2018年4月16日

ブル・テリアの魅力と歴史

ブル・テリアはのっぺりとした独特な顔が特徴的な犬種です。

家庭犬としてポピュラーな犬種ではありませんが、1990年代のギャグアニメ「平成イヌ物語バウ」に登場していたことから知っている人も多いと思います。

ここでは、そんなブル・テリアについてご紹介します。

闘犬として作出されたブル・テリア

芝生で伏せるブルテリア 1700年代のイギリスでは、犬を牛と闘わせる「ブル・ベイティング」が娯楽として流行していました。

そして、この競技のために作出されたのがブル・テリアです。ブル・テリアの作出には、ブルドッグやテリア種が使われました。

しかし、その後イギリスでは動物愛護の観点から闘犬が禁止されます。

そのためブル・テリアは外見を重視して交配が行われるようになり、ダルメシアンなどの犬種とも掛け合わされました。

その結果ドッグショーで注目を浴びるようになり、一気に有名犬種となったのです。

それ以降もブル・テリアの品種改良は続けられ、よりスマートな体型になっていきました。

また毛色は美しくなり、ブル・テリアの特徴である頭部はより発達しました。

そして、1936年には正式に犬種として登録されました。

現在のブル・テリアはドッグショーで活躍しているほか、家庭犬としても可愛がられています。また、映画などにも登場して多くの人々を楽しませています。

ブル・テリアの特徴

芝生の上で横を向いたブルテリア ブル・テリアはイギリス原産の犬種で、他の犬種とは異なる独特な容貌をしています。

ここでは、そんなブル・テリアの特徴をみていきましょう。

外観

ブル・テリアは体高約50㎝、体重約20㎏で中型犬に分類され、特徴の一つには、見慣れるほどに愛着がわくのっぺりとした顔があります。

被毛は短毛で、毛色はホワイト、ブラック、フォーン、ブリンドル、レッド&ホワイトなどがあります。

性格

活発で遊ぶことが大好きな性格をしています。

わがままでイタズラ好きな面もあるので、飼い主は手を焼くこともあるかもしれません。

基本的には愛情深く飼い主に対して従順ですが、小動物に対しては攻撃性を示すので注意するようにしましょう。


ブル・テリアがかかりやすい病気

ブルテリアが伏せている様子 ブル・テリアは遺伝病が多い犬種だと言われています。注意したい病気には、水晶体脱臼と聴覚障害などが挙げられます。

その為、日頃から多くのスキンシップを取ることで、普段と違った様子がないかを観察してあげましょう。

少しでも普段とは違った体調や様子があれば動物病院に連れていってあげましょう。

ブル・テリアが向いている家庭とは?

二匹のブルテリアの子犬 ブル・テリアはとても魅力的な犬種ですが、闘犬としての気質が残っているため誰でも気軽に飼えるわけではありません。

まずはしっかりとしつけを行い、飼い主との間に正しい主従関係を築くことが大切です。

愛玩犬として発達した犬種のしつけとは勝手が異なるため、初心者には難しいといえるでしょう。

また、ブル・テリアはスタミナが豊富な犬種のため運動量は相当なものです。

自分のライフスタイルを見直して、毎日運動させてあげることができるかを考慮してみてください。

運動不足でストレスが溜まると、性格も荒れてしまうことが多いので注意しましょう。

そして、ブル・テリアは他の動物に対して攻撃的になることがあります。そのため、猫など他の小動物を飼っている家庭では飼育は難しいと思ってください。

また、ブル・テリアが発症する可能性がある病気の一覧や症状などを事前に調べておく必要があります。

まとめ

ブルテリア もともと闘犬であるブル・テリアは、初心者向けの飼いやすい犬種だとはいえません。

しかし、しっかりとしつけを行えば最高のパートナーになってくれますが、自分の家庭にブル・テリアが向いているかどうか、よく考えてからお迎えをする必要があります。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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