2018年1月13日

かわいい!犬が笑顔を見せるその理由とは?

犬も人間と同じく感情を持ち合わせ、喜んだり怒ったりしますが、その感情が表情に現れている犬もいれば、まったく表情が変わらない犬もいます。

飼い主から見てみると、思いきり喜んでいる表情に見えても、他人から見るとまったくいつもと変わらない表情のように見えたりもします。

犬は人間のように言葉が話せないからこそ、その時々で見せる表情が、どんな感情を表している表情なのか、とても気になりますよね。

特に犬が笑っているように見える表情と出会った時には、最高に嬉しく思い、こちらまで幸せな気持ちにさせてくれるものです。

犬はいったいどんな時に私たちに笑顔を見せてくれるものなのでしょうか。

今回は、犬が笑顔を見せるその理由に迫ってみたいと思います。

理由①飼い主の表情を真似ている

笑顔でこちらを見る耳の大きな犬 飼い主が愛犬をかわいいと思うのと同じように、犬も飼い主のことが大好きです。

大好きな飼い主のことをよく見ている犬は、飼い主が嬉しい時や喜んでいる時の表情が、どんなものなのかもよく把握しています。

飼い主が嬉しい時にする表情をそばで見て学習し、真似をすることで笑顔を作っているのです。

自分がこの表情をすれば、飼い主もきっと幸せな感情を抱くであろうということも、犬はしっかり学習しています。

飼い主がいつもにこにこしていると、愛犬も笑顔を見せる機会が多くなり、複数の犬が同時に飼われている場合には、他の犬の表情を真似て、笑顔を作ることもあります。

理由②カーミングシグナル

花畑で笑顔を見せる茶色い犬 「カーミングシグナル」とは、言葉を話すことができない犬が、不要な争いや対立を回避するために本能的に備わっているものです。

ノルウェーの動物学者トゥーリッド・ルーガス氏が提唱し、現在までに27個ものシグナルが発見されています。

犬の笑顔は、このカーミングシグナルの1つであり、相手と自分を落ち着かせるための合図とも言われています。

初めて会う相手に敵意がない時や、コミュニケーションをとりたいと感じている時にこそこのカーミングシグナルにより、笑う表情を見せたりします。


理由③楽しい時

蝶ネクタイを付けた笑顔の犬 人間と同じで、ただ単純に「楽しい!」と感じる時も笑顔を見せてくれます。

元気に走り回って楽しいと感じている時や、大好きな人や犬など、良い感情を抱いている相手に会えて嬉しい時など、何らかのアクションとともに笑顔を見せる時は、楽しいと感じているサインでもあります。

中には、何かをしながら楽しいと感じる時に、声を出しながらその気持ちを表現する犬もいます。

とにもかくにも幸せな気持ちを表現したいという時に、笑顔を見せる機会が多くなります。

理由④服従を意味する

散歩中に飼い主を見上げる笑顔の犬 相手に対して、服従する気持ちを抱いている時に笑顔を見せることがあります。

特に犬同士で対峙した時に見せることが多く、牙を隠し、舌を出しながら口角を少し上げ、笑ったように見える時は、相手に服従しますという感情を持っているサインです。

この時の笑顔のポイントは、牙を見せないことです。

牙を見せることは、相手に敵意を抱いているということになるため、牙を隠しつつも舌を出すことで、笑顔になります。

犬の笑顔は、本来群れとなって生活する習性から生まれた、相手とのコミュニケーション方法の1つでもあるのです。

まとめ

笑顔のチワワ 愛犬の笑顔を見た時ほど、幸せだと感じる時はないでしょう。

犬も人間と同じように感情が豊かな犬もいれば、そうでない犬もいます。

またその感情表現が豊かで、表情がコロコロ変わる犬もいれば、そうでない犬もいます。

犬が笑顔を見せる時は、マイナスな感情を持ち合わせているのではなく、そのほとんどが「楽しい」「嬉しい」といったポジティブな感情を抱いている時です。

相手に服従する意思表示だったり、初めて会った相手との関係を上手に築くために、相手と自分の気持ちを落ち着かせることを目的として笑顔を見せることもあります。

犬は人間のように声に出して笑うものではありませんが、笑顔を見せるときの感情は、人間と同じで幸せな感情や、ポジティブな思考に基づいているものです。

愛犬の笑顔の理由を知ることができれば、その笑顔を見た時の飼い主の喜びも、ひとしおとなるでしょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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