2017年12月5日

ペット可マンション内見のコツ！人気イヌスタグラマーと実践レポート［湘南秋谷エリア］

「犬の健康面を考えて…」
「愛犬との暮らしをもっと快適にしたい！」

色々な目的はあっても、いざ内見の日になるとなんとなく部屋を眺めて終わってしまうことってありますよね。

今回は、愛犬家から密かに支持されている湘南エリアで、実際に内見を行ってきました。

(協力：湘南海辺不動産株式会社 担当：阿部さま)

愛犬家は物件の「ココ」を見ている！

物件探しを成功させるためには、まずは“何に悩んでいるか”を明確にし、そのために“何があると快適か”を知っておきましょう。

それだけで内見の内容も充実しますし、その繰り返しが理想の家との出会いにつながります！

とはいっても、ゼロから課題を見つけ出すのは難しいですよね。では他の愛犬家の方はどんなことで悩んでいるのか、参考までにご紹介させて頂きます。


特に多い意見から順にピックアップしたので、共感できるものがいくつかあったのではないでしょうか？　

悩みが抽象的なままでは解決策も思うように出てきませんが、このように具体的になっていれば、自ずと物件で見るべきポイントも絞られてきます。

今回は、こちらで挙げた悩みを持った人物像（Aさん）をモデルとして、実際に内見を進めていきましょう。

実際にワンちゃんと「グランシティユーロリゾート」を内見！

エントランス部分では「ココ」を見る！

【Check.1】開錠の仕方は？

暗証番号を押すタイプ、鍵穴を回すタイプ、専用のカードを特定の場所にあてるタイプなど、エントランスの解除方法にも色々な種類がありますよね。

こちらの物件は入居者の目（虹彩）の認証でも開錠が出来るようです。多頭飼いで両手が埋まりやすいご家庭にとってはかなり魅力的な設備。

【Check.2】犬連れの際の動線は？

犬専用の足洗い場が設置されているのであれば、その位置も実際に確認しておきましょう。

一つ目は正面から直行できるのか、また足洗い場から玄関への行き来はどうなるのか、動線によってはその利便性も大きく変わります。



正面から足洗い場へ直行できる道があり、ドアの開閉も必要ないのでかなりスムーズ。さらに足洗い場の奥からエントランス入り口までそのまま歩いて行けました。



そばにはリードフックがあるので、一匹ずつ足を洗うことも可能。地面に置きたくない荷物をかけておくのにも便利ですね。

玄関では「ココ」を見る！

【Check.1】ドアの広さはどのくらい？

二頭連れでも楽々入れるような広さはポイント高め。一緒に歩いて出る分には多少狭くてもまったく気にならないのですが、愛犬をキャリーに入れて連れ出す時が難しいんですよね。

【Check.2】玄関の靴箱は要チェック！

散歩グッズを玄関周辺にかためて置いておければ便利ですよね。

靴箱上が物を置ける形状だったり、靴箱収納自体が大きいとリードやお散歩バッグの置き場所にも困りません。



こちらの物件の靴箱は縦に大きく、中に鍵などをかけるためのフックがついています。ここにリードやバッグをかける、というのもアリですね。

部屋の中では「ココ」を見る！

【Check.1】段差は少ない方がいい

愛犬と長く暮らすことを考えると、段差が多いレイアウトの物件は避けたいところです。

段差が少なければシニア期になっても行動範囲が狭まりませんし、ヘルニアなど腰への負担がきっかけとなる病気の予防にもつながります。

フラットな空間は”掃除がしやすい”など、飼い主にとってのメリットもたくさんあります。

【Check.2】収納はいくつ、そしてどこにある？

収納の大きさをチェックする方は多いと思いますが、意外と収納の設置場所や数を気にする方は少ないのではないでしょうか。

犬と暮らす場合は、ド―――ンと大きい収納がひとつ設置されているよりも、適度な大きさの収納が各所にあるレイアウトの方が便利です。

犬と人間の生活スペースに合わせて収納を分けたり、愛犬の身近に置きたくないものをしっかり遠ざけて収納できたりと、荷物の住み分けが簡単になります。



（廊下収納）縦に大きい収納なら、上下で「飼い主のモノ」「愛犬のモノ」と分けることもできますね。



（クローゼット収納）寝室のウォークインクローゼットは衣服だけでなく、犬が近づくと危ない精密機器類などをまとめてしまうのもアリです。

【Check.3】日当たりや気候はエリアで違う

内見をする一番のメリットは、書面上ではわからないことを確認できる点です。特に日当たりなどは、エリアによっては一般論とまったく違うことだってあります。

例えば「西向き」と聞くと日当たりに不安を感じますが、今回の秋谷エリアの場合はむしろ”好条件”なのです。西側がひらけているうえに海沿いに面しているため、部屋の中が常に「オーシャンビューの特等席」という印象でした。



