2017年11月9日

どうして似てくるのか?愛犬と飼い主が似てくる理由は3つあった

犬と飼い主が似ている、という話を聞いた事がある方は多いのではないでしょうか。

イヌ科とヒト科なので、似る事は無いと思う方もいるかもしれませんが、犬と飼い主が似る3つの理由についてご紹介します。

愛犬と飼い主が似てくる理由①犬が飼い主に似てくるから

芝生の上に飼い主と犬が寝転んでいる様子 犬の行動や生活は飼い主によって異なる意思決定が行われます。その為、犬と飼い主の性格が似るのは不思議なことではありません。

人間であれば成長と共に、自分の意志で行動範囲が広がりますが飼い犬はそうではありません。

飼い主が出してくれたフードを食べ、出かけるところに行きます。このように犬と飼い主の生活環境は自然と近いものになるため、犬の性格がだんだんと飼い主に似てきます。

飼い主が運動好きで犬と一緒にドッグスポーツを行えば、犬も活発な性格になります。

反対に、あまり散歩やお出掛けに出かけない家庭で育つと、十分な社会馴致が行われないので内向的な性格になります。

また、犬と飼い主では体型が似るという説もあります。信憑性は定かではありませんが、飼い主が運動嫌いであれば、飼い主と犬の運動時間が比例した場合に体型が似る可能性があります。

他には、自分の食事量や間食の回数が多い場合は、犬に与えるフードやおやつの回数が増える事が考えられます。そういった場合であれば、飼い主と犬の体型が似る事はあると言えます。

愛犬と飼い主が似てくる理由②飼い主が犬に似てくるから

飼い主が犬を肩で組むように抱いている様子 犬が飼い主の影響を受けるのと同様に、飼い主も犬の影響を受けると言う説があります。

かわいくて愛嬌のある明るい犬に感化される事で、大人しい雰囲気の飼い主が明るくなったという話もあります。

インドアなタイプであった方も、愛犬の飼い主になることで、以前よりも散歩に出かけることが多くなります。

毎日散歩の為に外出を行い、他の飼い主とのコミュニケーションを取る事で、だんだんと活発で社交的な性格になる事は考えられます。

お迎えする犬種を選ぶ際に、無意識に可愛いと感じる顔付きや被毛の犬種を選ぶ事が多くなります。

潜在的に可愛いと感じている被毛などを、自分のヘアスタイル等に取り入れるのは自然な事だと言えます。

また、飼い主が意識的に愛犬に似せている場合もあります。


愛犬と飼い主が似てくる理由③飼い主が自分と似た犬を選ぶから

飼い主が犬を後ろから抱きしめるように抱いている様子
性格だけではなく、犬と飼い主は顔まで似ていることがあります。

信じられない事のように思う方も居るかもしれませんが、これは飼い主が犬を飼い始めるときに自分にとって親しみのある顔を選ぶ傾向があるためだといわれています。

小さい頃に一番よく見る顔は、やはり親や兄弟などの親族の顔になります。そのため、飼い主本人とも似る事があります。

ここで、一つ興味深い研究結果があります。カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームは、複数の犬と飼い主の写真をバラバラな状態で見せて組み合わせを予想してもらう実験をしました。

すると、多くの人が正しいペアを高い確率で予想することができました。そして、その後イングランドのバーススパ大学からも同じような研究結果が報告されました。

家庭に迎え入れる犬を選ぶときに「この子しかいない」と感じて即決する飼い主は少なくないようです。このような直観も、実はその犬の顔が自分と似ているからなのかもしれません。

まとめ

飼い主と犬が仲良く海辺に向かって並んでいる様子 あなたと愛犬も、自分では気付かなくても実はよく似ているのかもしれません。

ぜひ周囲の人に、自分と愛犬が似ているかどうか聞いてみてください。もしかしたら、他人から見ると顔も性格もそっくりかもしれません。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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