2020年11月7日

チワワのパピーを迎えたら。注意したい3つのポイント

チワワのパピーを迎えるとき注意したい3つのこと
世界一小さな犬種といわれているチワワは、マンションなどの狭い部屋でも飼いやすく、非常に人気の犬種です。愛らしい見た目に加えて、頭が良く運動量も少なくていいと言われていることから、比較的飼いやすい犬としても人気を集めています。
しかし、チワワのパピーを迎えるときにはいくつかの注意点があります。新しい環境で不安いっぱいのチワワパピーにとってはもちろん、飼い主さんにとっても負担にならないようあらかじめ事前に注意点をチェックしておきましょう。


チワワのパピーを迎えるとき注意したい3つのこと


1. フードやケージ、トイレなど必要なものを用意しておく

チワワのパピーを迎え入れるときは事前に必要なものを用意しておきましょう。
とくに必須といわれているのが以下のアイテムです。

・フード
・フード入れ
・給水器
・ケージ
・トイレ
・トイレシート
・ベッドやタオルケットなど
・おもちゃ

パピー期では食べられるフードが限られています。フードは自分で選んだものではなく、ペットショップやブリーダーのもとで食べていたものと同じものを用意するようにしましょう。慣れるまではなかなか食べてくれないと悩む時期もありますが、小さく砕いたりぬるま湯でふやかしたりして食べやすい状態で与えてあげることも大切です。

ケージはパピーが落ち着いて過ごせる場所でないといけません。トイレトレーニングが完了しないうちはベッドの上でトイレをしてしまうことも多いため、洗濯しやすいタオルケットをベッド代わりに用意するのもおすすめです。犬はキレイ好きですので、寝床はいつも清潔な状態をキープしてあげましょう。

パピー期はトイレの失敗が多いものです。むしろトイレが上手くできるほうが珍しいと心得ておくほうがいいでしょう。トイレのスペースが狭いと失敗しやすくなるので、トイレが上手にできるようになるまではトイレのスペースを広く確保しておき、広い範囲でトイレができるようにしておくのがおすすめです。徐々にトイレに自分で行けるようになったらトイレのスペースを狭くしていき、限られた場所でできるよう仕向けていきましょう。
トイレシートは1日に数回変えてあげることも大切です。

おもちゃはパピーが遊ぶのに使います。体がとても小さいチワワのパピーですが、遊びたいざかりであり、いろいろなものを噛みたい時期でもあります。
本来噛んではいけないものを噛ませないようにするためにも、おもちゃを与えてあげることが大切です。


2. 迎えたその日からしつけを始める

小さな体とは裏腹に、チワワはとても気が強いと言われています。
「クーン」「キューン」と甘えたような鳴き声につられて甘やかしてしまうと、要求鳴きがクセになり、吠え癖のある犬に成長してしまう可能性が高いのです。
迎えたばかりのチワワのパピーは本当に可愛いですが、心を鬼にして初日からしつけをスタートさせましょう。主に意識したいのが以下の5つです。

・要求鳴きに応じない
・強く鳴いても無視をする
・フードやおやつ、人の食べ物を必要以上に与えない
・ケージの中で寝かせる
・トイレができたら褒める、失敗したら短く叱る

やはりとくに意識したいのが、鳴き・吠えに対するしつけです。
体が小さなチワワですが、本気で吠えたときの声量は大型犬にも引けを取りません。声が高く通るので、大型犬以上にうるさいと感じる方も多いものです。
一軒家でのびのびと暮らしている方であれば多少の吠えも気にならないかと思いますが、マンションのような集合住宅地に住んでいると、たとえペット可の物件であっても大きな鳴き声には困ってしまいますよね。家族内での悩みはもちろん、隣近所の近隣迷惑の観点からも大きなストレスになってしまいます。
体が小さく臆病な性格をしていることから、逆に吠えてしまうチワワですが、しっかりとしつけをすれば無駄吠えをしない犬へと育ちます。そのためにも、初日からしっかりと吠えへの対処をしておきましょう。

また、可愛いからといってフードやおやつを必要以上に与えるのもNGです。健康面の観点からはもちろんのこと、すぐに食べ物を与えてもらえると勘違いさせてしまう原因にもなります。あくまでも飼い主が上に立つもので、犬は人に従うものという認識をさせるためにも、少し厳しいくらいのしつけをすることが大切です。人と一緒のベッドで寝ない、飼い主よりも先にごはんを与えないなどのしつけも徹底しましょう。


3. 迎え入れてから数日~2週間はケージの中で過ごさせる


ケージはチワワのパピーにとって一番安らげる場所でなければなりません。
しかし、ケージの中に入れると「出して!」と言わんばかりに激しく要求鳴きをするというパピーは珍しくありません。
かわいそうに思ったり、要求鳴きがひどいことから飼い主が折れてケージから出してしまうと、いつまで経ってもケージが嫌いな犬になってしまいます。
ケージ内で安らかに過ごしてもらうためにも、そして新しい環境に早く慣れてもらうためにも、迎え入れてから数日~2週間くらいまではケージの中を中心に過ごさせましょう。



3. 迎え入れてから数日~2週間はケージの中で過ごさせる 「ペットショップでは飼いやすいと言われた」
「とても大人しい子ですと言われたのに、家に連れて帰ってみると暴れまくる」
このようなお悩みはとても多くの方が感じています。
しかし、パピー期の多少のワガママや吠え、粗相は仕方のないことです。今や大人しく名犬と言われている成犬であっても、パピーの頃はトイレの失敗や要求吠えなどをしています。

暴れん坊なチワワのパピーも、生後6か月を過ぎる頃にもなると、飼い主の言うことを理解して性格的にも落ち着いてくる子が多いです。パピー期の苦労も今だけで、後々懐かしいと感じるもの。
チワワのパピーを迎えるときには、気を長く持って寛大な心で受け入れることが何よりも大切です。

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