2018年3月6日

犬の表情と感情の関連性について

「動物に表情はない」と思っている人もいるかもしれませんが、人間と同じように犬も表情で感情を表現します。

それぞれの表情の意味が分かれば、犬の感情を読み取りやすくなってより良いコミュニケーションが取れるようになります。

ここでは犬の表情から分かる感情を解説します。

目から分かる感情

犬が目を輝かせているような様子 「目は口程に物を言う」という言葉があるように、犬の表情を見るときは目が一つのポイントになります。

目を見つめる

目を見つめるのは、親愛の気持ちを表しているとき、あるいは相手を威嚇しているときです。

真逆の感情なので分かりにくいですが、飼い主を見つめながら甘えてくるのであればそれは信頼の証だと考えられます。

視線をそらす

愛犬を見つめているときに目をそらすことがあるのではないでしょうか。

視線をそらすのは、飼い主に対して服従心をもっていることを表しています。

まん丸に見開いた目

見開いた目をしながら上目遣いで飼い主を見つめていたら、それは「おやつが食べたい」「構ってほしい」などの要求が考えられます。

つりあがった目

人間と同じく機嫌が悪いときや怒っているときには、かわいい目がつりあがります。

口からわかる感情

犬が口を開けている様子 「開いている」「閉じている」など変化がわかりやすい口も、表情を読み取るための大きなポイントです。

口を大きく開ける

口を大きく開けているのは、犬が喜んでいるからです。

口を開け、目を細め、口角を上げていたら、目いっぱいの笑顔だと思っていいでしょう。

口元が緩む

口元が緩むのは、犬がリラックスしているときです。

散歩の最中などに口が緩んでいると退屈なのかと思ってしまいますが、満足しているので心配いりません。

口を固く閉じる

犬は、落ち込んだときに口を固く閉じます。

それと同時に目は伏し目になり、耳も垂れさがります。

あくびをする

あくびをしているとリラックスしているように見えますが、実は違います。

寝起きのあくびでなければ、緊張あるいは不安を表すシグナルだといえます。

歯をむき出しにする

犬は、相手を威嚇するときに歯をむき出しにします。

唇が完全にめくれあがって鼻にシワが寄っているような状態であれば、それは一触即発の状態だといえます。


耳から分かる感情

犬が左右の耳を寄せている様子 人間は耳で感情を表現することはありませんが、犬は感情によって耳の動きにも変化が現れます。

耳をピンと立てる

耳をピンと立てるのは、何かに興味を抱いたときです。

それと同時に首をかしげていたら、それは角度を変えることでよく音を聞き取ろうとしていると言われています。

耳を後ろに倒す

耳を後ろに倒すのは、相手に服従心を抱いているとき、あるいは恐怖心を抱いているときです。

歯をむき出しにしていなければ、敵対心がないことをアピールしていると考えられます。

鼻から分かる表情

犬が鼻にしわを寄せている様子 最後に、鼻の動きからどのような感情が読み取れるのかをみていきましょう。

鼻をひくひくさせる

鼻をひくひくさせるのは、犬が「これは何だろう?」「この人は誰だろう?」と考えているときです。

人間より優れた嗅覚をもつ犬ならではの仕草です。

鼻にしわを寄せる

犬は、相手を威嚇するときや自分のほうが強いことをアピールするときに鼻にしわを寄せます。

他の犬と会ったときに鼻にしわを寄せていたら要注意です。

まとめ

犬が笑っているように見える様子 犬の表情にはいろいろな意味があり、人間の感情表現と異なる部分もあります。

とはいえ、慣れれば上手に愛犬の感情を読み取れるようになります。

ぜひ犬の表情をみるコツをつかんで、愛犬に対する理解を深めてあげてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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