2018年2月5日

犬の尻尾の役割とは?

犬が尻尾を大きく揺らしながら走っていると可愛いですよね。

飼い主は尻尾の動きを見ただけで「楽しそうだ」とか「今日は元気がないな」などが大体分かります。

今回は、犬の尻尾の秘密について解説していきたいと思います。

犬の尻尾の役割

緑の上のゴールデン 犬の尻尾はいくつかの役割を持っています。

①コミュニケーションに使用

犬は喋れない分様々な行動でコミュニケーションを取ってきます。

耳が動いたり顔の表情が変わったりします。

その中でも一番分かりやすいのは尻尾です。

犬の尻尾は色んなシチュエーションで振り方が変わってます。

嬉しい時、寂しい時、怒ってる時、甘えてる時で全て違うのです。

こちらは、後述にて解説します。

②方向転換を助けている

砂浜を走るチワワ 小型犬や中型犬を抱っこしたり、泳がせようとすると尻尾が奇妙な動きをするのを見た事はありませんか?

あれは、バランスを取ろうとしているのです。

フリスビーを投げて追いかけている犬が、尻尾をフリフリさせてるのも平衡感覚をとるためなのです。

③呼吸器を保護するため

冬などの寒い時期になると、犬が丸くなって寝てるのを見た事ありませんか?

理由の一つとして、丸くなる事によって体温を上げるのと同時に、尻尾を鼻の上に置くことが挙げられます。

鼻から冷気が入らないように保護しているのです。

尻尾の種類

様々な犬種がいれば、それだけ様々な尻尾の種類があります。代表的なものをいくつか紹介します。

①垂れ尾

お尻の下にダランと垂れている尻尾です。

一番よく見られるタイプの尻尾です。

②スクリューテイル

水辺のパグ クルクルと螺旋状に巻いている尻尾です。

パグやブルドッグなどが代表です。

③飾り尾

尻尾がフサフサの毛で覆われている尻尾です。

ゴールデンレトリバーなどがこの尻尾ですね。

④ボブテイル

尻尾がない、もしくは特に短いものを指します。ウェルシュコーギーやオーストラリアンシェパードがこれにあたります。

⑤巻き尾

後ろを振り返る柴犬 尻尾が体の上でくるんと巻いてる状態の尻尾です。

柴犬などの日本犬が有名です。


尻尾の振り方で分かる犬の気持ち

犬が尻尾の振り方で感情を表しているのは有名です。

しかし、どの振り方がどんな感情なのか知らない人も多いと思います。

ここからは尻尾の振り方によって犬が何を思っているのか解説していきます。

①左右に小刻みに振る

これは興奮と喜びを表してます。

飼い主が帰ってきた時などによく見られる、最もポピュラーな振り方です。

飼い主が帰ってきた喜びと遊んでもらえるという興奮の2つが詰まってると考えると、飼い主の方も嬉しくなりますよね。

②左右にゆっくり振る

先ほどと方向は同じですが、振る速度がゆっくりとなります。

これは不安と好奇心を表しています。

知らない人や見知らぬものを見つけた時などに見られます。

特に初めての人にはゆっくりと尻尾を振りながらゆっくりと近づきますよね。

不安もあるが、気になる存在という事なのです。

③後ろ足の間に隠す

怖がるチワワの子犬 恐怖、服従という意味です。

犬が悪さをして怒った時、もしくは怒ろうとした時によく見られると思います。

犬も自分が怒られる行動をしたとすぐに気付くので、どんどん尻尾が下がっていきます。

④直立にピンと立つ

これは誇示や自信の表れです。

犬同士の喧嘩などで自分の方が強い、リーダーだと思ってる犬に見られます。

飼い主に対しても、自分より弱いと思ってる場合に見せる事があります。

きちんと躾をして主従関係をはっきりさせておきましょう。

⑤だらりと下に垂らす

無関心です。

特に楽しい事もないし、興味を引くものも怖いものもない状態です。

おもちゃなどで遊んでいて、尻尾がこのようになったら無理に遊ばず、自由にしてあげましょう。

まとめ

何かを見つめるコーギーの後ろ姿 如何だったでしょうか?犬の尻尾って知れば知るほど奥が深いですよね。

犬との良い関係を築く上で、参考にしてみてくださいね。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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