2018年2月17日

ブラッドハウンドの魅力や歴史について

ブラッドハウンドは、ディズニーで有名なミッキーマウスが飼っているプルートのモデルとなった犬種として有名です。

しかし、プルートとは雰囲気が違うように感じる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、そんなブラッドハウンドについてご紹介します。

ブラッドハウンドは「血の猟犬」?

ブラッドハウンドが舌を出している様子 「ブラッドハウンド」は、そのまま直訳すると「血の猟犬」となります。

この名前と怖そうな容姿から、血に飢えている恐ろしい犬種だと想像する人も少なくないようです。

しかし、ブラッドハウンドという名前は「ブラデッドハウンド」から来ており、これは「純血のハウンド」を意味します。

名前は高貴さに由来しており、とても温和で優しい性格をしています。

飼い主に対しては特に従順で、基本的に攻撃性はなく、協調性もあり、子どもや他の動物ともフレンドリーに接することができます。

ブラッドハウンドの歴史

水辺で伏せるブラッドハウンド ブラッドハウンドは嗅覚ハウンドに分類される犬種で、原産地はベルギーあるいはイングランドだといわれています。

祖先犬はセント・ヒューバード・ハウンドだと考えられており、この犬は1066年にベルギーからイギリスへと渡ったと伝えられています。

12世紀になってブラッドハウンドに興味を持つようになったのが、教会の皇位高官たちです。

そのため、ブラッドハウンドは修道院で丁寧に繁殖が行われました。

この頃に、ブラッドハウンドはブラデッドハウンドと呼ばれており、純粋な血統を維持していることから名付けられました。

19世紀にはアメリカでもブラッドハウンドの名前が知られるようになり、行方不明者や犯罪者を臭跡する犬として用いられました。

非常に優れた嗅覚をしているため、多くの臭跡記録が残っており、現在でもその高い能力は健在で、作業犬として人間に使役しています。


ブラッドハウンドの特徴

何かを嗅いでいるブラッドハウンド ブラックハウンドは体高65㎝前後、体重47㎏前後で大型犬に分類され、がっちりとした筋肉質な身体をしています。

皮膚は垂れていて大きなシワがあり、威厳のある姿で堂々と歩きます。

被毛は硬い短毛で、毛色は単色のレッド、2色のブラック&タンとレバー&タンがあります。

ブラッドハウンドの飼い方

ブラッドハウンドが木の棒で遊んでいる様子 ブラッドハウンドは猟犬であり、そのスタミナはかなりのものです。

この犬種を飼ったら、相当な量の運動をさせなければいけないことは覚悟しておきましょう。

毎日の散歩は1日2回、それぞれ60分以上行うようにしてください。力が強い犬種なので、リードは頑丈なものを選んでください。

また、ブラッドハウンドは皮膚がたるんでいるためシワのケアが欠かせません。

皮膚病を防ぐためにも、小まめに掃除することが大切です。他にも、よだれを垂らす犬種でもあるので、清潔に保てるようにしっかり拭き取ってあげましょう。

垂れ耳のため耳の掃除も大切で、これを怠ると外耳炎になってしまいます。コットンとイヤークリーナーを使って、1週間に1回を目安に耳のケアをしてあげてください。

気を付けたい病気としては、大型犬がなりやすい胃捻転や股関節形成不全、眼瞼外反症や眼瞼内反症などの眼病、そして皮膚炎や外耳炎などがあります。

特に胃捻転は死に至ることもある恐ろしい病気なので、様子がおかしいと思ったらすぐに動物病院に連れて行って診察してもらうようにしてください。

まとめ

ブラッドハウンド ブラッドハウンドを飼うときの一番のポイントは、運動欲をしっかり満たしてあげられるかどうかだといえるでしょう。

ブラッドハウンドを飼いたいと考えている人は、自分のライフスタイルに合った犬種かどうかをよく考えてみてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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