2019年3月21日

子犬が首輪を嫌がる理由と対処法

犬に首輪を初めてつけた時の反応はさまざまです。

首輪を嫌がらずすぐに慣れたというケースから、はずれるまで暴れるというケースもあり、お散歩デビューを控えて心配に思う飼い主さんもいらっしゃることでしょう。

そんな時は、首輪を嫌がる理由を理解して、無理をさせることなく徐々に慣れさせることが大切です。

今回は、子犬が首輪を嫌がる理由と対処法について解説していきます。

犬が首輪を嫌がる理由①　時期が早すぎる

犬にとって新しい環境、始めて見る人達になじんでいくには時間が必要になります。

環境や人の変化に慣れてもらうことが第一で、信頼関係を築けていない段階で首輪という異物を受け入れるということはハードルが高くなってしまうのです。

まずは首輪をつけることよりも信頼関係を築くことを優先して、ある程度の環境への慣れと信頼関係を築いてから首輪をつけることにトライしましょう。

犬が首輪を嫌がる理由②　首輪がゆるすぎる、きつすぎる

成長することを見越して首輪のサイズを大きめで購入する方が多いですが、当然犬も首輪がはずしやすくなります。

サイズが大きいことで重たく、首に負担を感じてはずしたがる場合もあります。

逆にきつめの首輪をしていると皮膚に炎症を起こして、そのことでさらに首輪が嫌いになってしまうということが起こるので要注意です。

首輪の適切な締め付けは、首輪の間に指が一本から二本が入る程度の締め付けです。

感覚が掴めない時は、ブリーダーさんやショップの店員さんに見繕ってもらうと安心ですよ。

犬が首輪を嫌がる理由③　首輪の素材や形が合わない

首輪の形態やデザインはどんどん多様化しているので、子犬が嫌がった場合は種類を変えてみるというのもひとつの方法です。

ベルトで固定するタイプの首輪が一般的なイメージですが、子犬のお散歩デビューが心配な場合はソフトタイプのハーネスなどが安心かもしれません。

ショップによっては子犬用の首輪が用意されていたりもするので、まずはどんな種類のものがあるかリサーチしてみましょう。

子犬の首輪トレーニングのコツ

はじめての首輪で意識して欲しいのは、この三点です。


首輪の重みや窮屈さを印象付けてしまうと、子犬は今後も首輪を”嫌なもの”と認識してしまいます。

おやつをあげている途中にリボンやバンダナなど負担のすくないものを巻いてみて、徐々に慣れてもらうようにしましょう。

その前後でお気に入りのおもちゃやおやつといった「ご褒美」を利用すると首輪への印象がよくなります。

また、大きなチャームや結び目があるようなデザインは視界に入りやすく、首輪を強く意識してしまうので、まずはシンプルで軽量なデザインを選ぶことをおすすめします。

初回はほんの数秒、次は１分、次は遊んでいる間……と、少しずつ時間をのばしていけば、すぐにはずされるという安心から首輪への抵抗も高まりにくくなります。

あくまで”焦らず徐々に”を頭に置いておきましょう。


散歩や通院など、首輪は犬の生活で必須となるアイテムです。

できるだけ嫌な記憶をつくらないよう、根気強く首輪に慣れてもらいましょう！