2018年2月18日

【ブルトン】ブリタニー・スパニエルの魅力から歴史まで

ブリタニー・スパニエルはフランス原産の中型犬で、人懐っこい性格と高い運動能力が特徴です。

ここでは、そんなブリタニー・スパニエルの魅力から歴史までご紹介します。

ブリタニー・スパニエルの歴史

ブリタニー・スパニエルがおもちゃで遊んでいる様子 ブリタニー・スパニエルはフランスのブルターニュ地方原産の犬種で、その祖先犬は17世紀頃から存在したといわれています。

当時から高い能力を持っていたため、鳥猟犬として人間と共に狩りを行っていました。

19世紀にはイングリッシュ・セッターやイングリッシュ・ポインターと交配が繰り返され、もともとのスパニエルらしい外観は少しずつ薄れていきました。

ブリタニー・スパニエルではなく「ブリタニー」と呼ばれることがあるのはこのためです。

そして、原産国であるフランスでブリタニー・スパニエルが正式に登録されたのは1907年のことです。

猟犬として優秀であることに加え見た目も美しいブリタニー・スパニエルはフランスで人気の犬種となりました。

その後1930年代にアメリカにわたり、その人気はあっという間に広まります。

そして、アメリカの狩猟にふさわしい犬種になるように改良がくわえられたブリタニー・スパニエルはより筋肉質な「アメリカン・ブリタニー・スパニエル」となりました。

ブリタニー・スパニエルというと通常はフランス原産の犬種を指しますが、アメリカではアメリカン・ブリタニー・スパニエルのことを指すようです。

ブリタニー・スパニエルの特徴

芝生でお座りするブリタニー・スパニエル ブリタニー・スパニエルは体高50㎝前後、体重15kg前後で中型犬に分類され、筋肉質な身体をしています。

被毛は毛先がゆるいウェーブになっており、毛色はホワイト&オレンジ、ホワイト&ブラック、ホワイト&レバー(パイボールド)などがあります。全体的に引き締まった身体は気品を感じさせます。

性格は穏やかで陽気、かつ飼い主に対して深い愛情をもちます。環境に対する適応能力が優れており、辛抱強さももっています。


ブリタニー・スパニエルの飼い方

何かを見ているブリタニー・スパニエル もともと鳥猟犬であるブリタニー・スパニエルは体力があるため、かなりの運動量が必要です。

散歩は1日1~2時間を目安に行いましょう。運動能力が高いので、アジリティなどのスポーツを楽しむのもおすすめです。

しつけをするときには、ブリタニー・スパニエルの強い自立心を抑えるためにも主従関係を徹底するようにしてください。

引っ張り癖のある個体が多いので、しっかり訓練して直すようにしましょう。

突発性激怒症候群(レイジ・シンドローム)に注意

横向きのブリタニー・スパニエル ブリタニー・スパニエルは古くから猟犬として飼われてきた犬種のため遺伝病が少なく、非常に健康な犬種です。

しかしながら、突発性激怒症候群(レイジ・シンドローム)を発症することがあるので注意が必要です。

病気かもしれないと思ったら、すぐに病院に連れて行くようにしてください。

まとめ

ブリタニー・スパニエルが舌を出している様子 ブリタニー・スパニエルは日本ではあまり見かけない犬種で、ジャパンケネルクラブに登録されている頭数も多くありません。

しかし、しっかりしつけを行えば素晴らしい家庭犬になれる資質を秘めています。

これから犬を飼う予定の人は、ぜひブリタニー・スパニエルも検討してみてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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