2018年3月28日

『犬がお腹を見せる』意味は〇〇だった!

犬が面白い動きや仕草をするときには、何かしらの感情を表現している事が少なくありません。

『犬がお腹を見せた』場合は「服従」を示しているとよく言われますが、犬がお腹を見せる意味はそれだけではありません。

ここでは、犬がお腹を見せる様々な意味についてご紹介します。

犬がお腹を見せる意味①おねだり

犬がお腹を撫でてもらっている様子 何かをおねだりするわけでもなくただお腹を見せてくるのは、飼い主に対する信頼と愛情の証です。

犬がお腹を見せたときに、お腹を撫でてあげる飼い主は少なくないでしょう。

しかし、これを繰り返すと犬は「お腹を見せると撫でてもらえる」と学習し、撫でてほしいときにお腹を見せるようになります。

この場合、犬が飼い主にお腹を見せるのは、もっと撫でてほしいというおねだりなのです。

また、お腹を見せるのは単純に「構ってほしい」というサインでもあります。

お腹を見せたときに飼い主が嬉しそうにしていたのを覚えていると、この傾向は強くなります。

特に子犬のうちは、構ってほしいというアピールでこの態勢を取ることが多いようです。

犬がお腹を見せる意味②信頼

犬が信頼している相手にお腹を見せている様子
子犬は、母犬に対してお腹を見せることがあります。

飼い主に対して同じことをしてくるのは、飼い主のことを本当の母親のように思っているのかもしれません。

服従でお腹を見せているのか、信頼でお腹を見せているのかは判断が難しいかもしれません。

お腹を見せながらしっぽを振っている、嬉しそうな表情でお腹を見せるのであれば、それは信頼からくるものだといえます。


犬がお腹を見せる意味③緊張

犬がじゃれあってお腹を見せている様子
犬がお腹を見せるのは、良い意味だと捉えている人が多いと思います。

しかし、お腹を見せるという行動には、ネガティブな意味が含まれる「緊張」を表している場合もあります。

初めて会う人にお腹を見せている犬を見ると、フレンドリーな犬だと思うかもしれません。

しかし、これは緊張状態に陥っているサインである可能性もあります。

自分が縄張りだと思っている範囲に見知らぬ人が入ってきたときには犬は威嚇するものですが、相手の身体が大きかったり威圧感を感じたりすると緊張からお腹を出してしまうのです。

「自分は敵ではない」とアピールしたい証拠だといえるでしょう。

犬がお腹を見せる意味④要求

何かを要求しているかのようなお腹見せ 犬が悪いことをしたときでも、お腹を見せられるとつい笑って許してあげたくなってしまいます。

しかし、これをすると犬は「お腹を見せれば叱られない」と学習してしまいます。

また、爪切りなど犬が嫌なことをしようとしたときも同様です。

犬がお腹を見せたことで爪切りをするのをやめてしまうと、犬はお腹を見せれば自分の要求が通ると思ってしまいます。

これを繰り返すと、いつしか犬の要求がいつでも通るようになって飼い主と犬の間の主従関係が逆転してしまいます。

可愛さに負けず、けじめをつけた態度を取ることが大切だといえるでしょう。

犬がお腹を見せる意味⑤眠い

犬が眠そうにお腹を見せている様子 犬がお腹を見せる行動には、何らかのメッセージが含まれていることと何のメッセージも含まれていないことがあります。

メッセージを含んでいる行動は「社会的」、メッセージを含んでいない行動は「非社会的」といわれます。

服従、おねだり、信頼、緊張、要求などは、全て社会的な腹見せだといえます。

それに対して、眠いときなどにお腹を見せるのは非社会的な腹見せです。

非社会的な腹見せとしては、他にも「暑い」「背中がかゆい」などがあります。

まとめ

飼い主と犬 このように、犬のお腹を見せるという行動には様々な意味が含まれています。

ポジティブな意味のときだけでなく、ネガティブな意味を持つ可能性があるので、愛犬をよく観察しなが行動の意味を汲み取ってあげてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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