2018年3月11日

犬の里親になる為の条件ってあるの?里親になる注意点もまとめてご紹介

犬を飼うときには、保護犬の里親になるという選択肢もあります。

ここでは、犬の里親になるための条件や注意点、起こり得るトラブルについてご紹介します。

犬の里親になるための条件

犬が海に遊びに連れてきてもらった様子 犬の里親を希望する場合であっても、全ての人が里親になれるわけではありません。

里親になるためには、保護犬の譲渡を行っている団体などが定めている条件をクリアする必要があります。

里親になる条件の例

里親になるための条件は、主な例として以下のものが挙げられます。

・単身ではない
・同棲していない
・60歳未満
・家に小さな子供がいない
・住居がペット可
・十分な飼育スペースがある
・8時間以上家を空けない
・犬の飼育経験あり

こういった多くの条件を満たさなければ里親になることが出来ないことがあります。

里親を希望していても条件を満たせずに諦めてしまう人も多く、里親の条件は厳しいのではないかといった議論もあります。

里親に条件がある理由

動物愛護団体では、ペットショップから犬を購入するのではなく保護犬の里親になってほしいという呼びかけを行っています。

里親になる条件は厳しくなっていますが、これには理由があります。

保護犬は、新しい家族の下で幸せになるために里親に出されます。

不幸を経験している保護犬だからこそ、不幸が繰り返されるようなことがないように、トライアル制度などが取り入れられました。

しかし、実際に里親を放棄して保護団体に犬を返しにくる人が後を絶ちません。

そのため、里親になる人を慎重に見定めることが出来るように条件が厳しくなっています。

犬の里親になるときの注意点

檻の中から外を見つめる犬 里親を必要としている犬は、いろいろな事情があって保護されています。

そのため、人間不信から問題行動を起こす犬や病気がある犬も少なくありません。

「かわいそうだから」という気持ちだけで生涯飼うことは難しいので、受け入れる犬についての情報をしっかり確認してあげましょう。

また、保護犬はペットショップの犬と異なって、そのほとんどが成犬です。

成犬になってからのしつけは、子犬をしつけるよりも大変なので、保護犬を受け入れたときから覚悟をもってしつけをするようにしてください。


里親になってトラブルが発生することも

飼い主と犬がソファで寝転ぶ様子 里親になって新しい愛犬との生活が始まっていても、その後に元飼い主との間にトラブルが発生することがあります。

里親への過干渉

里親として認められ、正式に譲渡が完了したら、その犬の飼い主はすでに里親となります。

しかし、愛犬を失った寂しさから元飼い主が里親に干渉することがあります。

具体的には、頻繁な犬との面会、飼育方法の指定、飼育状況の報告を毎日求めてくる、などです。

突然、自宅に訪問してくるといった経験をされた方もいるようです。

理不尽な返還要求

正式な譲渡の完了後であっても、理不尽な理由で犬を取り返そうとする元飼い主もいます。

納得が出来ない理由であれば、返還要求に応える必要はありません。

元飼い主から返還要求が行われた場合は、できるだけ速やかに対処しましょう。

元飼い主への配慮

こういったトラブルの背景には、元飼い主から犬に対しての愛情があります。

「愛犬が幸せに暮らしているか」「自分のところで暮らしたほうが幸せだったのではないか」といった考えから、過干渉や返還要求などの行き過ぎた行動に発展します。

しかし、これでは里親側が平穏に生活することができません。

解決するためには、元飼い主の不安をできるだけ和らげてあげることが一番の近道です。

必要であれば、面会頻度などを定めた契約書を正式に締結しましょう。

解決が難しい場合は、里親譲渡の紹介機関など第三者に相談してみてください。

まとめ

草むらに座る犬と飼い主 里親になるための条件をクリアするのは簡単ではありません。

また、里親になった後にも多くの困難は待ち受けています。

しかし、犬と暮らす生活でしか得られないものも少なくありません。犬のお迎えを考えている方は、ぜひ里親になることを考えてみてください。


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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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