2018年5月2日

飼うと分かる『中型犬』の特徴4つ

犬を迎える際に迷うこととしては、まずオス犬かメス犬かということに加え、大型犬、中型犬、小型犬という犬種サイズも非常に迷うところではないでしょうか。

犬を迎える住宅の広さにもよりますので、部屋が狭いほど選択肢は限られてきますが、今回は『中型犬』にフォーカスして、4つの特徴を例にあげて解説していきたいと思います。

1.健康的で周りに受け入れられやすい

水辺で遊ぶボストンテリアと飼い主 一般的に、中型犬は大型犬と比較した場合、寿命が長いとされています。

また、小型犬と比較した場合には健康的な肉体から怪我をしにくい犬種ともいわれています。

中型犬は大型犬に比べて身軽で、小型犬に比べて筋肉も発達しており、骨も丈夫なため運動することも大好きな犬種が多いです。

また、中型犬は大型犬に比べ見た目の威圧感が少ない為、比較的周囲の方々からも受け入れられやすいのも利点です。

危険意識の高い賃貸型住宅では『大型犬は禁止』とされている場合もありますが、小型犬は勿論のこと中型犬も許可されている場合も多いと言えます。

2.住む環境が狭いのは好ましくない

舌を出すアメリカンコッカー 大型犬と比べて体は小振りであっても、とにかく活発で遊び好きな中型犬ですから、狭い空間はストレスを感じ、好まない場合も多いです。

庭のないマンションで完全な室内飼いを考えている際には、犬にとって広さは足りているかを十分に考える必要があります。

平均的に必要な広さから考えると、中型犬クラスですと1Kや1DKの部屋では手狭となるでしょう。

犬だけには留まらず、飼い主自体にも後々ストレスがかかってくる可能性は非常に高いといえます。

一軒家でない場合は最低でも2LDK~3DK以上の広い空間であることが望ましいです。


3.散歩での運動量は十分に行うこと

寝ているボストンテリア 中型犬は体力が有り余っているほどに元気な犬が多いです。

小型犬であれば1日1回の散歩は15~30分程度で、外遊びは勿論大事ですが、運動量としては部屋の遊びだけでも十分といえます。

しかし、中型犬はそうはいきません。犬種によっては1日2回の散歩を最低でも30分必要とします。

好ましいのは運動不足にならぬよう、1回につき1時間以上の散歩をすることです。

ドッグランは非常に有効で、連れていった際には全速力で元気に走る姿を見られることでしょう。

中型犬にとっての運動不足は非常に深刻で、一番ストレスになります。それゆえ散歩の時間を作ることが出来ない、共働きの家庭などには不向きともいえます。

4.中型犬はリーダーを冷静に見極める

横になって目をつむるビーグル 中型犬は『使役犬』として人間と共存してきたことから、命令をするリーダーを冷静に見極める一面があります。

つまり『家族の中で誰がリーダーか?』をしっかりと見ているわけです。

そして『誰の命令を聞くべきか』と自分で考えるのです。

そのため飼い主と良い信頼関係が築けていない場合には、見事なまでに飼い主の命令を無視する場合が多いのです。

また、信頼する飼い主が大好きだという感情が強いあまり、飼い主に近づく者や自分に注がれる愛情を妨げる者には吠えるというような問題行動を起こす場合もあります。

特にマンション暮らしで他の住人とすれ違う時や同居人として高齢者や子供がいる場合に危害が及ばないよう、しっかりと飼い主の指示に従えるように躾する必要があります。

躾に自信がない場合には、大人しいとされる犬種を選ぶべきでしょう。

まとめ

中型犬について詳しくまとめてみましたが、中型犬の意外と知られてない一面を理解していただけたかと思います。

大型犬よりも活発的で手がかかる一面もありますが、見て楽しめるのもまた中型犬の魅力だといえます。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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