2018年2月27日

犬が床を舐める4つの理由

犬がよくとる仕草の一つに、床を舐めるというものがあります。

不衛生なので舐めないように対策を考える飼い主も少なくないでしょう。

しかし、これには様々な理由があると言われています。

今回は、床を舐める理由と対策について4つほど挙げさせてもらいます。

犬が床を舐める理由①【落ちた食べ物や飲み物】

犬が床を舐めている様子 食事の途中に誤って食べ物を落としてしまった時に、愛犬が猛スピードで向かってきて食べようとして怒った経験があるかもしれません。

そして、落ちたものを回収した場合でも、犬はそこをずっと舐めます。

とても単純な理由なのですが、落ちた食べ物や飲み物の匂いが残っているので犬はそこがとても気になるのです。

小さなお菓子のかけらでも犬にとっては良い匂いさえすればずっと舐めていられます。

しかし、掃除をしているとは言っても時間が経てば不衛生になり、ワックスなどをかけていれば化学品が犬の口に入るのと同じだと言えます。

そのため、食べ物などは出来るだけ落とさないように注意し、落としてしまった時は、拾うだけでなく、すぐに拭き取りましょう。

犬はとても嗅覚が鋭い生き物なので拭いただけでは匂いが消えずに床を舐めることがあります。

拭いても床舐めを止めないようであれば、逆に犬の嫌いな匂いを上乗せしましょう。

そういったスプレーなどは、ペットショップなどでも販売しているので試してみてください。

犬が床を舐める理由②【運動不足などによるストレス】

ストレスがたまっていそうな犬 飼い主の事情に限らず、雨などの影響で散歩に行けない場合は、それが原因でストレスが溜まり床を舐める事もあります。

その他の行動として、床をかじる事があります。

もし、食べ物を落とした記憶もないのに、頻繁に床を舐める、かじる等の行動が見られる場合は、短時間であってもいいので遊んであげる時間を作ってあげましょう。

いつも遊んでいるおもちゃで大丈夫なので構ってあげることが重要です。

それでも直らないようであれば体の不調によるストレスの可能性もあります。

いつもと違って食欲がないときや、動きが鈍いようであれば動物病院へ連れていってあげましょう。


犬が床を舐める理由③【暇や退屈な時】

退屈そうな犬 単純に退屈からくる暇という理由で、床を舐めることがあります。

とてもシンプルな事なのですが、人間であれば、携帯電話を触る、軽く運動する、絵を描くなど様々な行動と同様に、犬は床を舐めて、暇つぶしをすることがあります。

飼い主と遊びたいのに構ってくれなかったりすると見られる行動です。

逆を言えば構ってほしいというサインでもあります。

『あー暇だなー暇すぎて床舐めるしかないなー誰か遊んでくれないかなー』といった感じなのかもしれません。

その為、飼い主は床を舐める犬に対して声をかけてみて、嬉しそうに反応した場合は遊んであげてみてください。

犬が床を舐める理由④【消化不良】

体調が良くなさそうな犬 犬が食後に床を舐めている場合は、胃を落ち着かせている可能性があります。

犬は満足した気持ちをリラックスさせるために前足を舐める事があり、その延長で床を舐める事があります。

この場合の床舐めは短時間で、それほど心配する必要がありません。

ただし、長時間にわたって床舐めが続いている場合は、消化不良を起こしている可能性もあります。

そのため、まずは様子を見て消化不良を疑った場合はまず食事のスピードを見ましょう。

早食いだった場合は、それを防止するお皿などを買って様子を見ましょう。

早食いでなかった場合は、餌が固くて消化できない事もあります。

水分を含ませるなど、柔らかいものにしてみてください。

それでも治らないようであれば動物病院に相談してみた方が良いかもしれません。

まとめ

犬が舌を出している様子 今回は犬が床を舐める理由とそれによって何を伝えたいのかをご紹介しました。

言葉が喋れない犬の気持ちやSOSを感じ取れるのは飼い主だけです。普段から注意して観察してあげるようにしましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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