2017年6月26日

シェットランド・シープドッグってどんな犬?魅力と歴史、飼うときのポイント1/3

名犬ラッシーを知っている方なら、「いつかラッシーみたいな犬と一緒に生活してみたい」と思った経験もあるのではないでしょうか。

しかし、ラッシーの犬種・ラフ・コリーは大きな犬なので、日本の住宅事情で飼うのは少し勇気が必要です。

そんな愛犬家たちの前に、彗星のように現れた少し小さな“ラッシー”がシェットランド・シープドッグです。

スコットランドの厳しい気候で育まれた小さな名犬は世界中で大人気です。

今回は「シェルティ」の愛称で親しまれる、シェットランド・シープドッグの歴史や魅力、寿命や飼育する際のポイントまで徹底調査しました。

シェットランド・シープドッグの基礎知識

シェットランド・シープドッグの歴史

向かい風を受けているシェルティ シェットランド・シープドッグの祖先の犬は、コリーやボーダー・コリーと同じ、スピッツやイングリッシュ・トイスパニエルから作出されたスコットランドの牧羊犬だと言われています。

イギリス北西部、ノルウェーとスコットランドの間に浮かぶシェットランド諸島は厳しい気候で有名ですが、シェットランド・シープドッグはこの荒涼とした大地によって生まれた犬種です。

シェットランド諸島では、土地が痩せているため家畜のえさとなる牧草が少なく栄養が少ないため、家畜全体が小さくなる傾向があります。

シェットランド・ポニーと言われるとても小さな馬も存在しています。小さい家畜を管理するための牧羊犬も次第に小さくなっていったと考えられています。

ボーダー・コリーは家畜を集めて誘導しますが、牧草地の周りに柵がない島で、シェットランド・シープドッグは家畜が牧草地から周辺の畑に侵入して作物を荒らすのを防ぐため、吠えて警戒するという役目を務めていました。

寒い冬でも外の小屋で過ごすことが当たり前だったシェットランド諸島の動物の中で、その利口さと、卓越した牧羊犬としての能力、愛らしい性格によって家族の一員として家の中で過ごすことを許されたのがシェットランド・シープドッグです。

シェットランド諸島の小さな島で繁殖を続け、血統を確立させていったシェットランド・シープドッグは、19世紀にこの島に出入りしていたイギリス海軍によってイギリス本土に持ち帰られるようになります。

持ち帰られた当初は、シェットランド・シープドッグにラフ・コリーの要素を入れようと、本土のコリーと交配させたため体のサイズが大きくなってしまったため、キングチャールズ・スパニエルや、ポメラニアンと交配することでまた体が小さくなりました。

20世紀に入り、ラフ・コリーが世界中で大人気となり、ラフ・コリーより少し小さな犬が欲しいと思っていた愛犬家たちから注目され、人気を博すようになり、現在も世界的に人気の犬種の中に名を連ねるようになりました。

名前の由来

雪の中を走るシェルティ シェットランド・シープドッグは実は時代によって色々な呼ばれ方をした犬でもあります。19世紀には、シェットランド諸島の言葉で、「牧羊犬」を意味する「トゥーニー・ドッグ」と呼ばれていました。

その後、イギリスのケンネルクラブの公認犬となったのを機に、「シェットランド・コリー」と名前を変えましたが、これにコリーの団体が猛反発。

そこで、「シェットランド・シープドッグ」つまり「シェットランド諸島の牧羊犬」という名前に代わりました。少し長い名前なので、愛犬家たちの間では「シェルティ」という愛称で親しまれています。

シェットランド・シープドッグの特徴

毛色が異なる四匹のシェルティ 長い鼻に、前を向いた耳、賢く優しそうな顔で人気の犬種、シェットランド・シープドッグ。首から胸にかけて、豪華なマフラーのような飾り毛が生えています。

なんと言ってもシェルティの魅力の一つは、この豊かな被毛ではないでしょうか。一般的にオスの方がメスより毛量が多いと言われています。

認定された毛色は5色で、セーブル、ブラックとホワイトとタンが混ざったトライ、ブルーマール、白と黒のバイブラック、ブルーマールとホワイトのバイブルーです。

全てのカラーの首、頭、足、胸、尻尾の先に白いマーキングがあるのも特徴です。

シェットランド・シープドッグのサイズ

飼い主の足に前足を乗せて立っているシェルティ シェットランド・シープドッグのサイズは日本ではオスの体高37cm、メスでは35.5cm、体重は6.7kgが標準とされています。

シェットランド・シープドッグは作出から長い時間が経過した今でもサイズがなかなか安定しない犬種のため、繁殖犬のサイズについては世界中で厳しい規定が設けられています。

シェットランド・シープドッグの平均寿命ってどのくらい?

シェットランド・シープドッグの寿命は10~12年と言われています。ただ、適切な健康管理によってはそれ以上長生きする子も多いようです。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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