2018年1月12日

犬が「後ろ足」だけで立つ理由とは?

愛犬が前足を持ち上げた状態で、後ろ足だけで立っているところを目撃した飼い主の方も少なくないのではないでしょうか。

では、後ろ足だけで立っているときの感情についてはご存知でしょうか。

犬が後ろ足で立つ時の理由について、ご紹介していきます。

理由①嬉しい

犬が餌を目掛けて後ろ足で立っている様子 犬が嬉しい時に後ろ足で立つ状況や理由などをご紹介します。

大好きな人に会えて嬉しい

犬が後ろ足で立つ時は、嬉しい時、楽しい時があげられます。

家族や、大好きな人に会えた時、思わず立ち上がって全身で喜びを再現します。

こういう時は撫でてあげて、自分も会えて嬉しい気持ちを伝えてあげましょう。

ご飯やお散歩が待ちきれない

目の前でご飯の準備をしている時や、お散歩に行きそうな気配を感じたときに、嬉しくなって立ち上がることがあります。

早く食べたい、遊びに行きたいという気持ちからこのような行動に繋がる犬が多いようです。

理由②何かを要求している

犬が何かを要求しているような様子 犬が嬉しい時に後ろ足で立つ状況や理由などをご紹介します。

おねだり

椅子に座っている飼い主に向かって、立ち上がって前足を乗せたり、飼い主の顔を覗き込むように後ろ足で立つことがあります。

これは、おやつが欲しい、撫でて欲しい、構って欲しいという気持ちの表れです。

膝の上に前足を乗せるのはかわいい仕草ですが、それに負けておやつをあげないようにしましょう。

おねだりからおやつをもらえる事を学習して、毎回おねだりをするようになるので注意が必要です。

甘えたい

飼い主の顔に自分の顔を近付けたい時や、抱っこして欲しい時など、後ろ足でたつことがあります。

犬は大好きな飼い主の顔に自分が近付くことで安心感を得ます。

こちらをじっと見て立ち上がるようなことが多ければ、抱っこしてスキンシップをとってあげましょう。

遊んで欲しい

後ろ足で立ち上がりながら、落ち着きがない様子を見せている、家族の足を前足でカリカリするような時は、「一緒に遊ぼう」の合図です。

室内でボール遊びをしたり、お散歩に出かけてあげたりすると犬との絆が深まります。

テーブルの上など高いところの食べ物が欲しい

料理中や食卓にご飯が並んでいる時に、美味しそうな匂いがすることから近くで匂いを嗅ごうとしています。

この仕草は人間の子供のようでとても可愛いものですが、人と犬の食事はしっかり分けるのが鉄則です。

犬は非常に頭がいい動物なので、毎日匂いを嗅いでいるうちにどうやって食べることが出来るかを思いつき、ある日突然実行します。

いつも置いていて大丈夫だからと油断せずに、基本的に食べ物は片付ける癖をつけましょう。

一緒に仲間に入りたい

楽しそうに話をしていたり、美味しそうなものを食べていると、後ろ足で立ち上がって見にきたり、仲間に入れてと前足でカリカリして来ることがあるかもしれません。

しかし、「人間用の料理は食べることが出来ない」としつけを徹底するようにしましょう。ご飯の時に大人しくできていたら褒めてあげましょう。


理由③不安・緊張・警戒している

犬が後ろ足で立っている様子

飼い主に助けて欲しい

お散歩中、知らない人に会ったり、車の多い道に差し掛かった時に、後ろ足で愛犬が立ち上がってこちらを見つめてきた時は、怖くて飼い主に助けを求めている可能性があります。

不安そうなそぶりを見せたら、抱っこをしてあげたり、体を抱き寄せて安心させてあげましょう。

緊張している

例えば、知らない人や子供にリードを持たれた時に立ち上がる場合は、緊張している可能性があります。

そういった時には、リードを持っている人が優しく話しかけながら撫でてあげる必要があります。

まとめ

犬が後ろ足で立っている様子
犬が後ろ足で立つ様々な理由をご紹介しました。

今後、愛犬が立っているのを見つけたら、どういった気持ちで立っているのかを観察してあげてください。

また、後ろ足で立つことで腰や股関節に大きな負担がかかる犬種や年齢、個体も居るので、そういった場合には後ろ足で立つ癖がつかないように注意が必要です。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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