2018年6月19日

愛犬のためのDIY(手作り)教室〜ペットサークル~

子犬を飼い始めるときには、買い揃えるものがたくさんあります。

その一つである愛犬用のペットサークルですが、いざ購入しようと調べると、意外と値段が高い商品が多いことに驚かれたかもしれません。

DIYで手作りしてしまえば、安価で愛犬専用のペットサークルを手に入れる事ができます。手作りできない愛犬グッズもありますが、サークルであればDIYも十分可能です。

愛犬のために、可愛いペットサークルを手作りしてみてあげてはいかがでしょうか。

ペットサークルの必要性

庭の大きなフェンスの中に犬が居る様子
愛犬を室内で飼っている人の中には、犬用のサークルを用意されない方もいます。

室内飼いであったとしても、愛犬用にサークルが必要な理由は、以下の3点が挙げられます。

ペットサークルが必要な理由1. 犬がリラックスできる

犬をサークルに入れるのは檻に閉じ込めるようでかわいそうと感じる飼い主も多いと思いますが、人間と犬の感覚は異なります。

犬が野生で生きていた頃は巣穴で生活していたので、狭いところにいると落ち着くという本能があります。

家の中に巣穴の役割をするサークルがあれば、犬は安心してリラックスすることができます。それは、自然と穏やかで落ち着いた性格に育っていくことに繋がります。

ペットサークルが必要な理由2. しつけがしやすくなる

飼い犬がわがままで困っているという人を見たことがあると思います。

これは、飼い主と犬の間で正しい上下関係を築けていないことが原因です。愛犬とは友達のような関係になりたいという人もいますが、人間と犬が平和に暮らすには飼い主がリーダーである必要があります。

人間と同じ行動範囲で生活させていると、犬は自分が上だと考える可能性が高くなります。飼い主と違う生活スペースを与えることにより、犬は飼い主を目上の人間だと認識しやすくなるのです。

ペットサークルが必要な理由3. 思わぬ怪我から守れる

飼い主の留守中にイタズラをして怪我をする犬は少なくありません。

ある程度しつけがされた犬であればその可能性も少なくなりますが、何もわからない子犬であれば大怪我をしてしまうことがあります。

サークル内は安全なので、飼い主がいない間の事故を防ぐことができます。

長時間にわたって家を留守にするのであれば、愛犬はサークルに入れておくようにしましょう。

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次ページ:サークルを手作りするメリット

サークルを手作りするメリット

サークルの中から犬が手を出している様子 多くの飼い主は愛犬用のサークルを用意する際に、ショップで購入するか自宅で手作りされています。手作りには、以下のようなメリットがあります。

愛犬用サークルを手作りするメリット1. リーズナブル

DIYで手作りするメリットの一つに、リーズナブルな点が挙げられます。市販されているサークルの価格は様々ですが、サイズが大きいものであれば比例して高くなる物が多いです。

しかし、手作りで愛犬用サークルを用意すれば出費を大幅に抑えることができます。

愛犬用サークルを手作りするメリット2. サイズや形が自由自在

サークルを部屋のレイアウトに合わせて自由にデザインできるのも、手作りの大きなメリットです。

置きたい場所にぴったり合う愛犬用のサークルを探すのは難しいですが、手作りであれば思った通りのサイズやデザインにできます。

愛犬用サークルを手作りするメリット3. 成長に合わせて変更できる

飼い主が愛犬用のサークルの購入をためらう理由のひとつとして、愛犬の成長に伴って買い直す必要性が考えられます。

しかし、自分で手作りできればその心配がありません。大きいサイズのサークルが必要だと思ったら、すぐに用意してあげることができます。


サークルを手作りするデメリット

サークルの中でポメラニアンが伏せている様子 サークルを手作りするメリットは多くありますが、デメリットもあるのでご参考ください。

愛犬用サークルを手作りするデメリット1. 時間と手間がかかる

サークルを作るには、材料を買い揃える必要があります。多少の時間と手間がかかるので事前の心構えが必要になります。

愛犬用サークルを手作りするデメリット2. きれいに仕上がらない

きれいに仕上がるかどうかは個人の力量によりますが、市販のサークルのように仕上げるのは難しくなります。

手作り感が好きでない方は、購入されることをおすすめします。

次ページ:サークルのサイズ

愛兼用のサークルのサイズ

大きなサークルの中にゴールデンレトリバーが居る様子 手作りする際に考えなければいけないのが、サークルのサイズです。大きすぎるとスペースの確保が難しく、小さすぎると愛犬に窮屈な思いをさせる事になります。

