2018年9月26日

犬の散歩は1日に何回必要なの?

犬の一日の生活の中で、大きな楽しみの一つとして『散歩』が挙げられますね。

大好きな飼い主との貴重な時間となるわけですが、年齢や犬の種類にもよっても内容は多少変わってきます。

今回は、犬の散歩について注意点も含みながら詳しく説明していきたいと思います。

犬にとっての散歩は様々な意味がある

こちらを見つめるビーグル 犬にとって食べることと同じくらい大好きな散歩ですが、飼い主さんと過ごす貴重な時間です。

散歩は大好きな飼い主さんと同じ道を歩き、同じ景色を見て、まさに幸せを感じる時間ともいえます。

散歩は犬にとって他の犬の縄張りや、犬社会の情報を収集する機会でもあります。

犬は散歩中にニオイを嗅いでいるのは、他の犬の情報を鼻から受け取っているのです。

このことからも、人間が外を何となく歩く単なる散歩とは全く意味が異なることを分かって頂けるでしょう。

その作業を行うのは、信頼できる飼い主さんとだから意味があるのであって、信頼していない飼い主との散歩とでは雲泥の差が生じてきます。

信頼できる飼い主が側にいるからこそ安心して『散歩』ができるわけですね。

犬種によって散歩の回数は変わる

砂浜を散歩する犬と飼い主

大型犬の場合

飼い主と散歩する大型犬 一般的に、大型犬は1日2回の散歩は最低限必要といわれています。

時間にして1回につき30~60分程度となります。

時間も回数も小型犬や中型犬と比較して多くなりますので、長い距離を時間をかけて歩くことが重要になります。

なぜなら成犬になるまでに過度な運動を強いると大型犬の場合は体が重いので、股関節形成不全といった関節系を痛めやすくなるからです。

骨が固くなる1歳までは過酷な運動には注意が必要となります。

中型犬の場合

中型犬は基本的に1日に2回の散歩は必要だとされています。1回につきの30分程度歩けば十分でしょう。

中型犬の場合は大型犬と比較すると身軽ではありますが、小型犬に比べて筋肉もついていますので歩くだけでは満足がいきません。

ところどころ走ったり休んだりを適度に繰り返してあげると喜ぶので良いでしょう。

また、飼い主の年齢や体力のレベル、性別により満足のいく散歩をこなすのが厳しい場合はこまめにドッグランに連れていくと、全力疾走してストレスを発散できるでしょう。

小型犬の場合

小型犬の場合は、室内のみで飼われている割合も非常に多く、運動量も室内の運動で充分だとされていますが、やはり太陽の光を浴びて風を感じられる外を犬は好みます。小型犬は1日1回、15~30分の散歩時間で十分だといえます。


年齢によっても散歩の質を変える

散歩の回数や時間は犬種によっても異なるのですが、年齢によっても工夫が必要です。

特にシニア犬(老犬)は、体調により歩くのを嫌がる日もあります。

その場合、無理をさせないのは鉄則となります。

反対に、子犬に長時間の散歩は大きな負担がかかりますから注意しましょう。

注意点として覚えておくこと

草むらを散歩する飼い主と犬 シニア犬の場合、大半は体力の低下とともに散歩を面倒くさがるようになるのですが、気を付けなければならないのは反対の状況の時です。

頼りない足腰になってしまっているのに、自分はまるで若き頃の体のように気持ちだけが先に進んでしまっている場合もあり、結果的に無茶に繋がり、怪我をする場合があります。

元気に生きようとする意欲は素晴らしいのですが、散歩の際には飼い主が愛犬の様子や体力を見極め調整する必要があります。

また、超小型犬の場合は成犬でも体重が3kg程にしかなりません。

しかも骨が細いですから長い時間の運動をさせると骨や筋肉に負担をかけるので骨折したりします。

外で遊ばせるのは非常に良いことですが、運動させすぎや怪我には十分注意が必要となります。

まとめ

犬種によって、散歩の頻度や時間、注意点もあり、飼い主さんが責任をもって管理してあげなくてはいけないという重要性も分かっていただけたかと思います。

楽しいはずの散歩が、怪我をして辛い思いをさせてしまったということにならぬよう十分注意しましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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