2017年11月12日

犬の嗅覚は人間の1億倍?犬が嫌いな匂いと対処法についてご紹介

犬は嗅覚がとても優れた動物として知られています。

警察犬は人間より優れた嗅覚で犯人や行方不明者の捜索を、災害救助犬は災害時に人命救助などを行います。反対に、嗅覚が優れているので苦手な匂いから感じるストレスも強いと考えて良さそうです。

飼い主は犬が苦手な匂いを知ることで、少しでも愛犬にかかるストレスを減らしてあげるのが重要です。

犬の嫌いな匂い7つ

犬が鼻を抑えている様子 犬が苦手とする匂いは好き嫌いだけではなく、実際に犬の健康を害してしまうものも含まれています。

そのため、飼い主はあらかじめ犬が苦手な匂いを知っておくことが必要です。犬が苦手とするニオイをご紹介していきます。

お酢

犬はお酢の匂いが苦手です。嗅覚の優れた犬にとって刺激臭となってしまうので注意しましょう。

タバコ

人間の体にも直接害をもたらすことが知られているタバコの匂いは犬にとっても有害です。

犬は性質上、匂いや煙が漂うと匂いを嗅ぐ習性があり、必要以上に煙を吸い込みます。

その結果、鼻炎や、アレルギーを発症してしまう犬もいるので、愛犬の前ではタバコを控えてあげましょう。

マニキュア

犬がマニキュアを付けた女性に抱きかかえられている様子 マニキュアの匂いは、乾いた状態であっても犬に取って不快な匂いになります。同様に、マニキュアを剥がす際に使用する除光液の匂いも苦手な犬が多いので注意しましょう。

アルコール

過去には、飼い主がコップに残していたお酒を舐めたことで犬が重体になったというケースが発生しています。

犬はアルコールを分解することができないことから有害になります。敏感な犬の場合は、酔った飼い主の吐息を吹きかけられるだけでも酔う事があります。

アルコールの取り扱いには十分注意してあげましょう。

柑橘類

柑橘類の中に含まれる柑橘精油は鼻の粘膜に刺激を与えるために、犬が嫌がることが多い匂いです。

野良犬や野良猫の忌避剤にも含まれており、犬が苦手とする匂いとして知られています。

化学物質

自然界で長く生きてきた犬は化学物質を嫌う傾向にあります。香水や湿布などの香りを警戒する犬は多いようです。

コショウ

人間も鼻に入ると刺激によってくしゃみが出てしまうのと同様に、犬にとっても刺激物になるので嫌いな匂いと言えます。

犬の嗅覚

犬の鼻が大きく映っている様子 哺乳類全般の汗などを含んだ匂いが得意分野で、酢酸系の臭いに限って犬の嗅覚は、人間の1億倍程度だと言われています。

匂いに種類によって異なりますが、特徴的な匂いについては、人間の数千倍~数百万倍の匂いを嗅ぎ分ける事が出来ると言われています。

そのため人命救助や、麻薬の匂い、警察犬などで活躍することが出来ますが、反対に嫌いな匂いのストレスも人間以上だと考える事が出来ます。


犬が嫌いな匂いを抑える対処法

犬が嫌がる匂いをご紹介しましたが、生活していく上で必要な物や、辞めることが難しい匂いがあります。

現実的に、柑橘類を一生食べない、マニキュアを控えるというのは難しいのではないでしょうか。

煙草は分煙する、柑橘類は別室で食べる、食後に手を洗う、マニキュアはネイルサロンに通うなど、生活に注意し工夫してみてあげてください。

まとめ

女性と犬が顔を近付けている様子 犬の嫌がるニオイについてご紹介しました。犬が苦手としている匂いを知った上で、飼い主は注意してあげる必要があります。

私たちは苦手な匂いを意識的に避ける事が出来ます。しかし、犬の場合は、嫌いな匂いや苦手な匂いから移動することが出来ません。

ペットライフをもっと楽しく過ごせる様に、生活の匂いに注意してみてあげてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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