場に愛犬を車内に置いていくのは厳禁です。

愛犬とのドライブ注意点③ドライブ中の愛犬のポジション

基本的には、一番揺れの少ない後部座席の床に伏せをさせるのがいいでしょう。

愛犬の性格が、神経質な場合や好奇心が旺盛な場合で、窓の外を見ることが好きな場合は、前述のドライブハーネスやドライブボックスを利用して飼い主と愛犬が一番安定するポジションを探してみましょう。

愛犬とのドライブ注意点④長距離・長時間の場合は犬に気分転換させてあげられるスポットの確保を!

初めて旅行のような長距離に愛犬をお供させる際は、犬も慣れない移動と狭い空間にストレスを感じる場合があります。

道中に犬が自由に散歩できる場所や、出入りができるドッグカフェなどを事前にチェックしておきましょう。

高速道路を使う際は、最近ではドッグランを併設しているサービスエリアもあるのでそういった場所で気分転換させてあげてください。

まとめ

車に乗っている2人の子どもとハスキーの子犬 愛犬の普段とは違った表情を見ることもできることも、旅先の楽しみのひとつです。

ドライブ中に愛犬の体調に異変があった場合は、動物病院を訪ねて相談してみるようにしましょう。

特に夏場は熱中症のリスクも高いので「もうすぐ家だから」と楽観視しないようにご注意ください。

愛犬とのドライブで、素敵な思い出をたくさん作って楽しんでください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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