2018年5月5日

初対面の犬と仲良くなれる4つのコツ

『初めて会った犬と仲良くなりたい』と考える方も少なくないのではないでしょうか。

今後とも仲良くしたいと考えている友人や、恋人の家で飼っている犬であれば、尚更かもしれません。

今回は、初対面の犬でも仲良くなる為の4つのコツについてご紹介します。

①正面は避ける

犬と横から接している様子 犬好きの人で、普段犬と接する機会がないと、かわいい犬を見かけた時には、すぐにでも近付いて触りたくなるかもしれません。

しかし、一方的に近付いて急に触ると、怒らせてしまうことや、不安を与えてしまうことがあります。

飼い主から犬に触ってもいい許可をもらったとしても、犬の正面から近付かないように注意しましょう。

犬は自分の正面から近付くものに、強い警戒心を抱く習性があります。

その為、自分よりもはるかに大きい人間が正面から近付くと、強い警戒心を抱き、不快に感じる事があります。

犬種や犬の個体差によって差はありますが、急に近付いて触ることで、唸る、吠える、噛むといった行動を見せることがあります。

初対面の犬に近付く際には、正面ではなく、軽くカーブを描くように曲がりながら、ゆっくりと近付くようにしましょう。

②臭いを嗅がせる

犬に手を差し出している様子 ご存知の方が多いですが、犬の嗅覚はとても優れています。

優れた嗅覚を使って、初対面の相手の臭いを嗅ぐことで、自分にとって安心できる存在であるかどうかを判断します。

犬が、自分に対する警戒心が和らげて近付いてきた時には、匂いを嗅がせてあげましょう。

その際、自分のにぎりこぶしをゆっくりと差し出してあげると、犬が臭いを確認しやすくなります。

いきなり犬に触れるのではなく、犬が納得するまで充分に臭いを嗅がせてあげることが大事です。

この時に、素早く動いたり、大きく動く、大きな声を出すなどすると、犬が強く警戒心を抱きます。

その為、犬が匂いを嗅いでいる間は、静かに待ってあげるようにしましょう。


③落ち着いてから

ソファでくつろぎながら犬と接している様子 可愛い犬を前にすると、興奮状態の高いテンションで犬に近付いてしまう人もいます。

しかし、人が高いテンション時に発する、興奮した声や高い声、大きな声などは、犬にとって精神的な負担やストレスを感じさせる原因となる事があります。

興奮しないように留意し、心を落ち着かせてから静かに接することで、犬の警戒心を解くことができます。

反対に、犬の方が初対面の人を前にして、興奮状態になることがあります。

こういった時には落ち着いて静かに対応し、犬の顔の高さまでゆっくり腰を下ろし、犬の興奮が収まるのを待ち、自分から距離を縮めないように注意しましょう。

④前胸か下あごから

犬の首を撫でている様子 初対面の犬と接する時に、まずは頭を撫でるという人も少なくないでしょう。

しかし、自分の頭の上にいきなり手がいくことに、強く警戒心を抱く犬もいます。

単純に、頭を撫でられることを嫌う犬もいますが、初対面の犬を撫でる時は、前胸や下あごなどの、犬の目が行き届くところから優しく撫でてあげるようにしましょう。

頭や顔を撫でるのは、お互いに少し慣れ、犬の警戒心を解くことが出来てからにしましょう。

まとめ

恋人と犬 犬好きの方や、大好きな犬種を見つけると、早く触れ合って仲良くしたいと考えてしまうかもしれません。

しかし、犬は初めて接する人に緊張しているので、接し方を間違えてしまうと、恐怖心や警戒心を与えてしまうことになります。

警戒状態や興奮状態に陥った犬は、吠える、噛むといった行動を取る事があるので注意が必要です。

初対面の犬と接する時には、嫌がることを避けながら慎重に接することで、距離を縮めることが出来ます。

仲良くなりたいという気持ちを一方的に押し付けるのではなく、まずは犬の気持ちを優先しながら、仲よくなるためのコツを把握することで、初対面の犬とも仲良くなることができます。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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