2018年2月10日

犬が「遊ぶ時」「痛い時」にみせるポーズは似ている!

犬は興奮している時、遊んでほしい時に、お尻を高く上げるようなポーズをとることがありますよね。

まさにそのような理由であれば問題はないのですが、実は痛みを感じている時も似たようなポーズをとることがあります。

今回は犬が痛い時にみせる行動についてお話しします。

遊びたい時に見せる「プレイバウ」のポーズ

プレイバウのポーズをとる犬のシルエット 犬は興奮している時に前傾姿勢で前足を低く構え、お尻を高く上げたようなポーズをとります。これが「プレイバウ」です。

遊びの対象である人間や動物を見つめ、大きく尻尾を左右に振ったりもします。

犬が腹痛により見せる「お祈り」のポーズ

お祈りのポーズをとる犬のシルエット 腹痛を感じている時もプレイバウに良く似た姿勢をとりますが、これは「お祈りポーズ」と呼ばれています。

腹痛をかばうためにとるポーズなので、その後嘔吐や下痢などが見られるケースもあります。

その場合、お腹に触れると声を出したり、抱き上げる際に痛みから暴れたりもします。

その前後で食欲不振は見られなかったか、発熱はないかなど念入りに症状を確認する必要があります。


犬の「プレイバウ」と「お祈り」を見分けるポイント

芝生の上を歩いているチワワの子犬 どちらも同じ前傾姿勢、かつ尻を上げている状態で非常によく似ています。

しかし、犬の表情や他のパーツの動きなど、全体を見れば大きく違いが出てくるのです。

「プレイバウ」の場合

☑尻尾を大きく左右に振る
☑飼い主などの遊び相手とアイコンタクトをとる
☑フットワークが軽く、上下左右に動く

「お祈りポーズ」の場合

☑尻尾を丸めている
☑目がうつろ、焦点があっていない
☑そのままじっとしている
☑身体に震えなどがみられる

お祈りポーズが見られたら動物病院へ!

お祈りポーズは腹痛から見せるポーズなので、その後状態が悪化する可能性もあります。

分かった時点で早めに動物病院へ連れいってあげましょう。

ポーズを見せる前後に何をしていたか、前日当日は何を食べたか、など分かる範囲でいいので詳細を獣医師に伝えてください。

もしポーズの直後に排泄が見られた場合は、その状態も見ておきましょう。

落ち葉に埋もれて座っているジャックラッセルテリア このように似たような行動でも、まったく異なる意味をもつ場合があります。

それが体調不良からくるものであれば、いかに早く気づき対処してあげられるかが鍵となってきます。

もしもの時のために、普段から愛犬の仕草をチェックする癖をつけておきましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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