2018年2月20日

【ベルギーからきた超小型犬】ブリュッセル・グリフォンについて

ブリュッセル・グリフォンは、ベルギー原産の超小型犬です。

ぺちゃっとした顔つきと口ひげが特徴的で、他の犬種とは違うユニークな可愛らしさがあります。

そんなブリュッセル・グリフォンについてご紹介します。

ブリュッセル・グリフォンの特徴

芝生で走るブリュッセル・グリフォン ブリュッセル・グリフォンは体高20㎝前後、体重4㎏前後で超小型犬に分類され、大きな頭と短いマズルが特徴的です。

耳は垂れており、以前は断耳が行われていましたが、最近では動物愛護の観点から行われなくなりました。

被毛はラフ・コートとスムース・コートの2種類があり、毛色は赤みがかったブラウンです。胸のホワイトは、わずかであれば許容範囲内となっています。

性格は明るく自信に満ち溢れており、高いプライドを持っています。

飼い主に対しては愛情深く、指示を理解する頭の良さもあります。遊ぶのが大好きなので見ていて微笑ましく感じられますが、いたずらがエスカレートすることがあります。

知らない人に対しては警戒心を持つので、社会化の訓練は欠かせません。

子犬のうちからたくさんの人や動物に触れる機会を与え、社会性を身に着けさせるようにしてください。

ブリュッセル・グリフォンを飼うには

芝生の上でお座りするブリュッセル・グリフォン ブリュッセル・グリフォンは日本ではあまり飼われていない犬種ですが、飼育が難しいわけではありません。

ここではブリュッセル・グリフォンを飼うときのポイントをご紹介します。

飼育環境

ブリュッセル・グリフォンは寒さにあまり強くないため、外飼いには向きません。

室内で飼い、寒い時期には温度管理に気を配りましょう。防寒のための服も用意してあげてください。

運動

小型犬のため必要な運動量は多くはなく、散歩は1日1~2回、1回20分を目安に行えば十分です。

散歩の他に室内で楽しめるゲームなどを取り入れると喜びます。

被毛のケア

被毛はシングルコートのため抜け毛は多くありませんが、放っておくと絡まってしまいます。

週に何回かはコーミングしてあげるとよいでしょう。

しつけ

理解力のあるブリュッセル・グリフォンですが、頑固な面があるのでしつけに苦労することがあります。

焦らずに根気よくトレーニングを続けるようにしてください。

注意したい病気

短頭種であるため、軟口蓋過長症や気道狭窄には注意する必要があります。

苦しそうに呼吸をしていたら動物病院に連れて行くようにしてください。

また、これらの疾患の原因となる肥満にも注意しましょう。


ブリュッセル・グリフォンの出産は困難

ブリュッセル・グリフォンの子犬 愛犬に仔犬を産ませたいと考える飼い主は多いものですが、ブリュッセル・グリフォンをはじめとした頭の大きい犬は難産なことで知られています。

母犬の骨盤管を上手く通過できずに帝王切開になることも少なくありません。また、生後数週間での死亡率も非常に高いと言えます。

さらにブリュッセル・グリフォンは繁殖能力が弱く、1回で産まれる仔犬の頭数は多くて2匹前後だと言われています。

このような理由から、ブリュッセル・グリフォンを飼っても仔犬を産ませることは難しいといえます。

愛犬に仔犬を産ませようと思っている人は、違う犬種を選ぶことをおすすめします。

まとめ

草むらのブリュッセル・グリフォン ブリュッセル・グリフォンは可愛らしい容姿の超小型犬で、性格は明朗快活です。

家庭犬としてはぴったりの犬種だといえるでしょう。

超小型犬を飼いたい、他の人とは違う犬種を飼いたいという人は、ぜひブリュッセル・グリフォンを検討してみてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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