2018年2月15日

犬がお尻をくっつけてくるときの気持ちとは?

愛犬がそばに来たと思ったらお尻をくっつけて見つめてきたり、そのまま眠ったり、といった行動を取ることはありませんか。

悪い意味ではなさそうですが、なぜお尻をつけるのか気になりますよね。

今回は犬がお尻を預ける場合の気持ちとその理由を説明します。

飼い主にお尻を預けるのは「信頼している証拠」です

ベッドで寝ている飼い主に身体を寄せて寝ているダックスフンド 犬にとってお尻は確認しにくく、後ろ脚という犬の行動にとって重要な部位がある箇所でもあります。

犬が野生で暮らしていた頃は犬同士お尻を寄せ合って死角を無くそうとしていました。

後ろ脚を怪我してしまうと、何をするにも満足に行動できないことがわかっていたのです。

愛犬の場合

そんなお尻を飼い主にくっつけて眠るということは「家族の中でも安心できる」「この人にはお尻を預けても大丈夫だ」と信頼している証拠なのです。

お尻を付けているとぱっと見そっぽを向いているようにも見えるため、懐いていないようにも見えますよね。

実際はその逆で、群れの中でも特に信頼できる相手だという犬からのサインだったのです。

飼い犬でない場合

他にも飼い犬ではない犬がお尻を付けてきた場合、これは「自分は敵ではないから仲良くしよう」というサインです。

この場合は驚かせないように自分の匂いを嗅がせてあげるなど少しずつ仲良くなっていきましょう。

いきなり頭を触りに行く、オーバーアクションで驚かせるといった行為は厳禁です。

「お気に入り!」マーキングをしている場合もあります

犬のお尻にはマーキングの匂いを出す特別な器官があり、その匂いをつけるためにお尻を付ける場合もあります。

この行為は自分の好きなものに行う傾向があり、飼い主に自分の匂いをつけるのは愛情表現の一種。

そして他の犬に取られないように安心感を得るためにこの行為をする場合があります。


外出先でお尻をくっつけてきた場合は「落ち着け自分~」

屋外で飼い主の顔を舐めているフレンチブル もし外出中にお尻をくっつけてきたというときは、犬にとって何か危険だと思うようなことや、不安に思うようなことがある場合です。

賑やかな場所では、他の犬の鳴き声を聞いたりして不安になることが多くあります。

その場合は飼い主にお尻をつけて危険を減らし少しでも落ち着こうとしている行動です。

不安に感じているかどうかは表情を見れば判断しやすいです。

小刻みに震えていたり、表情が固かったりといった緊張している様子であれば不安に感じています。

そんな様子が見られた時は声をかけて近くにいることを知らせてあげ、少しでも安心できるようにしてあげましょう。

飼い主に背を向けて伏せている子犬 犬がお尻をくっつけてきたときの気持ち。実は「誰にも譲らない!」「不安を減らしたい……」といった気持ちから行う行動だったのです。

これを知ってからは、お尻をくっつけられると、なんだか嬉しくなりそうですね。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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