2017年10月13日

ペットシッターの選び方!料金やサービス、トラブル減少のコツついて

病気や事故などが無かった場合に、犬と一緒に過ごす期間は10年以上にも及びます。

可能な限り、自分で世話をしたいと思っていても、冠婚葬祭、飼い主の病気や出産、看護や介護など、どうしても忙しくて手が回らない事があります。

そういった場合に、飼い主の代わりに愛犬の世話をしてくれるペットシッターは一つの手段になります。

ペットシッターのサービス内容や料金相場、考えられるトラブル、トラブルを減少させる為のペットシッターの選び方、その他のトラブル減少法についてご紹介します。

ペットシッターへの依頼を考えている方は、ご参考ください。

ペットシッターとは?

散歩中の犬 ペットを飼う人が増加した事で、ペットシッターを利用する飼い主も増加しています。

具体的なサービス内容や、ペットシッターに預けた場合のメリットをみていきましょう。

ペットシッターのサービス内容

ペットシッターの仕事のメインは散歩の代行です。

仕事や旅行、急な外出時などに、飼い主の代わりに愛犬を散歩に連れて行ってくれます。

その他、愛犬の食事の準備をしたり愛犬の遊び相手の代行もあります。

また、郵便の受け取りなどの、「ちょっとしたこと」であればお願いすると引き受けてくれる事があるようです。

ペットシッターのメリット

ペットシッターに依頼するメリットの一つに、自宅に訪問して愛犬の世話をしてくれることが挙げられます。

その為、ペットホテルに預ける場合よりも、愛犬がリラックスした状態で居られる可能性があります。

また、時間の融通が利くフレキシブルさも大きな魅力です。

ペットホテルは、営業時間内に愛犬を引き取りに行けない場合に、追加で一日宿泊させることになります。

その点、ペットシッターであれば24時間いつでもお願いすることができます。

ペットシッターの料金

お札をくわえているフレンチブルドッグ
ペットシッターの料金相場(/1時間)
大型犬:3,000~4,000円
小型犬:1,500~2,000円
多頭飼いしている場合には、1匹増えるごとに1,000円前後の追加料金が一般的になります。

また、延長する場合は、30分あたり1,000円ほどかかります。

その他、出張費や交通費、打ち合わせ費、早朝や深夜に頼む場合には時間外料金が追加されます。

1日に複数回の依頼をする場合や、長時間の利用になる場合はペットホテルの方が割安になります。

1時間の散歩を依頼する場合は、ペットシッターの方が割安になります。


ペットシッターを頼むときのトラブル

クッションを壊している子犬 ペットシッターへの依頼時に、最も心配なのは予期せぬトラブルです。

起こりうるトラブルとして、以下のようなものが挙げられます。

最初から信頼関係を築くのは難しい

「はじめてペットシッターを利用した時に盗難を疑ってしまったが、ただ物の置き位置をかえられていただけだった。

知らない人を家に入れることに抵抗がのこっていたようで、必要以上に疑ってしまった。

気まずくてすぐに別の業者にお願いするようになったが、利用前に自分が安心できるまで話して信頼関係を築く努力を自分自身もしておくべきだった。」(32歳男性/会社員)
ペットシッターというサービスの性質上、見知らぬ他人に鍵を預けて家に入れることになります。

そのため、過去にはペットシッターによる金品の盗難に遭ったというケースも存在します。

もちろん信頼を失うことは仕事を失うことに繋がるので、盗難を行う従業員を意図して在籍させる業者はありません。

しかし「ここにあったはずのものが見当たらない?」「あれ?これ勝手に使ったのかな?」など、ふとした瞬間に依頼側が担当者に不信感を抱いてしまうことがあります。

些細なことであったとしても、それが不満として蓄積する事で、今後の依頼は難しくなります。

サービス内容に不満を抱く

「我が家は小型犬と中型犬を一匹ずつの多頭飼いでどちらも活発。二匹でリビングを走り回るのですが、帰って来た時に愛犬が空の水入れを一生懸命舐めている姿を見てびっくりしました。空になっているのにお水を入れないなんて・・・。

トイレシートの交換やおもちゃの後片付けといった他のお仕事が完璧だったからなおさら残念です。」(28歳女性/アパレル企画職)
ペットシッターが家にいる間、飼い主は留守にしている場合が多く、サービスを直接目にすることができません。そのため、期待していたサービスが行われていない可能性があります。

