2017年11月22日

スタンダード・シュナウザーについて

シュナウザー種にはジャイアント・シュナウザー、スタンダード・シュナウザー、ミニチュア・シュナウザーの3種があります。

この3種類のうち、オリジナルの犬種「スタンダード・シュナウザー」を今回は特集します。

スタンダード・シュナウザーの歴史

遠くを見るスタンダード・シュナウザー スタンダード・シュナウザーの原産地はドイツで、14世紀頃から番犬として人間に使役していました。

非常に警戒心の強い犬種でネズミを発見するとすぐに捕えていたため、当時は「ネズミ捕り」の異名を持っていたそうです。

また、その他にも家畜の誘導やイタチの駆除などを行っていました。

1895年には、ドイツで「ラフ・ヘアード・ピンシャー」の名前で正式に登録が行われました。

現在のシュナウザーという名前で呼ばれるようになったのは、ドイツでドッグショーに出た犬がシュナウザーという名前だったからだそうです。

頭の良いスタンダード・シュナウザーは、世界大戦のときにも情報伝達の役割を与えられ大いに活躍しました。

また、警察犬としての働きもしていました。そして、第二次世界大戦が終わってからその高い能力が徐々に注目されるようになりました。

家庭犬としてはポピュラーな犬種ではありませんが、根強い愛好家がスタンダード・シュナウザーの飼育を続けています。

スタンダード・シュナウザーの特徴

川の中のスタンダード・シュナウザー 体高45~50㎝、体重14~20㎏の中型犬で、体格はがっちりとしています。

毛は硬く粗毛で、毛色はブラックとソルト&ペッパーの2種類があります。

特に特徴的なのは長いヒゲと眉で、おじいさんのような雰囲気があります。

性格は番犬としての気質が残っており、長い間家庭犬として飼われているミニチュア・シュナウザーと比べると警戒心が強い部分があります。

飼い主に対する忠誠心も厚く、不審者を見かけたら吠えることで飼い主を守ろうとします。

その一方で人懐っこい一面もあり、子どもや他の犬に対してもフレンドリーに接することができます。


スタンダード・シュナウザーの飼い方

スタンダード・シュナウザーの子犬

運動

運動不足になってストレスを溜めると性格が荒くなってしまう可能性があるので、十分に運動欲を満たしてあげてください。

また、スタンダード・シュナウザーは頭の良い犬種です。

知能と体力を使う遊びを取り入れてあげるととても喜びますよ。

被毛の手入れ

定期的にブラッシングやコーミングをしてあげましょう。

また食事のときにヒゲが汚してしまうことがあるので、すぐに汚れを拭き取ってあげるようにしてください。

また、眉が目に入りそうだと思ったら適度な長さにカットしてあげるようにしましょう。

しつけ

スタンダード・シュナウザーは訓練性が高い犬種なので、教えてもなかなか覚えないということはあまりありません。

しかし、頑固な面もあるので毅然とした態度でトレーニングを行うようにしてください。

また、賢いだけに悪いこともすぐに覚えてしまうので注意してくださいね。

病気

病気に対して抵抗力が強く健康なスタンダード・シュナウザーですが、眼病を患いやすいので注意が必要です。

また尿路結石も発症しやすいといわれています。

健康に長生きしてもらうために、定期的に健康診断を受けましょう。

まとめ

飼い主とスタンダード・シュナウザー スタンダード・シュナウザーは、しっかりと訓練を行えば素晴らしい番犬になってくれます。

また、子どもと仲良くなれるなど家庭犬としての資質も秘めています。

これから犬を飼おうと考えている人は、ぜひスタンダード・シュナウザーも検討してみてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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