2017年11月8日

【ギネス尻尾最長記録犬種】アイリッシュ・ウルフハウンドの魅力から歴史まで

チワワやプードル、マルチーズなどの小型犬が家庭犬として人気の昨今ですが、大型犬には小型犬にはない魅力があります。

そして、大型犬の中でも特に大きな犬種がアイリッシュ・ウルフハウンドです。

今回は、そんなアイリッシュ・ウルフハウンドをご紹介します。

アイリッシュ・ウルフハウンドは超大型犬

佇むアイリッシュ・ウルフハウンド アイリッシュ・ウルフハウンドは、その名前からもわかる通りアイルランド原産の犬種で、アイルランドの国犬として知られています。

最大の特徴はその大きさで、全犬種の中で最大の体高を誇ります。

平均的な体高は80㎝ほどですが、個体によっては100㎝を超え、後ろ足で立つと人間以上の高さになることもあります。

そのサイズだけあって身体は強靭で、1800年代のアイルランドでは、家畜をオオカミから守る目的でアイリッシュ・ウルフハウンドが飼われていたそうです。

そんな超大型犬のアイリッシュ・ウルフハウンドですが、どっしりとした重い印象はなく優雅な雰囲気を醸し出します。

毛は剛毛で、色はグレーやブラック、ピュア・ホワイト、レッド、フォーン、ブリンドルなどバラエティに富んでいます。

アイリッシュ・ウルフハウンドの性格

黒い被毛のアイリッシュ・ウルフハウンド アイリッシュ・ウルフハウンドは、外見とは裏腹に大人しく穏やかな性格をしています。

また感受性は強いものの忍耐強さがあるので、多少のことでは動じずに落ち着いた態度をみせます。

社交的な性格で、子どもや他の犬とも仲良くすることができ、無駄吠えもあまりありません。

しつけの面ではそれほど難しくはないといわれています。

ただし、友好的な性格とはいえ個体によっては強い警戒心を持っているので注意が必要です。

身体が大きいために少し大きな動きをしただけで大怪我につながるので、しつこくして怒らせないように気を付けてください。


アイリッシュ・ウルフハウンドを飼うときのポイント

2頭の走るアイリッシュ・ウルフハウンド アイリッシュ・ウルフハウンドの性格は比較的家庭犬向きだといえますが、身体が大きいため誰でも買える犬種ではありません。

そのためペットショップでは売られておらず、現在日本で飼われている頭数はわずか100頭ほどだといわれています。

アイリッシュ・ウルフハウンドはハウンド犬種なので、飼うときには十分に運動をさせることを心掛けてください。

散歩は1日2回、1回あたり1時間を目安に行いましょう。また、身体が大きい分食事量も他の犬種に比べて多くなります。

それだけ出費が多くなることは覚悟しておきましょう。

さらに、大きな身体に合わせた広い飼育スペースを確保することも重要です。小さなアパートなどで飼うのは難しいといえるでしょう。

硬い場所や狭い場所で寝ると腕や足にタコができてしまうので、広くて柔らかい寝床を用意してあげる必要があります。

被毛のケアはあまり手間がかからず、週2回ほどのブラッシングで問題ありません。

目の周りの毛は、伸びすぎたら短くカットしてあげましょう。

アイリッシュ・ウルフハウンドの寿命

こちらを見つめるアイリッシュ・ウルフハウンド 犬は小型犬ほど寿命が長く、大型犬ほど寿命が短い傾向にあります。

アイリッシュ・ウルフハウンドも例外ではなく、平均的な寿命は5~8年ほどたといわれています。

10年生きることができる個体は非常に少ないようです。

アイリッシュ・ウルフハウンドを飼うときには、短い時間を濃密に過ごすことが大切です。

まとめ

芝生の上に座る2頭のアイリッシュ・ウルフハウンド 穏やかな性格のアイリッシュ・ウルフハウンドですが、大きくて強靭な犬に育つため飼うのは簡単ではありません。

アイリッシュ・ウルフハウンドを飼育するのであれば、正しい知識のもと適切な飼育環境を整えるようにしてくださいね。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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