2018年1月15日

犬に「散歩大好き」な子が多いのは一体なぜ?

犬と暮らしたことがある方の多くは「どうして犬はこんなに散歩が好きなんだろう」と感じたことがあるのではないでしょうか。

今回は、犬の習性と散歩で大喜びする理由についてお話しします。

飼い主と行動することが好き

散歩する女性とその愛犬の後ろ姿 性格や生い立ちにもよりますが、犬は基本的に社交的な動物だと言えます。

犬の祖先と言われている狼は、群れで生活し行動を共にすることも多かったそうです。

その名残りで、犬も仲間との行動を好む習性を持っていると言われています。

一緒に周辺を歩き回ることや、他の犬(群れ)との出会うことで、仲間意識を再確認することにより、犬は更に生き生きとするのです。

外界のあらゆる刺激が好き

芝生の上で何かの匂いを嗅いでいるジャックラッセルテリア 犬は大変好奇心旺盛なうえに、人間とは比べ物にならないくらい嗅覚や聴覚が発達した動物です。

特に犬の嗅覚は、人間に置き換えると視覚と同じ位に重要な感覚です。

普段から犬は嗅覚などを使い様々な情報を収集していますが、慣れた屋内よりも屋外の方がたくさんの情報が溢れていて新鮮なのでしょう。

散歩コースも慣れてくると新鮮味がなくなるので、何通りが道順を用意してあげることをおすすめします。

散歩コースのバリエーションは、単なる気分転換だけでなく、将来的には愛犬の認知症予防としても役立ちます。


縄張りの様子を確認するため

犬と暮らしている方であれば、マーキングという言葉をよく耳にしますよね。

犬が何かを気にしてしきりに確認しているような仕草をする時がありますが、それは自身や他の犬のマーキングを確認しているのです。

マーキングは人間でいうと『自己紹介』のようなもので、縄張りをアピールする為や、名刺交換のような意味も果たします。

犬はそれを探すのが大好きなのです。

単純に運動が好き

歩道を散歩するポメラニアン 私たち人間も心身の健康のために運動することがありますが、これは犬にとっても同じです。

特に生来の身体能力が高い犬は、それをフルに使える散歩やドッグランでの時間を楽しく思っています。

しかし、犬の性格・体格・年齢に合った運動量が必要です。

犬が散歩好きだからと言って、時間を長くとりすぎても逆効果となりえるので様子を見ながら行うべきでしょう。

「疲れた素振りを見せたら帰る」というのは意外と危険で、散歩が楽しいあまり体力を越えてはしゃぎ続けてしまう犬もいます。

排便のタイミングと思っている

飼い主が教えたわけではないのに、なぜが散歩中にしか排便をしない犬は多いですよね。

散歩によって腸の動きが活発になるというのもありますが、綺麗好きの犬の場合「できれば室内でしたくない」と考えている可能性もあります。

本来犬は非常に綺麗好きな動物なので、自分の寝床を極力汚したくないという意識が強く、散歩を“排便をする時間”として認識している犬もいます。

ただ、外に出ない限り排便を我慢する癖がついているようであれば、犬の健康のためにも屋内でも排便ができるように教えてあげることが理想です。

落ち葉を頭に乗せているコーギー 愛犬が散歩を喜ぶ姿を毎日見ていて「散歩好き」なことは知っていても、その理由まで考える機会は意外と少ないのではないでしょうか。

喜ぶ理由を再確認することで、皆さんにとっても愛犬との散歩の時間がより大切なものとなれば幸いです。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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