2017年11月3日

犬が好きな音ってどんな音？意外な音楽やアプリをご紹介

犬の聴覚は、最低でも人間の4倍程度はあるという話をご存知の方も多いと思います。

しかし、犬が好きな音について詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。

犬が好きな音や音楽についてご紹介するのでご参考ください。

犬が好きな音

犬が好きな音が出るオモチャ

噛むことでピーピーとなるオモチャを持っている飼い主の方は多いと思います。

犬は元々、祖先が狼だったこともあり獲物を狩ることで生活をしていました。

このオモチャのピーピー音は獲物の鳴き声のような音を発していて、元が狩猟犬だった犬種が特に喜ぶ犬が好きな音といえます。

袋の音

袋の音に必ず反応する訳ではありませんが、袋の音が好きな犬は多いと言えます。

パブロフの犬でも有名ですが、犬は頭が良く学習する事の出来る動物です。

しつけやコミュニケーションでおやつを与える際に、袋から取っておやつをあげる飼い主が多いので、袋のガサガサ音がする事によって「おやつがもらえる」と学習した結果、犬が好きな音になっています。

お皿にドッグフードを入れる音

こちらも袋の音と同様に、ドッグフードがもらえる音と学習しているので犬が好きな音になっています。

飼い主の足音

犬は人の足音を、歩き方の癖、歩幅、靴底の擦る音などで聞き分けていると言われています。

この事から姿が見えない距離から犬が鳴き声で反応したり、玄関や庭でお座りして待つ事があります。

こちらも、大好きな飼い主の足音を学習する事で好きな音になっています。

クリッカーの音

クリッカーは犬のしつけの際に使用する道具です。

声や笛などで褒める場合は、声の高さや吐く息の長さ、飼い主のテンションや話す速度によって褒めているかどうか判断が付かない場合があります。

クリッカーを使用してしつけを行うことで、必ず褒められる一定の音が出せるようになるので、クリッカーを使用されている場合は、学習から好きな音になります。

元々、狼は嗅覚だけでなく獲物が立てる小さな足音などを頼りに狩りをして生活していました。

また、狩猟犬も小さな音から獲物を発見出来るように改良されていった過去があります。

こういった経緯から、音による学習や小さな音に対して反応が得意になったのも頷けます。

犬が好きな音楽

犬が好きな音の大半が、学習によるものだという事が分かりました。

学習から覚えた好きな音を集めて繰り返して聞かせていたとしても、「良い事が起こらない」と学習するようにはなりますが、好きな音楽とは言えません。

犬が好きだと言われている音楽は、次ページのようなものがあります。

自然の音から出来た音楽

人間と同様に、犬も動物なので自然の音でリラックス効果があると言われています。

風の音や、波の音、鳥のさえずりなどが聞こえる音楽が好きな犬が多いようです。

優しい楽器の音楽

犬は基本的に人工的な音が苦手だと言われていて、掃除機や花火の音などがそれに当てはまります。

ピアノなどの音楽を聞かせると落ち着く犬も多いようですが、個体差によって必ず好きな音楽とは言えないようです。

レゲエ

イギリスのスコットランド動物福祉慈善団体とグラスゴー大学が合同で行った研究に「音楽が犬の行動に与える影響」というものがあります。

数種類のジャンルの音楽を犬に聞かせることで犬の行動などを分析調査しました。

この結果から、レゲエを聞かせる事で犬のストレスレベルが低下する事が判明しました。

音楽アプリでレゲエをダウンロードしてみてはいかがでしょうか。

ソフトロック

こちらも同様の研究結果から、レゲエと同様に犬のストレスレベルが低下する反応が見られました。

自然の音から出来た音楽を除くと、個体差によって好みが分かれるという意見もあります。

まだまだ、犬が好きな音楽については解明されている途中ですが、音楽を聞かせていることでリラックスして居眠りする場合もあるようです。

音を聞かせる際の注意点

前述した通り、犬の聴力は最低でも人間の4倍はあると言われています。

どれほど好きな音楽だったとしても、適切な音量で聞けない音楽は犬にとって騒音に為りかねません。

部屋の中で小さな音を鳴らすだけでも十分なので、音量にはくれぐれも気を付けましょう。

まとめ

飼い主の方で、愛犬が好きな音楽のジャンルについて詳しい方は少ないと思います。

また最近では、犬が聞く音楽アプリなどもリリースしているようです。

犬が好きな音楽を、ぜひ愛犬と一緒に探してみてください。