2018年4月6日

【飼い主の条件あり?】譲渡会で犬を引き取る方法とは

犬を飼い始めるときには、ペットショップやブリーダーから子犬を購入する人が多いかもしれません。

しかし、里親になって保護されている犬を引き取るという方法もあります。

そして、里親になりたい人が保護犬たちに会うために開催されているのが「譲渡会」です。

ここでは、譲渡会の特徴や譲渡会で出会った犬を引き取るときの流れ、里親になる条件などについてご紹介します。

犬の譲渡会とは

舌を出す犬 犬の譲渡会とは、新しい飼い主を探している捨て犬や保護犬たちと出会うことができる場です。

自治体の動物愛護センターや動物愛護の民間団体などが譲渡会を開催しており、里親を希望する人たちが家庭に迎え入れる犬を探すために集まります。

譲渡会に参加するためには、あらかじめ犬の飼育に関する講習会に参加しなければいけないことがあります。

特に自治体が開催する譲渡会では、講習会受講を義務付けていることが多いようです。

なお、譲渡会で犬を引き取って里親になる場合は基本的に費用がかかりません。

しかし、犬を引き取るときの送料や混合ワクチン代、去勢費用などは里親が支払うことになります。

犬を飼い始めるときには首輪や犬用トイレなどをはじめとした生活用品を買い揃えなければいけません。

そのため、里親になるときにはある程度の出費があることを頭に入れておきましょう。

犬の譲渡会の流れ

寄り添う人と犬 譲渡会で出会った犬を引き取るまでのおおまかな流れは、以下の通りです。

・譲渡会に足を運んで飼いたいと思う犬を探す
・希望の犬がいたら、団体のスタッフと交渉を行う
・里親希望者と団体の間で合意が得られたら、トライアル日程を調整する
・数日~数週間ほどトライアルを行い、犬との相性を確認する
・無事にトライアルが終了したら、正式に譲渡手続きを行う
・譲渡後は、問題なく飼育が行われているかの追跡調査が行われる

なお、譲渡会の流れは開催している団体によって多少違いがあります。

譲渡会に足を運ぶときには、まずは犬の譲渡会を開催している団体のホームページをよく確認するようにしてください。


譲渡会で犬を引き取る条件

後ろから飼い主に抱きしめられる犬 譲渡会で飼いたいと思う犬に出会えても、誰でも犬を引き取れるわけではありません。

犬が新しい飼い主のもとで幸せに暮らせるように、里親には条件が設けられています。

里親になるために定められている条件は譲渡会によって異なりますが、主に以下のようなものが挙げられます。

・ペット可の住宅に住んでいる
・犬を室内飼いできる環境にある
・同居している家族の同意を得ている
・単身者ではない
・高齢者ではない
・乳幼児がいない
・自宅を留守にする時間が少ない
・不妊手術を受けさせる
・狂犬病予防接種や混合ワクチン接種をさせる
・生涯責任をもって飼うことができる

里親になる条件は決して緩くはなく、一部では厳しすぎるとの声もあるようです。

しかし、保護されている犬たちは過去に虐待に遭ったり捨てられたりしています。

そのため、安心して生涯暮らせる家族を見つけるためには慎重にならざるを得ないのです。

譲渡会で犬を引き取って里親になるためには誓約書などを記入する必要もあり、「これならペットショップで買ったほうが手っ取り早い」と思うかもしれません。

しかし、厳しい条件も誓約書も全ては犬の幸せのためです。犬を飼いたいという人は、ぜひ譲渡会に足を運んでみてください。

まとめ

顔を合わせる飼い主と犬 犬を飼うときには、ペットショップやブリーダーから購入するのが一番簡単かもしれません。

しかし、この世には新しい家族を必要としている不幸な犬たちがたくさんいます。

ぜひ譲渡会で犬を引き取って、1匹の不幸な犬を幸せにしてあげてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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