2018年1月8日

アメリカン・ブルドッグの魅力から歴史まで

「本当の勇気と献身、真実の愛」を持つと称されるアメリカン・ブルドッグ。

その一方、闘犬にルーツを持つこの犬種は飼い主のしつけがとても重要な犬種です。

そんな、アメリカン・ブルドッグの魅力的な性格や歴史から、飼育する際のポイントまでご紹介します。

アメリカン・ブルドッグの歴史

アメリカン・ブルドッグが伏せてこちらを見ている様子 1600年代にアメリカ植民地時代にイギリスから持ち込まれたイングリッシュ・ブルドッグがアメリカン・ブルドッグの祖先犬だと言われています。

この時代のイギリス原産のブルドッグは大型で牛と戦う闘犬を行うために改良された凶暴性の高い犬種でした。

ちなみにですが、ブルドッグのブルは雄牛という意味です。

オールド・イングリッシュ・ブルドッグを元に、アラバマ州の農家でクマやイノシシを撃退する役割を果たしながら温和な性格へと改良が進み、今から30年ほど前に完成したのが現在のアメリカン・ブルドッグです。

アメリカン・ブルドッグの体型や特徴

アメリカン・ブルドッグが芝生の上で立っている様子 アメリカン・ブルドッグの体型や、特徴についてご紹介します。

アメリカン・ブルドッグの特徴

アメリカン・ブルドッグはイングリッシュ・ブルドッグに比べると四肢が長く、体つきはがっしりとした筋肉質な体をしています。

大きいオスだと体重が60kgにもなる大型犬です。被毛は短く、硬い毛質をしています。

あらゆる色がありますが、ホワイトの場合、目の周りの色は黒が好まれる傾向にあるようです。

頭は大きく正方形に近い形をしており、唇が緩くよだれを垂らすことがあります。

アメリカン・ブルドッグの体型

雄は雌より一回り大きな体型をしており、雄の体高は58~71cm程度、体重が41~68kg程度となっています。


アメリカン・ブルドッグの性格やしつけ

アメリカン・ブルドッグが芝生の上に伏せている様子 アメリカン・ブルドッグの性格や、しつけのポイントについてご紹介します。

アメリカン・ブルドッグの性格

信頼をおく自分の家族の前では温厚で優しく愛情深い態度を見せます。

油断をせず、自信に満ちた性格が特徴です。

縄張り意識が非常に強い犬種なので、何かのきっかけで他の犬に攻撃的な一面を見せることがあります。

また、見知らない人には近付かず、そっけない態度を見せることもあります。

飼い主のしつけによって性格が大きく左右される犬種なので、しつけの仕方が非常に重要になります。

アメリカン・ブルドッグのしつけ

子犬の頃から社会馴致や、厳しくしつけや訓練を行うことで勇敢で優しい家族となってくれる犬です。

社会性が育たず、しつけが行われていない場合は、よく吠える獰猛な犬になり、家族であっても手がつけられなくなる事もあります。

飼い主がリーダーシップをとり、毅然とした態度を見せることで正しい主従関係を築くことができます。

また、賢い犬なので、飼い主のいうことにブレがあると混乱し、言うことを聞かなくなってしまいます。

家族と犬の間で明確にルールを決め、人によって言うことが変わったりすることがないようにしましょう。

アメリカン・ブルドッグを飼うには

二匹のアメリカン・ブルドッグの子犬が雪の上でじゃれている様子 アメリカン・ブルドッグは大型犬で運動が大好きな犬種なのでお迎えするときは、できる限り広いスペースを確保できる住宅での飼育が適切です。

アメリカ原産の大型犬で、アメリカの広い住宅の中では室内飼いをしていますが、日本の一般住宅だと狭すぎる可能性があります。

広いスペースは必要ですが、夜寝る場所は狭くてもきちんと決めて作ってあげることが大切です。

アメリカン・ブルドッグは縄張り意識が強いので、庭で放し飼いなどをさせると、庭中が縄張りとなってしまい、常に神経を使うためストレスを感じてしまうことがあるので注意しましょう。

まとめ

アメリカン・ブルドッグがソファの上で寝ている様子 闘犬の血を引いているため、飼い主のしつけが非常に重要になるアメリカン・ブルドッグについてご紹介しました。

しつけをきちんと行い、正しい主従関係が築けていれば最高の家族になってくれる犬種です。

お迎えするときは、「アメリカン・ブルドッグを飼育すること」について家族でよく話し合い、居住環境をしっかり整えてあげるようにしましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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