2017年9月19日

犬の食器選びポイント!早食い防止などの機能性、陶器やステンレスなどおしゃれなデザインから選ぼう!

愛犬に餌をあげる容器に悩まれる飼い主も多いと思います。

犬の食器には様々な種類があり、材質や形状によるメリットやデメリットを考慮した上で選ぶ必要があります。

長くお付き合いできる食器に出会うために、犬の食器の選び方について解説します。

犬の食器を「材質」で選ぶなら

ペットショップやホームセンターのペット用品コーナーには、多くの犬の食器が陳列されています。

材質では、ステンレス製やプラスチック製、陶器製、木製などがあります。

それぞれの材質に特徴があり、デザイン面だけでなく、機能面でも大きく異なります。

材質で選ぶ犬の食器①ステンレス製

ステンレス製の食器に入ったエサを眺める犬 ステンレス製の食器は丈夫で扱いやすいのが特徴です。

傷や汚れなども付きにくいため、洗浄もしやすく衛生面でも安心です。

愛犬が食器ごと豪快に噛んだとしても、ステンレス製の食器に傷が付くことは稀です。

注意点として、アレルギーがあります。金属アレルギー持ちの犬の場合には、口の周りに異常が出る可能性があります。

その場合には、ステンレス製の使用を中止して、別の素材の食器を使うようにしましょう。

症状が収まらない場合には獣医師の診察を受けるのが無難です。

材質で選ぶ犬の食器②プラスチック製

プラスチック製の食器とコーギー プラスチック製の食器はあまり丈夫ではありませんが、非常に軽い特徴があります。

金属アレルギーでステンレス製の皿を使えないという犬にお勧めです。

色やデザインなども豊富で、選ぶ楽しさがあるのもメリットです。

ただし、耐久性が高くないので、強く噛みついた場合に傷が付いてしまうこともあります。

傷が付いた皿をそのまま使い続けると、傷の付いた箇所が汚れやすくなります。

雑菌なども繁殖しやすくなるため、衛生面から考えると傷が目立ち始めた段階で買い替えを検討する必要があります。

稀にですが、プラスチック製の皿の場合もアレルギー症状を引き起こす犬もいます。

初めて使う場合には、アレルギー症状がないか犬の口周りの様子などを観察してあげてください。

材質で選ぶ犬の食器③陶器製

陶器製の食器と犬の前足 陶器製の皿もプラスチック製の皿と同様にカラーやデザインのバリエーションが豊富なのが特徴です。

傷が付きにくいのも大きなメリットで、衛生的に使用することができます。

重みがあり比較的頑丈なので、犬が噛み付いて壊れてしまうことは少ないでしょう。

電子レンジなどを使って餌を温めることができるのも、陶器製の皿のメリットの一つです。

ただし、落下の衝撃には弱いので注意が必要です。

大型犬の場合は、皿を持ち上げてそのまま落としてしまう可能性があります。

その場合は、割れた破片によって愛犬が怪我をしてしまうことや、床が傷付くことがあります。

お子さんが犬に餌を与える際にも扱いに注意が必要です。

材質で選ぶ犬の食器④木製

木製の食器に乗せられた犬用のデンタルガム 木製の皿はそれほど多くありませんが、ペットショップなどで取り扱っていることがあります。

オシャレなデザインのものが多いことも特徴です。軽くて取り扱いが容易ですが、傷が付きやすいことがデメリットとして挙げられます。

コーティングが剥がれた箇所は雑菌も繁殖しやすくなります。

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餌を食べやすい形状の犬の食器とは

平らなお皿でエサが食べにくそうにしているポメラニアン 犬の食器は形状もいくつかタイプがあるので、顔の骨格を考慮した上で選びましょう。

現在使っている皿で食べにくそうな場合には、食べている様子を観察して「食べにくい原因は何か」を考えてみてください。

形状で選ぶ犬の食器①平皿

犬は種類によってマズルの長さに差があります。

顔が平らに近くマズルが短めの犬であれば、平皿の方が餌を食べやすいので広めの皿を選ぶようにしましょう。

狭めの皿を使うと食べにくく感じて、ストレスになることがあります。

形状で選ぶ犬の食器②深皿

マズルが長めの犬は底が深めにできている皿の方が餌を食べやすいでしょう。

広さが十分にあれば、マズルが短めの犬でも使えます。

形状で選ぶ犬の食器③傾斜のある皿

傾斜のある皿は首を大きく曲げなくても餌を食べられるため、これもマズルの長い犬におすすめです。

また、マズルの長さに関係なく、加齢により動きが制限されるシニア犬にとっても食べやすい形状だと言えます。


「早食い防止」ができる犬の食器がある!?