依頼する際に、何をして欲しいか、何をしなくていいか、を明確に伝える必要性があります。

愛犬が怪我をする、脱走する

「シッターさんの報告では特に問題なしだったのですが、隣人の方から犬がマンションの廊下を走ってたよーと聞かされて後日クレームをいれました。

冷静になってから考えると飛び出し癖をしつけていなかった私の責任ですが、報告なしがショックで他の業者さんに切り替えました。

自分の部屋が一階で、マンションといってもゴミ捨て場までの扉が終日開けっ放しなのでもし道路に出ていたらと考えるだけでゾッとします。」(29歳女性/営業)
かわいい愛犬を預けるうえで最も心配なのが、自分が家に帰るまで愛犬が無事でいるかだと思います。

見知らぬ人に世話をされる愛犬は、普段よりも精神的に不安定になっていると言えます。飼い主が不在の間、どのような行動に出るかはわかりません。

ペットシッターには犬の扱いに慣れている事が求められますが、それでも行動の制御が出来ない可能性があります。

飼い主でも手に余る癖がある場合は、その問題を解決してからペットシッターに預ける事をお勧めします。

散歩中にトラブルになる

「いつも大人しくて私の横を歩く犬なのに、散歩中ひっぱりと蛇行がひどく困ったと報告があった。普段の様子からは想像できないけど、部屋に設置したお留守番WEBカメラでもいつもより興奮気味に走り回り吠え掛かっているところがうつっていたので納得しました。

うちの犬は自分以外と接する機会が少なかったので、見知らぬ人が来て気が立っていたのかもしれません。」(30歳男性/会社員)
最もトラブルが多いのは散歩中になります。

慣れない人間に連れられて興奮している犬は、普段よりも周りに敏感に反応することがあります。

愛犬が歩行者などに怪我を負わせてしまった場合、大きなトラブルに発展する事があります。

よくしつけられた大人しい犬であっても、普段と異なる環境では予期せぬ行動をする事があります。

ペットシッター利用におけるトラブルを減少するためには

ベッドで寝ているフレンチブルドッグ トラブルに遭うリスクは、利用者とペットシッターの双方が注意をして減少させる必要があります。

良質なサービスを受けるために、飼い主は以下の点を心得ておきましょう。

サービスの口コミを事前に確認する

業者選びでは、料金以上にサービスの質が重要です。

事前説明が丁寧か、ペットシッターに経験があるか、犬の世話について深い知識をもっているかなどを必ず確認しましょう。また、口コミや近所での評判も確認しましょう。

保険に入っている業者を選ぶ

保険に加入している業者であれば、愛犬が怪我をした場合などもすぐに治療費を請求することができます。

シッティング中のトラブルはペットシッターにも過失がありますが、保険がないと対応が遅れてしまうので注意しましょう。

詳細な打ち合わせを行う

最も重要な事は、トラブルを減少させる為に事前に詳細な打ち合わせを行うことです。

ペットシッターに依頼する方は忙しい場合が多いですが、打ち合わせの時間は何とか捻出してください。

このときに、愛犬の好みや性格、癖、食事の場所、サービスの内容などについて詳細を話し合う必要があります。

お試しの散歩を行う

業者によっては、お試しの散歩をしてくれる事があります。

飼い主が在宅時に一度散歩をお願いしておくことで、知らない人に散歩に連れて行ってもらった場合の愛犬の反応が分かるので安心です。

また、一度のお試しをする事で多少の慣れも出る場合があります。

ペットシッターが立ち入れる範囲を決める

家の中でペットシッターが立ち入れる範囲をあらかじめ設定しておきましょう。

入れる部屋やドッグフードなど必要なものが置いてある場所を明示しておくことで、トラブルを減少させる事が出来ます。

こまめな報告をお願いする

シッティングをはじめるとき、エサをあげるとき、サービスが終了して家に帰るときなど、逐一写真付きで報告してもらいましょう。

これは、確実にサービスを受けるためには非常に有効な手段です。また、少し料金をプラスすることでムービーを送ってくれる業者もあります。

監視カメラを付ける

確実な方法の一つに、シッティングを行う部屋を指定して監視カメラを取り付ける方法があります。

監視カメラを付けるときには、ペットシッターにもあらかじめ告げておきましょう。

録画されることを拒否するようであれば、違う業者に依頼することをお勧めします。

まとめ

男性と散歩しているゴールデンレトリバー ペットシッターは、比較的新しいサービスの形です。そのため、サービスの利用に不安を覚える方も多いでしょう。

しかし、飼い主が忙しくて散歩に行けない犬はストレスや寂しさを溜め込んでしまいます。

上手にペットシッターのサービスを活用して、愛犬の心と体の健康を守ってあげてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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