部屋の中に長ーく設置された鏡、実はここにベランダからの景色が映るようになっています。湘南エリアの魅力を活かしたインテリアだったわけです。



（室内の鏡）部屋の手前側から鏡をのぞくと、ちょうと海の向こうの富士山まで映ります。夕食時は部屋の中でもダイヤモンド富士を拝める、という贅沢さ。こうした細かい配慮は、実際に足を運ばないと体感できませんね。

【Check.4】バルコニーは活用シーンも想像してみよう

部屋の中からフラットに続いているバルコニーは屋根付きで、散歩にいけない雨の日も助かる設備です。自宅ドッグカフェやプライベートドッグランなど、色々夢が膨らみますね。



部屋とバルコニーの間に大きな段差はなく、ケージなども気軽に移動させられてなにかと重宝できそうなスペースです。

【チラ見】浴室が広いと自宅シャンプーの選択肢も

小型犬なら「洗面台で済ませられる」というご家庭も多いですが、中～大型犬だとそうもいかないですよね。

飼い主と愛犬が一緒にはいっても十分スペースに余裕があるとなれば、自宅シャンプーという選択肢もでてきます。その際はすのこやマットなど、足場が滑りにくくなるよう工夫してあげて下さいね。



ここは浴槽が深くちょうど腰かけやすい高さだったので、愛犬を洗う時も中腰にならなくて済むような気がします。

内見の帰りは「ココ」を見る！

【Check.1】散歩コースを想像してみよう

犬との暮らしにおいて、毎日の散歩コースの確保はかなり重要……。

せっかく内見にきたのであれば、帰りは少し歩いて周辺の道もチェックしておきましょう。車の往来や街灯の数など、地図ではわからないことがたくさんありますよ。

この物件も目の間がバス停という好立地ではありましたが、パッと見では散歩コースに悩みそうな印象でした。ただ、家の前の道路を渡った先は静かで、海まで続く一本道という最高の散歩コースが。

実際の散歩コースを”チラ見せ”

家の前の道路を渡ると、細い道が続いています。


歩くこと3分で、海岸に到着しました。


レトロスペクティブな小道を抜けると一気に視界が開けるという、かなりお洒落な展開。この周辺で散歩コースで悩むことはまずなさそう……。

【Check.2】周辺スポットは暮らしの参考に

休日のおでかけも、せっかくなら愛犬と一緒がいいですよね。周辺スポットは地図でも十分探せますが、”犬OK”と書いていないところも多々あるので、試しに物件の担当者の方に尋ねてみるのもおすすめです。

周辺で犬OKなスポットが多いということは、愛犬家の方が多く住むエリアである可能性も高いでしょう。犬連れへの理解がある環境なら、きっと住み心地もいいはず！

そんな風に、周辺スポットからリアルな暮らしを想像することも、物件探しのひとつの楽しみです。

■立石公園

高さ12mもある巨岩が波打ち際に突き出している「立石」、景勝地として広く知られ、画家や写真家も多く訪れるスポットです。

美しい自然風景の中を愛犬と歩けるなんて、なかなか無い機会ですよね。

■子安の里　まりん（レストラン）

しらす丼など海鮮メニューを愛犬とテラス席で楽しめます。「テラス席なら犬OK」というお店は最近多くなっていますが、子安の里　まりんではプライベートドッグラン（※）まで用意されています。

完全貸し切りなので、恥ずかしがり屋のワンちゃんでも安心して過ごせますよ。
（※　1ブース：1h/500円　以降30分毎/250円）

■大楠山

ペットとハイキングを楽しめる大楠山は、アクティブな愛犬家の方もたくさん訪れます。登るコースは少々大変ですが、頂上に着いた時の達成感はかなりのものです。

頂上のスペースはとても広く、設置されているベンチなどでお弁当を食べることも出来ます。展望塔からのパノラマ風景は圧巻です！

■SYOKU-YABO農園

大楠山のふもとにある青空食堂「SYOKU-YABO農園」は、屋台や野外ステージなど、食をあらゆる角度で楽しめるスポットです。

名前の通り食への野望を追求し、化学肥料や農薬を一切使わず自家栽培したものを自分たちで調理して提供しています。

畑を中心とした自然あふれるスペースが魅力で、ほどよい非日常感を味わえます。


▼秋谷エリア「犬OK」スポット一覧（＆散歩コース）

優先度を整理しておけば内見もスムーズに！

内見の内容を充実させるためには、普段から「あ、これ不便かも！」と気づく度にメモする習慣をつけてみることをおすすめします。

ひとつひとつの悩みは本当に些細なものでもOK。重要なのは、その悩みに出くわす頻度です。

例えば、毎日必ず散歩に行くというのであれば、解決の優先度も高くなるわけです。

このように悩みの優先度を整理することで、自分の中のぼんやりとした“理想の家”像を、どんどん具体的にした上で内見に臨みましょう！

・内見写真いろいろ・