自分の食器をくわえてこちらを見ているゴールデンレトリーバー 早食いはお腹を壊すなど体調不良の原因にもなり得るので、直してあげたい悪癖のひとつと言えます。

食事の量や時間を調節している場合であっても、食欲を抑えきれず早食いしてしまう愛犬の場合には、早食い防止用の食器をお勧めします。

突起が付いている皿

何も障害物のない皿に餌が盛り付けられていると、お口の大きな犬なら一口でパクッと食べてしまうことができるでしょう。

邪魔な突起があれば、そのような食べ方ができなくなります。

どうしても少しずつ食べることになり、早食い防止に役立ちます。

仕切りで餌を入れる部分が複数箇所に分かれている皿

人間が食事に使う食器でも、仕切りが入っていて盛り付ける部分が2箇所か3箇所に分かれているものがありますが、犬の食器でもそういった形状のものがあります。

人間用の場合には、単に複数のおかずを盛り付ける目的で仕切りを入れていますが、犬の食器の場合には早食い防止として役立つ場合もあります。

なかには仕切りと突起の両方が付いている皿もあります。

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犬の食器は「外出用」も用意しておこう

携帯水入れから給水しているキャバリア 愛犬を連れて旅行に行くときのために、外出用の皿も用意しておくと便利です。

愛犬を連れて旅行する予定がなくても、夏の散歩コースで水を飲ませたり、災害時の避難中に食事を与えたり、など様々なシーンを想定して持ち運びが出来るデザインのものを選びましょう。

カラビナ付きの皿

カラビナが付いているとバッグやリュックなどに引っかけて持ち歩くことができます。

プラスチック製で軽めのものが多いですが、普段使うのに使用することも可能です。

折りたためるタイプの皿

深めの皿でも、使用しない時は折りたたんで平らにすることができる犬の食器もあります。

犬を連れて旅行に行くときにピッタリです。

カラビナも付いていて折りたためるタイプなら、リュックやバッグなどに付けたときにもかさばりません。

犬の食器と一緒に水入れなどの周辺グッズも揃えよう

携帯水入れから給水しているキャバリア 愛犬が快適に食事ができるようこだわるのであれば、水入れやフードスタンド選びも大事です。

水入れ

水入れは深めの皿で代用することもできます。ケージなどに取り付けるタイプのものもあり、先端部分を押すと水が出て来る仕組みになっています。

少しずつしか飲めませんが、汚れにくいのが特徴です。

自力で水を飲めない子犬や高齢の犬用に使うスポイトもあります。

注射器のような形状をしているものが多いです。

流動食などを食べさせるときにも使われます。

フードスタンド

床や地面にそのまま皿を置くと低すぎて食べにくいため、フードスタンドを使ってちょうど良い高さにしてあげましょう。

皿や水入れとセットになっているフードスタンドもあります。

フードスタンドを使うことで、皿を置く位置が高くなるため、ゴミが入るのを防止するのにも役立ちます。

あまり高すぎても食べにくいため、首を少し下げたときの高さのものを選ぶとちょうど良いです。

足があまり長くない犬の場合には、フードスタンドは使わなくても問題ありません。

まとめ

女性から食器でエサを与えられているゴールデンレトリーバー 犬種によって体格や顔の形状には差があります。

どんな食器を選んだとしても餌を食べることはできますが、食事の度に大きい身体を縮こまらせたり、口が届きにくくて苦しそうにしていたりする様子を見たい飼い主も方もいないと思います。

犬にとって食事は楽しみの1つでもあるので、なるべく心地よい環境で餌を食べられるようにすることが大切です。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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