2018年4月3日

【ペットの供養】火葬までに飼い主がしてあげられること

大事にしていたペットが亡くなったときには、ショックと寂しさで頭が真っ白になってしまうかもしれません。

しかし、ペットが安心して眠れるようにしっかりと供養してあげることが飼い主としての最後の務めです。

ここでは、ペットの火葬までにしてあげたいことについてご紹介します。

身体をきれいに清める

犬が身体を拭いてもらっている様子 まずは、ペットの身体をきれいなシーツやタオルの上に移してあげてください。

念のため防水性のあるシートをその下に敷いておくといいでしょう。

きれいな場所にペットを寝かせたら、ペットの身体を濡らしたタオルで拭いたりブラッシングしたりしてきれいに清めてあげます。

頭のてっぺんから足先まで、くまなくきれいにしてあげましょう。

また、ペットが怪我をしているときにはその部分をガーゼなどで覆ってあげてください。

そのままにしておくと、体液が染み出る、季節によっては傷口に虫が寄ってきてしまう可能性があります。

正しく安置する

暖炉の前で伏せる犬 ペットが亡くなってからしばらくすると、死後硬直が始まります。

犬や猫は人間よりも身体が小さいため、短い時間で身体が固くなっていきます。

そして、この状態になるとペットの態勢を変えたりするのは難しくなってしまいます。

ペットが亡くなったら、死後硬直が始まる前に自然な態勢に整えてあげましょう。

脚は優しく折り曲げ、まぶたや口は閉じてあげてください。

すでに死後硬直が始まっている場合は、死後硬直が終わって筋肉が弛緩するまで待ちましょう。

なお、このときに体液や汚物などが漏れ出てしまうことがあります。

そばに清潔なティッシュなどを用意して、その都度きれいに拭いてあげるようにしてください。


寝かせる場所を作る

バスケットの中で丸くなる犬 火葬までの間、ペットを寝かせておくための場所を作ります。

ちょうどいいサイズの段ボールの中に、きれいなタオルや毛布、そして体液や汚物が漏れてしまったときのためのペットシーツを敷くとよいでしょう。

ペットのサイズに合う段ボールが見つからない場合は、シーツや毛布の上で寝かせてあげてください。

寝かせる場所はできるだけ直射日光の当たらない涼しい場所を選び、ペットの身体は保冷剤を使って冷やしてあげましょう。

特に頭部と腹部はしっかりと冷やすようにしてください。

冷気は下に溜まりやすいので、身体と保冷剤をバスタオルなどで一緒にくるむとしっかりと身体を冷やすことができます。

友人・知人に一報を入れる

犬が飼い主の友人に囲まれている様子 少し気分が落ち着いたら、ペットを可愛がってくれた友人や知人、散歩仲間などに一報を入れましょう。

友人や知人の中には、火葬の前にペットとお別れをしたいと言ってくれる人がいるかもしれません。

また、このときにお世話になった獣医さんに連絡を入れる人もいるようです。

ペットとのお別れをする

ペットが亡くなったらすぐに火葬をしなければいけないという決まりはありません。

火葬する前の最後の時間を、ペットとゆっくりと過ごしましょう。

ペットと過ごした楽しい時間を思い出しながら、ありがとうの気持ちを込めてペットに話しかけてください。

また、ペットの枕元にお気に入りのフードやおやつを添えてあげるのもいいでしょう。

ペットの葬儀屋へ連絡する

女性と犬 ペットとお別れをしたら、ペットの葬儀屋へ連絡しましょう。

ペット葬儀のやり方は葬儀屋によって異なるので、希望のやり方でペットを供養してくれる葬儀屋を選んでください。

ペットが安らかに天国へ行けるように、最後まで温かい気持ちで見送ってあげましょう。

自治体に届け出をする

女性と犬 ペットによっては、自治体に届け出をする必要があります。

飼い犬が亡くなったときには、飼い犬登録の抹消などの手続きが必要なので、お住まいの自治体に確認してみてください。

まとめ

犬と家族 大切なペットが亡くなったときに冷静に対処するのは、簡単なことではないかもしれません。

しかし、ペットの顔を見ながらお別れができるのは火葬までの時間だけになります。

飼い主として、ペットの最後をしっかりと見届けてあげてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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