2018年7月10日

犬と花火大会に行ける?犬が花火を怖がる理由と対処法

夏の風物詩の一つとも言える花火。今年も、海に山など愛犬と一緒に色んな場所にお出かけした愛犬家の方も多いのではないでしょうか。

花火大会にも愛犬と一緒にお出かけしたい飼い主の方に、チェックリストをご紹介します。

花火大会に行く前に必ずチェック

ラブラドールレトリバーがこれから祭りに行くといった感じの様子 「愛犬と花火大会を一緒に楽しみたい」とお考えの皆さん、花火大会に出掛ける前にチェックをお願いします。

音を怖がる犬ではないか

フレンチブルドッグが何かにおびえているように見える様子
犬は嗅覚に限らず、聴覚も良い動物です。

環境の変化にとても敏感で、特に大きな音に過剰な反応を見せる犬は多く、その聴覚は人間の7倍前後聴こえるとの説もあります。

普段の愛犬の様子を思い返してみてください。花火に限らず、大きな雷などの音を怖がった様子はないでしょうか?

怯えていたり、吠える様子が見られるのであれば、花火大会に連れて行くのを控えた方がいいでしょう。

音に慣れさせる

ブル・テリアがヘッドフォンをしている様子 一緒に花火大会にお出かけするなら、まずは段階を踏んで愛犬が音を怖がらないようにしましょう。

雷の日は抱きしめてあげる

雷の大きな音がするような嵐の日に、愛犬が怖がる様子を見せていたらそっと抱きしめてあげてください。

飼い主が不安になっていないことを体で伝えてあげる事で、愛犬も大きな音に怯えなくなる事があります。

花火大会の日に外に出してみる

家の近くで花火大会が行われるときがあれば、庭や家の前などの外に出して様子を観察してみてください。

少しでもパニックになりそうな気配があれば、リードを引き寄せて抱きしめます。花火の音が怖くないことをしっかりと教えてあげるのが大切です。

この時点で怖がる様子を見せている間は、花火大会に連れて行くのは控えたほうがいいでしょう。

人混みは大丈夫?花火大会会場での注意点

大きな花火大会は来場者の数も多くなります。

愛犬は人混みに慣れているでしょうか。

普段は大きな音が大丈夫な犬も、花火大会という混雑していて大きな音がなるような特殊な環境ではパニックを起こしてしまうことがあります。

少し離れた場所から様子を見る

ゴールデンレトリバーが名残り惜しそうに後ろを振り向いている様子 大きな音や人混みに慣れて怯えなくなった場合も、花火大会の会場に突然車で到着するようなことは避けた方が無難です。

人混みが少ないところから徐々に人の多いところへ向かうようにしましょう。

食べ物のゴミに注意

子犬が道路に落ちているものを食べている様子 花火会場では食品の屋台などが出店される事が多く、地面に食べ残したもの等がたくさん落ちています。

そういったものを拾い食いしないように確認してあげてください。

人混みで踏まれないように

大きな花火大会では、人混みがして密集状態になります。

そういった会場では、どうしても自分の目の高さより下をしっかり見ている人が少なくなります。

特に小型犬の場合は、踏まれてしまう可能性が高く大変危険なので、人混みがする場所では抱っこしてあげてください。

花火が突然始まった場合も、愛犬は抱っこされていれば落ち着きやすいです。

犬が苦手な人もいる

世の中には犬が苦手な人がいることを忘れないようにしましょう。

犬がいることでパニックを起こす場合や、露骨に嫌な顔をする人がいるでしょう。また、重度の犬アレルギーの方もおられます。

そういった方に迷惑をかけてしまわない為にも、また愛犬がかわいそうな目に合わない為にも、飼い主が目を光らせて、愛犬が人に迷惑をかけていないか、いたずら等の被害に遭わないか見てあげてください。

トイレの処理はいつもより念入りに

ジャックラッセルテリアの子犬がトイレットペーパーをぐちゃぐちゃにしてしまった様子 花火大会では、地面に座る人が増えます。地面に犬のふんやおしっこを流した水があると迷惑になります。

トイレの後処理は普段のお散歩の時よりも十分に気を使ってください。


花火大会を楽しむワンポイント

満を持して愛犬と花火大会を楽しめるようになったら、花火大会へ向けて準備してみるのもお勧めです。

犬用の浴衣

浴衣を着たパグがかっこよくポーズしている様子
犬用の洋服のバリエーションはたくさんありますが、最近は犬用の浴衣もあります。

愛犬にも浴衣を着せて一緒に花火大会を楽しむのもいいかもしれません。

また、大きな花火を怖がる愛犬でもお家の庭であれば、手持ち花火を楽しむ際にも愛犬に着せてあげると、きっと素敵な思い出になると思います。

まとめ

女の子と犬がこれからどこかに出かけようとしている様子 愛犬と一緒に色々な場所に行きたい飼い主も多いと思いますが、犬の性格をよく見極めることが大切です。

人間より耳がいい犬にとって、大きな音は怖いものです。大きな音に慣れないうちは、手持ち花火であれば一緒に楽しめるでしょう。

花火大会に出かける際も、愛犬の様子をよく観察して、いつもと違う様子を見せたらそっと抱きしめて会場から離れてあげてください。

それでは可愛い愛犬と素敵な夏をお過ごしください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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