2018年7月14日

【狼犬】ノーザン・イヌイット・ドッグについて

ノーザン・イヌイット・ドッグはイングランド原産の犬種で、ワイルドな雰囲気と優しそうな目つきが魅力的です。

そんなノーザン・イヌイット・ドッグの魅力から歴史までご紹介します。

ノーザン・イヌイット・ドッグの歴史

ノーザン・イヌイット・ドッグがこちらを見つめている様子 ノーザン・イヌイット・ドッグはイングランドを故郷とする犬種で、作出されたのは1980年代とかなり最近です。

この犬種を作出した目的は、「限りなくオオカミと似た外見をもつ犬種を作ること」でした。

この犬種の基礎となったのはシベリアン・ハスキーの血を引く5頭の犬たちで、その他にはジャーマン・シェパード・ドッグやシベリアン・ハスキー・アラスカン・マラミュートなどが交配に使用されました。

作出されたノーザン・イヌイット・ドッグはワイルドで魅力的な外見をしており、なおかつ人懐っこくフレンドリーな性格でした。

そのため、作出されて間もないうちに一気に人気犬種の地位まで上り詰めます。

しかし、この人気を利用して儲けようとした悪質なブリーダーたちが乱繁殖を行った結果ノーザン・イヌイット・ドッグの犬質は急激に悪くなってしまいました。

もちろんノーザン・イヌイット・ドッグの愛犬家たちはこの事態を見逃しませんでした。

一部の愛犬家は犬質を改めるために独自に改良を行い、ウトナーガンという新たな犬種を作出しました。またノーザン・イヌイット・ドッグ本来の犬質を回復させるべきだと唱えた愛好家も多く、厳しく血統管理が行われるようになりました。

その努力の甲斐あって、ノーザン・イヌイット・ドッグの犬質はかなり改善されました。

近年では小型犬が人気となっているためノーザン・イヌイット・ドッグを飼育している人はそこまで多くはありませんが、根強い愛好家は各地にいるようです。

ノーザン・イヌイット・ドッグの特徴

ノーザン・イヌイット・ドッグが横を向いている様子 体高約60㎝ほどで大型犬に分類され、当初の目的通りオオカミとよく似た容姿をしています。

身体は筋肉質で引き締まっており、耳はぴんと立っています。柔らかくてフサフサの被毛が特徴的で、毛色はホワイト&ブラック、ホワイト&シルバー、ブラック&タンなどがあります。

オオカミのような力強い外見でありながら飼いやすい性格をしており、穏やかで活発です。

頭が良い犬種なので、しつけも入りやすいといえるでしょう。なお運動能力は高いので、飼育するときには運動欲を満たしてあげることが大切です。


ノーザン・イヌイット・ドッグは日本で飼える?

ノーザン・イヌイット・ドッグが木の向こうから見ている様子 オオカミのような容姿が魅力的なノーザン・イヌイット・ドッグを飼ってみたいと考える人もいるかもしれません。

しかし、残念ながら日本国内でノーザン・イヌイット・ドッグの繁殖を行っているブリーダーはいないようです。

また、海外から輸入するとなるとかなり手間がかかるうえに値段も高額になります。

ノーザン・イヌイット・ドッグを飼えないのは残念ですが、オオカミと似た雰囲気の犬は他にもたくさんいます。

オオカミに似た犬種として最初に名前が挙がるのが、シベリアン・ハスキーではないでしょうか。

漫画「動物のお医者さん」で一気に知名度が上がったことから、日本では一時的にハスキーブームが起きました。

他のオオカミに似た犬種としてはアラスカン・クリー・カイやアラスカン・マラミュートなどがいます。

これらの犬種の中には日本でも入手することができる場合があるので、オオカミ好きの人はこれらの犬種を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

草の中のノーザン・イヌイット・ドッグ ノーザン・イヌイット・ドッグは日本では入手の難しいレアな犬種ですが、オオカミそっくりな迫力のある外見はやはり魅力的です。

実際に飼うことは難しいですが、いつか日本でも飼える日がくるかもしれません。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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