2017年11月8日

【アフィー】アフガン・ハウンドの魅力から歴史まで

アフガン・ハウンドはアフガニスタン原産の犬種です。

世界最古の歴史をもつ犬種で、旧約聖書ではノアの箱舟に乗った犬として伝えられています。

ここではそんなアフガン・ハウンドの特徴や飼い方についてご紹介します。

エレガントな容姿をもつアフガン・ハウンド

こちらを見る白いアフガン・ハウンド アフガン・ハウンドの魅力は、なんといっても美しくエレガントな容姿です。

絹糸状の柔らかく美しい毛はアフガニスタンの厳しい気候に適応するために発達したもので、大型犬には珍しい引きずるほどの長毛です。

まるで人間の髪の毛のように生えている冠毛も特徴的で、毛色はブラックやブルー、クリーム、レッド、ブリンドルなどがあります。

そんなアフガン・ハウンドがアフガニスタンからイギリスに持ち込まれたのは18世紀のことです。

その優雅な見た目と気品ある雰囲気から、イギリス貴族の間で大人気の犬種となりました。

そして、20世紀初頭からは世界中のドッグショーで活躍しています。

エレガントな雰囲気のアフガン・ハウンドですが、もともとは狩猟犬です。

視野が広く、動体視力の高いアフガン・ハウンドは視覚ハウンドに分類され、優れた視覚を利用して狩りを行います。

現在のアフガン・ハウンドは見た目を優先して改良されたタイプとキツネやオオカミの狩りを目的に改良されたタイプの2種類に分けられ、それぞれに進化を遂げています。

アフガン・ハウンドの性格

走るアフガン・ハウンド 以前に比べると温和になったといわれるアフガン・ハウンドですが、それでも家庭犬向きの性格ではありません。

ここではアフガン・ハウンドの性格をみていきましょう。

活発

狩猟犬らしく活発な性格をしています。

家庭犬として飼われても狩猟犬としての本能は残っているため、散歩中に小さな犬や他の動物を追いかけることがあります。

そっけない

愛想を振りまくタイプではなく、構われてもそっけない態度で接します。

また、自己表現が少ないため何を考えているのかわかりにくい一面もあります。

飼い主に対して媚びることもあまりありません。

自立心がある

アフガン・ハウンドは自立心が高く、飼い主に対する服従心はあまりありません。

これは自分の判断で猟をする必要があったためだといわれています。

人の言うことを聞かないため、猫のような性格だともいわれます。


アフガン・ハウンドを飼うときのポイント

何かを見つめるアフガン・ハウンド アフガン・ハウンドは飼うのが難しい犬種のため、犬を初めて飼う人にはおすすめしません。

また、飼うときには以下のポイントをしっかり押さえるようにしてください。

運動

狩猟犬のアフガン・ハウンドは走るのが大好きなので、たっぷりと運動させることが大切です。

散歩は朝夕2回、1回あたり1時間を目安に行ってください。

定期的にドッグランに連れて行って思い切り走らせるのもおすすめです。

ブラッシング

長毛種のアフガン・ハウンドは小まめなブラッシングを必要とします。

少しブラッシングを怠っただけで毛がもつれてしまうので、できるだけ毎日ブラッシングを行いましょう。

小まめな手入れが難しい場合は適度な長さに被毛をカットしてください。

しつけ

アフガン・ハウンドを飼ったときにもっとも頭を悩ませるのは「しつけ」ではないかと思います。

決してしつけが簡単な犬種ではなく、かつては世界一頭が悪い犬と呼ばれていたほどです。

しかし、アフガン・ハウンドは頭が悪いわけではありません。

しつけが入りにくいのは、自立心が強く頑固な性格ため、飼い主の言うことを聞こうとしないことが原因です。

アフガン・ハウンドのしつけは、プロにとっても簡単ではないようです。これから飼育を始める人は、しつけについて相談できるトレーナーを見つけておくことをおすすめします。

まとめ

芝生の上に佇むアフガン・ハウンド アフガン・ハウンドはしつけが難しく、気軽に飼うことのできる犬種ではありません。

特に初心者には向かないといえるでしょう。

美しい容姿に一目惚れする人もいるかと思いますが、最後まで責任を持って帰るかどうかよく考えてから飼い始めてくださいね。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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