2018年1月11日

都会型巣穴?犬用ベッドの選び方とは?

家族の一員ともいえる愛犬が、ゆっくりと休むことができる寝床を与えていますか?

犬用ベッドと聞くと「犬にベッドは必要なのか?」と感じる方も少なくないのではないでしょうか。

かつて、番犬として飼われていた犬は「犬小屋」を与えてもらっていました。

現在は室内で生活を共にするスタイルが増えてきているので、犬小屋は必要ないと考えられますが、犬は本来巣穴で暮らす習性があるので「犬の専用スペース」としての犬用ベッドは、実は犬にとって重要なものだといえるのです。

犬にとってのリラクゼーションスペースである、犬用ベッドの上手な選び方を紹介します。

犬の「巣」代わりの犬用ベッドとは?

ベッドに入る3匹の子犬 犬は自分の専用スペースとして巣をつくる習性があります。

自分のお気に入りのオモチャを持ち込んだり、自分で巣の環境を整えたりすることもあります。

犬にとって、飼い主と共に過ごす時間も有意義ですが、自分の専用スペースでゆっくり休むことも必要な時間なのです。

犬用ベッドに必要な条件とは?

顔を近づける2頭のビーグル 犬は個性が豊かな動物ですから、それぞれ個体差があるといえます。

この犬種にはこのベッドというように線引きをするのは難しいことなのですが、犬用ベッドに求められるのは次のような条件だといえるでしょう。

・犬の体格よりも一回り以上大きなもの
・枕やソファのひじ掛けに頭をのせて寝るのが好きな場合は枠付きにするなど、愛犬の睡眠習慣に合わせたもの
・愛犬が隠れることが好きな場合は柔らかい素材や目隠しになるような天蓋つきにするなど性格に合わせたもの
・手入れが簡単な素材のもの
・愛犬が疎外感を感じない場所に設置できるもの

上記の条件を満たした犬用ベッドが理想的ですが、愛犬の性格や住宅環境に合わせたものに臨機応変に修正してください。

汎用品の犬用ベッドの利用は?

室内で遊ぶ2頭のジャックラッセルテリア 犬は巣穴で暮らす習性があることは既に紹介しました。

汎用品のベッドはこの犬の習性を考えて作られているものも多く、愛犬にとって快適なスペースとなると考えられます。

愛犬にとって快適な犬用ベッドの汎用品は次に挙げる3つのタイプだといえるでしょう。

マットレス、クッションタイプ

名前のとおりマットレスやクッションの形状のもので、サークルやゲージ、クレートの中に設置する目的で作られています。

部屋の中に置くと四方が解放されているために落ち着かない犬がいる可能性があります。

カドラータイプ

クッションで四方を囲ったタイプです。

段ボール箱をイメージするといいかも知れません。

枕や肘置きに頭をのせて眠るのが好きな犬にはおすすめのタイプだといえます。

大きさも選べるので犬種を問わず使用することができます。

ドームタイプ

巣穴のイメージに最も近いタイプです。

かまくらをイメージするような感じで、室内型の犬小屋と考えても良いでしょう。

犬用ベッドの選定時に気を付けるべきこととは?

枕に顔をうずめるパグ 汎用品の犬用ベッドも種類が増え、愛犬の好みに対応できるようになってきています。

犬用ベッドの選定のポイントは「メンテナンス性の高さ」だといえるのでこの点に注目してください。

愛犬の好みがドームタイプのベッドであっても、マーキング癖のある犬では清潔な状態で過ごすことが困難になるために不向きだといえます。

野生で暮らしている訳ではないので、犬用ベッドも清潔に保ってやることが飼い主の責任だといえるでしょう。

メンテナンス性の低い犬用ベッドでは、清潔に過ごすことが難しくなってしまいます。


まとめ

犬用のベッドで寝る犬 人間と生活を共にする愛犬のために、少しでも快適な環境を与えてやりたいものです。

犬の習性を考えれば、巣穴に戻って眠ることが犬にとって最高の環境だといえるでしょう。

しかし、飼い犬として飼われている犬に巣穴を提供するのは非現実的だといえます。

そこで愛犬にとって少しでも快適で、人間生活と共存することができるのが犬用ベッドだといえるでしょう。

個性豊かな愛犬のために最適な睡眠環境を提供してあげてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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