2018年4月1日

犬アレルギーの知人に飼い主ができる配慮や対策とは?

犬が苦手な方だけでなく、犬が大好きであっても犬アレルギーに悩んでいる方は少なくありません。

ここでは、犬アレルギーをもつ友人や知人を家に招くときの対策についてご紹介します。

犬アレルギーの症状

犬と家族 犬アレルギーになると、花粉症になったときと似たような症状が出ます。

具体的には、鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、充血、皮膚のかゆみ、じんましん、喘鳴などです。

また、下痢、嘔吐、吐き気、めまい、動悸、呼吸困難など重い症状が出ることもあり、最悪の場合には命にかかわります。

アレルギーの原因となっているもの

ベッドで寝転ぶ犬 アレルギー反応が起こる原因物質のことを「アレルゲン」と呼びます。

かつては、アレルゲンとなっているのは犬の被毛だと考えられていました。

しかし最近では、被毛だけではなく唾液やフケ、垢、糞尿などもアレルゲンとなっていることが分かってきました。

そのため、犬アレルギーの人は被毛をはじめとしたアレルゲンとなり得るものを吸い込まないように注意する必要があります。


犬アレルギーの知人のためにできる対策

犬が寝転んでいる様子 アレルギー症状が出る可能性をできるだけ減らすためにも、来客の前にはしっかりと対策を行いましょう。

犬をケージに入れる

家の中を犬が歩き回っているような状態は、犬アレルギーの方が安心出来る環境だとは言えません。

犬アレルギーがある人を自宅に呼ぶのであれば、犬を隔離しておくのは最低限の気遣いです。

ケージに入れておくか、あるいは他の部屋に入れて出られないようにしておきましょう。

念入りに掃除をする

その場にいなくても、犬が暮らしている家の中はアレルゲンでいっぱいです。

アレルゲンが部屋中に散らばっていると、犬アレルギーの人は身体がアレルギー反応を示します。

来客時には、愛犬の被毛やフケなどを全て取り除くために念入りに掃除をしましょう。

掃除機などを使うと被毛が舞い上がってしまうので、そうならないように気を付けながら掃除をしてください。

ブラッシングやシャンプーをする

どれだけ丁寧に掃除をしても、犬を飼っているとすぐに部屋中が毛だらけになってしまいます。

抜け毛の多いダブルコートの犬であれば、犬が少し部屋を歩き回っただけで、掃除前と同じ状態に戻るような事もあります。

犬の抜け毛を完全になくすことは不可能ですが、被毛のケアをすることで抜け毛を減らすことはできます。

日頃から丁寧にブラッシングを行い、定期的にシャンプーをしてあげてください。

カーペットを撤去する

一度被毛がつくとなかなか取れないのが、カーペットです。

掃除機をかけたから大丈夫と思っても、カーペットはアレルゲンが溜まりやすく、全てを取り除くのは困難だと言えます。

犬アレルギーの人が自宅に訪れるときには、可能であればカーペットを一時的に撤去しましょう。

撤去できないタイプのカーペットの場合は、専用のグッズを使って掃除してみるといいかもしれません。

まとめ

犬が伏せている様子 犬アレルギーの友人や知人を家に招く際の注意点などをご紹介しました。

犬アレルギーは、人によっては重い症状が出ることがあります。

せっかくの来客に辛い思いをさせないためにも、犬アレルギー対策はしっかりと行ってください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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