愛犬の大きさに合わたり、部屋のデッドスペースを探してベストなサークルのサイズを考えましょう。

サークルの理想サイズは愛犬がゆったり出来る程度の大きさになります。愛犬がサークル内を無理なく一周できて、真ん中で伏せができれば問題ないでしょう。

愛犬が成長したときのことを考えて、サークルはやや大きめに作っておくと長く使うことができます。

また、サークルの高さも重要です。元気いっぱいの犬は、ジャンプして脱走してしまうこともあります。最低でも愛犬の高さの1.5倍はあるサークルを作りましょう。

愛犬専用のサークルの作り方

キャバリアコッカースパニエルの子犬たちがサークルの中からこちらを見ている様子 ここでは、愛犬専用のサークルの作り方をご紹介します。

時間と手間はかかりますが、手順そのものは意外とシンプルです。かわいい愛犬のために、サークルを手作りしてあげる参考にしてください。

愛犬専用サークル作りの材料

ワイヤーネット

ホームセンターや百円ショップで購入できます。100円~1万円ほどの物があります。相場としては、1枚1000円~1500円前後。作りたいサイズに合ったものを選んで購入しましょう。

結束バンド

ワイヤーネットを繋げる際に必要です。位置としては、最上部と最下部を重点的に繋ぐ事で誤飲などを防ぐ事が出来ます。針金は誤飲時に危険なので使用は控えましょう。

重石になるもの

サークルを安定させるために必要です。水を入れた2Lのペットボトルなどでも代用できますが、収れん発火が起こって火災になる場合があります。太陽光がよく当たる位置などに置く事は控えましょう。

作成手順

・ワイヤーネットを結束バンドで固定して組み立てます。ワイヤーネットが小さい場合は、2枚使ってサイズを合わせましょう。

・ワイヤーネットだけでサークルを手作りすると、犬がぶつかった際に位置がずれます。重石となるものをサークルの4つの角に固定させてください。どのくらいの重さの重石にするかは、犬の力の強さや体の重さを考慮して決めましょう。

次ページ:サークルを利用するときの注意点

愛犬専用のサークルを用意するときの注意点

犬が鳥かごの中に居る様子 サークルは、愛犬にとって自分だけのテリトリーです。サークルを用意するときは、リラックスできる快適な場所になるように配慮してあげることが大切です。

サークルの設置場所

サークルを置く場所は、愛犬が落ち着ける場所にしましょう。屋外の物音が聞こえやすい入り口近くはあまりおすすめしません。

部屋の奥のほうにサークルを設置してあげましょう。また、家族が生活するスペースの近くに置いてあげると愛犬が寂しがりません。

気晴らしできる物を入れる

犬の噛む力は想像以上に強く、それはかわいい小型犬であっても例外ではありません。

サークルをかじって壊さないように、気晴らしのできるおもちゃやタオルを入れておきましょう。

はじめは様子を見る

愛犬がくつろげる場所であるサークルも、慣れるまではそわそわしてしまうかもしれません。

初めてサークルに愛犬を入れるときには、そばにいて様子をみてあげましょう。慣れない場所に長時間入れるとストレスになってしまうので、始めのうちは数分だけ入れて慣れさせてあげてください。

まとめ

サークルの中で犬が物欲しそうに何かを見ている様子
犬のサークル作りの手順はシンプルですが、DIYに慣れていない方にとっては大変かもしれません。

しかし、活動量や体格など、愛犬のことを考慮したサークルが作れるのはDIYする一番のメリットと言えます。

サークル作りの材料は簡単に揃うので、チャレンジされてみてはいかがでしょうか。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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